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更新日:2012年12月6日

担当:九州農政局徳之島用水農業水利事業所

徳之島動植物図鑑

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徳之島ミニ百科

 

奄美群島を含む南西諸島は「東洋のガラパゴス」と呼ばれ、独自の進化を遂げた貴重な生き物たちがたくさん生息しています。また、植物もトカラ列島を北限とする亜熱帯性の植物が多数分布しています。希少動植物が存在している理由は、南西諸島が大陸とつながっていた太古の時代に動植物達が島に渡り住み、その後、島として分離されその島固有の姿や生態を維持してきたからだといわれています。 

 

動物編

奄美群島には8種類の国指定の天然記念物が生息しています。そのうち徳之島には6種の国指定天然記念物が生息しています。

 

徳之島の天然記念物

指定区分

種名

所在地

指定年

国指定特別天然記念物

アマミノクロウサギ

奄美大島・徳之島

1963

国指定天然記念物

アカヒゲ

男女群島から西南諸島

1970

国指定天然記念物

オカヤドカリ

小笠原諸島・南西諸島

1970

国指定天然記念物

カラスバト

伊豆諸島から南西諸島

1971

国指定天然記念物

トクノシマトゲネズミ

徳之島

1972

国指定天然記念物

ケナガネズミ

奄美大島・徳之島・沖縄本島

1972

 

アマミノクロウサギ→

分布

奄美大島と徳之島のみ分布。日本固有種。大きさは頭胴長40~60cm、体重2kg前後。国指定特別天然記念物。絶滅危惧種1B類。

生態

普通のウサギより耳が短小で目が小さく、手足が短いのが特長です。常緑広葉樹の原生林の斜面や谷間などの土中や巨岩のしたに巣穴をつくります。フンは丸く同じ場所に固めてします。

アマミノクロウサギ

トクノシマトゲネズミ

←トクノシマトゲネズミ

分布

徳之島にのみ分布。日本固有種。大きさは頭胴長12cm~17.5cm、尾長9.8cm~11.9cm。国指定天然記念物。絶滅危惧種1B類。

生態

常緑広葉樹などの森林のみに分布しており、昼間は岩穴や木の根本の穴に隠れてており夜行性です。昆虫やシイの実を食べます。

ケナガネズミ→

分布

奄美大島・徳之島・沖縄本島に分布。日本固有種。大きさは頭胴長22cm~33cm、尾長24cm~33cm程度。国指定天然記念物。絶滅危惧1B類。

生態

尾は胴体より長く先半分が白くなっています。昼間は樹洞にすみ、主に樹上で生活しています。木の実や昆虫を食べます。 

ケナガネズミ
アカヒゲ 

←アカヒゲ

分布

男女群島から南西諸島にかけての島に分布。日本固有種。大きさは全長14cm程度。国指定天然記念物。絶滅危惧2類。

生態

鳴き声が美しい鳥で、谷間の沢沿いの常緑広葉樹に生息しています。背が赤茶色をしており、雄だけ顔から胸にかけてひげを生やしたような黒い毛をつけています。

カラスバト→ 

分布

伊豆諸島から南西諸島に生息。大きさは全長40cm程度。国指定天然記念物。準絶滅危惧種。

生態

全身黒色で首や体に金属光沢があります。山地から海岸部の常緑広葉樹に生息しており、主にシイやタブの実を食べます。

 

 カラスバト
 イボイモリ

←イボイモリ

分布

奄美大島・徳之島・沖縄本島・渡嘉敷島(とかしきじま)に分布。日本固有種。 大きさは全長13cm~19cm。絶滅危惧種2類。

生態

全体に平べったく、背中に盛り上がったすじがあり、胴部は肋骨が横に張り出し、先がギザギザしています。樹林地周辺の耕作地で見られ、昼間は石や倒木、落ち葉の下にひそみ、夜間に地表の昆虫等を食べます。

 

オビトカゲモドキ→

分布

徳之島固有種。全長140~190mm。絶滅危惧種1B類。

生態

背中から首にかけて朱色の横帯が4本あります。山地や森林内に生息しており、昼間は洞穴や倒木の下にひそみ、夜間に地表で昆虫を食べます。外敵に出会うと尾を切り離して逃げます。尾の白色のリング模様は、再生すると青白色のまだら模様となります。

 オオトカゲモドキ
リュウキュウテングコウモリ

←リュウキュウテングコウモリ

分布

沖縄本島、徳之島に分布。尾を除く体の長さは59~77mm、前腕の長さは41~46mm。絶滅危惧1B類。

生態

昼間は樹洞(木のうろ)や洞穴にひそみ、日没後、外に出て飛んでいる虫を捕食します。単独で行動することが多いです。

コユビナガコウモリ→

分布

奄美大島以南の南西諸島に分布。尾を除く体の長さは59~77mm、前腕の長さは41~46mm。絶滅危惧1B類。

生態

昼間は樹洞(木のうろ)や洞穴にひそみ、日没後、外に出て飛んでいる虫を捕食します。単独で行動することが多いです。

コユビナガコウモリ
アマミハナサキガエル

←アマミハナサキガエル

分布

奄美大島、徳之島に分布。体長7~8cm。絶滅危惧2類。

生態

口先がながくとがっており、体の色は茶~緑色です。スマートで後脚が長くジャンプ力に優れています。山地の森林や渓流付近に生息し、繁殖期にはオスが渓流の岩場などで口笛のような声で鳴きます。小さな昆虫や陸貝などを捕食します。

リュウキュウイノシシ

分布

奄美大島、徳之島、沖縄本島、石垣島、西之表島に分布。尾を除く体の大きさは95~110cm。

生態

原始的なイノシシです。徳之島では数が減少しています。主に森林に生息しておりますが、行動圏が広く草原や耕作地にも出没します。雑食性で土を掘り返し、植物の根やミミズなどを食べます。

リュウキュウイノシシ
アマミヤマシギ

←アマミヤマシギ

分布

奄美大島、徳之島、沖縄本島、渡嘉敷島の4島に留鳥として生息。日本固有種。全長36cm。絶滅危惧2類。

生態

体上面に細かい複雑な斑紋(はんもん)があります。湿った薄暗い林床を好み、夕方から夜間に行動します。

ヨシノボリ類→

分布

徳之島ではキバラヨシノボリ(絶滅危惧2類)、シマヨシノボリなどが生息。全長は7cm。

生態

唇が分厚く、頬が膨らんでおりウロコがありません。腹びれが吸盤状になっていて、岩などにくっついています。川底にすみ、雑食性で石についた藻類や小さな水生生物を食べます。成魚は主に平瀬に生息し、昼間は流れの中心、夜は岸辺にいます。

キバラヨシノボリ

ハブ写真 

←ハブ

分布

徳之島や奄美大島、沖縄に生息。

生態

奄美群島は気候的に亜熱帯に属しているため、蛇にとっては好適な生息地です。陸に棲む蛇だけでも9種類が確認され、その中でハブは奄美大島(本島)、加計呂麻島、請島、与路島および、徳之島のみに生息しています。毒性、凶暴性、生息密度そして被害発生件数の点でも世界的に名の知れた毒蛇です。 頭部は長大な三角形の形をしており、体長は2mを超えるものもいます。背中の色が黄色のものを俗にキンハブ、淡い黄色のものをギンハブ、暗赤色のものをアカハブと呼んでいます。ハブは、岩窟、石垣、蘇鉄や樹木の穴に潜み、風通しが良く、直射日光を受けない南向きの場所に生息しています。耕作している畑やその周辺からハブが出没することが多く、毎年50人程度、咬まれる被害がでています。

 

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植物編

徳之島の植生は、島北部の天城岳を中心とする山地及び島中央部から南部にかけての山地にはイタジイを主体とする常緑広葉樹の原生林がみられるほか、谷や斜面の下の方のやや湿潤な所にはオキナワウラジロガシの原生林がみられます。島内には「学術上価値の高い生物群集および生物の所在地(文化庁1975年)」、「鹿児島のすぐれた自然(環境庁、1976年)」「特定植物群落(環境庁、1981年)」、「鹿児島のすぐれた自然(鹿児島県、1989年)」において合計20件の植物群落が選定されています。

 

ガジュマル

ガジュマルはクワ科に属し隆起珊瑚礁の石灰質の地に育つ常緑樹で、成長が早く大木となるのが特徴です。エネルギーに満ち溢れた木として神木になっています。

ガジュマル

イタジイ

←イタジイ

イタジイは島の森に多く自生するブナ科の樹木です。長さ1.5cm、直径1cmくらいの小さなどんぐりの実をつけます。また、イタジイの森は、大小さまざまな生物の生息環境を提供するほか、美しい空気と水、やすらぎなど多くの恵みを与えてくれます。

オキナワワウラジロガシ→

オキナワウラジロガシは奄美大島、徳之島、沖縄の山岳地に分布する固有種です。天城町の丹発山には板のような形をした巨大な根に支えられた巨木があります。周辺にはアマミノクロウサギなどの希少な動物が生息する、常緑広葉樹林の亜熱帯の森が広がっています。

巨木

ヒカゲヘゴ

←ヒカゲヘゴ

ヒカゲヘゴは奄美大島以南に生育する巨大なシダ植物で、まるで樹木のように見えます。日当たりのよい湿った場所で多く見られ、群生している様は亜熱帯のジャングルのようです。

マングローブの森→

マングローブの森は河口部から海岸にかけて、沈泥の多い所に群生します。満潮時には樹冠部を除いて水没しますが、干潮時には空中に現れます。近年徳之島の海岸地帯では護岸工事等の影響から殆どの砂浜が消滅してマングローブの森が少なくなりましたが、犬田布岬(いんたぶみさき)から前泊港(まえどまりこう)の一帯にマングローブの群生を見ることができます。なお、マングローブは、特定の植物をさすものではなく、常緑の小高木で、高さ2~5mのヒルギなどの植物で形成された森林の形態の名称です。

マングローブ

しゃりんうめ

←車輪梅(テーチの木)

奄美大島に多く見られるテーチの木。本場奄美大島紬とは、切っても切れないのがこの車輪梅(テーチの木)です。この木で染めるテーチ木染めは、大島紬の泥染めの前処理としてかかせない行程です。この徳之島にも多く自生しています。

ナゴラン→

絶滅危惧1B類。

常緑広葉樹林内の樹幹または岩上に生える着生ランです。

ナゴラン

フウラン

←フウラン

絶滅危惧2類。

地の樹幹や岩上に生える小型の常緑の着生ランです。

カクチョウラン→

絶滅危惧2類。

常緑樹林下に生える自生ランです。

カクチョウラン

   

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徳之島用水農業水利事業所 
ダイヤルイン:0997-85-5221
FAX:0997-81-2125

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