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徳之島の農業 

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農業構造 農業生産 徳之島とさとうきび

 

農業構造 

耕地面積

徳之島の総面積は奄美大島の3分の1に過ぎませんが、耕地面積は奄美群島の中で最大の6,890haであり総面積の約28%を農地が占めています。一戸当たりの平均耕地面積は2.5ha(全国平均1.8ha)と比較的大きいです。また耕作放棄地は耕地面積の2.2%にしかすぎず、全国の耕作放棄地率(約7.8%)から見てもかなり低い値となっています。高齢などで離農した農家や島外へ転出した不在地主は、農作業の外部委託を行ったり、農地を他の農家に貸すなど、耕作継続による農地保全が保たれています。

 

  耕地面積(ha) 1戸平均耕地面積(ha) 耕作放棄率(%)
徳之島町 2,330 2.6 3.9
天城町 2,120 2.2 1.7
伊仙町 2,440 2.8 0.9
6,890 2.5 2.2

(出典)2010年農林業センサス

農家戸数及び農家人口

徳之島で農業に就業しているのは全体の約26%を占めており、若年層を進学・就職で流出をせざるをえない離島という社会環境下にあって、島随一の基幹産業です。しかし、農家戸数は年々減少傾向となっており、また、農業就業人口は65歳以上就業者の比率が約60%を占めており深刻な問題となってきています。

 農家戸数の変化  農業者高齢化率
農家戸数の変化  農業者高齢化率
   

経営規模別農家率においては1.0ha未満の農家は減少し、2.0ha以上の大規模農家が増加しており、土地の集約が進んでいることがわかります。また、専業・兼業別の農家戸数をみると、専業農家が占める割合が増加しています。土地の集約が進んだことにより農業を専業で行う農家が増えてきていることがうかがえます。

経営規模別農家率の変化 専業・兼業別農家戸数
経営規模別農家率の変化 専業・兼業別農家戸数
(出典)2000年、2005年、2010年農林業センサス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新規就農者数は町ごと・年度ごとにバラツキがありますが、農家戸数の減少に対し、十分な数がいるとはいえない状況です。一方、認定農業者の数は増加している傾向にあります。

新規就農者数 認定農業者数
新規就農者数 認定農業者数
(出典)市町村報告

 

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農業生産 

農業生産の動向

徳之島は、温暖な気候や広大な農地に恵まれ、さとうきびを基幹作物として、肉用牛、ばれいしょ、花き、果樹等を組み合わせた農業が営まれています。特に広い土地条件を背景に認定農業者や農業青年の多くは経営拡大を志向しており、さとうきびの大規模経営農家や肉用牛の多頭飼育農家が形成されつつあります。また、冬季の温暖な気象条件や赤土という南西諸島特有の土壌特性を生かしたばれいしょの栽培も大きく伸びています。その他、マンゴー、パッションフルーツなどのトロピカルフルーツ、タンカンなどの果樹、ソリダゴなどの花き、更には、にがうりなどの施設野菜の専作農家も育ちつつあります。 

平成21年度作付面積及び農業算出額

 

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品目別データ

さとうきび

   面積(ha) 単収(kg/10a)  生産量(t)  産出額(百万円) 栽培農家戸数(戸)
徳之島町  1,446 5,209  68,036  1,485 1,055
天城町  1,466 5,557  75,570  1,640 1,103
伊仙町  1,390 5,080  63,908   1,396 1,337
合計  4,302 5,288  207,514   4,521 3,495
(参考)奄美群島合計  9,178 5,588 427,947   9,363 6,897 
 徳之島/奄美群島  46.9 48.5   48.2 50.7

 (出典)奄美群島の概況(平成21年度島別市町村別農業生産実績)

 さとうきび  さとうきび散水状況
さとうきび  さとうきび散水状況 

 

野菜 

品目 面積(ha) 単収(kg/10a) 生産量(t) 算出額(百万円)  栽培農家戸数(戸)
ばれいしょ  891 1,703  15,174  2,353 1,600 
かぼちゃ  45 1,163  521  147 225 
さといも  29 1,086  315  88  115 
にがうり  5 941  48  17  28 
その他  261 4,440  780
合計  1,231 - 20,534  3,385  - 

  (出典)奄美群島の概況(平成21年度島別市町村別農業生産実績)

ばれいしょ にがうり 
ばれいしょ  にがうり 

 

果樹

品目 面積(ha) 単収(kg/10a) 生産量(t) 算出額(百万円)  栽培農家戸数(戸)
マンゴー 10 588 60 185 138
たんかん 61 370 225 88  362
ぽんかん 9 339  31  11  110
その他 58  202 70  -
合計 138 - 518 354  -

  (出典)奄美群島の概況(平成21年度島別市町村別農業生産実績)

マンゴー たんかん
マンゴー たんかん 

 

花き

品目 面積(ha) 単収(本/10a) 生産量(千本) 算出額(百万円)  栽培農家戸数(戸)
きく 1 59,200 592 37 5
ソリダゴ 1 49,304 567 18  11
グレジオラス 1 6.167  37 2 5
合計 3 - 1,196 57  -

  (出典)奄美群島の概況(平成21年度島別市町村別農業生産実績)

その他

品目 面積(ha) 単収(kg/10a) 生産量(t) 算出額(百万円)  栽培農家戸数(戸)
甘しょ 21 1,422 267 81 -
8 568 44 61 -
落花生 44 149 65 28 -
ごま 7 85 6 9  -

  (出典)奄美群島の概況(平成21年度島別市町村別農業生産実績)

ソリダゴ  茶 
ソリダゴ  茶 

 

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徳之島とさとうきび 

さとうきびは、これまで徳之島農業の根幹を担う作物として大きな役割を果たしてきました。その生産量の増減は、地域経済と密接に関連しています。また、さとうきびには単なる砂糖の原料だけではなく、様々な商品に活用可能な自然資源として注目されつつあります。このようなことから、徳之島の将来を展望した場合、島の活性化を担う作物として期待されています。

糖業の始まり

今から約400年前の1605年(慶長10年)現在の奄美大島本島大和村の直川智(すなおかわち)翁が朝貢使のお供として、琉球(沖縄)に渡航しようとした際、台風のため中国福建省に漂着しました。その地でさとうきび栽培と製糖方法を習得し、帰国する際に国禁とされていたさとうきびの苗を密かに持ち帰り、大和村で栽培し、翌1610年(慶長15年)に黒糖を栽培したのが始まりだとされています。その後、薩摩藩政や領主の糖業政策により黒糖の生産が奨励され、奄美を代表する一大産業に発展しました。

明治から大正時代には、さとうきび生産農家を中心とした産糖組合によって生産振興が進められるとともに、糖業試験機関の整備などが行われ糖業の改善が図られました。また、昭和4年には細茎種に代わり大茎種が普及したことによりさとうきびの作付面積や産糖量が急速に増加しました。その後、太平洋戦争により作付面積や産糖量は減少したものの、本土への復帰後、さとうきび苗ほ設置、病害虫防除、糖業技術員の設置などにより生産力の増強が図られました。

 

 近年のさとうきび

さとうきびの産出額及び栽培面積は一時減少傾向にあったものの近年は増加傾向を示しています。平成18年度に「さとうきび増産プロジェクト基本方針」が策定され、同基本方針に沿って、県全体及び各島における「増産に向けた取組目標及び取組計画(増産計画)」を策定しており、さとうきびの増産に向けた取り組みが行われています。

産出額と面積

 

さとうきびの栽培

さとうきびの栽培型は春植、夏植、株出の3作型に大別されます。植付け時期・収穫時期等は以下のとおりです。

栽培型 植付期間 収穫時期 生育期間
春植 2月中旬~3月中旬 翌年3月~4月 約1年
夏植 7月下旬~9月下旬 翌年12月~翌々年3月 約1年半
株出 収穫株から萌芽を育てて栽培 12月~翌年3月 約1年

 

 

 

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お問い合わせ先

徳之島用水農業水利事業所 
ダイヤルイン:0997-85-5221
FAX:0997-81-2125

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