ホーム > 農村振興 > 農業農村の整備~九州農政局整備部~ > 筑後川下流左岸農地防災事業 > 事業の目的と概要
|
|
事業の目的と概要
|
|
|
国営筑後川下流土地改良事業でつくられた水路(クリーク)は、地域の農業に使う水を送ることと大雨時に水を一時貯え流すという重要な役割を果たしています。 しかし、近年の多発する大雨や干ばつに伴い、水位の上昇・下降が多くなっています。この地域は、非常に柔らかい土(粘土層)に覆われており、水位の上昇・下降に伴いクリーク法面が濡れたり、乾いたりして、崩壊が発生しています。 下の写真を見ると、クリーク法面の崩壊がよくわかります。今後、このような崩壊が進むことによって、クリーク沿いの道路や電柱等のライフラインやハウス等の農業用施設が損壊する恐れが生じています。また、崩壊した土砂がクリーク内にたまって、大雨時に水を貯めたり流すということができなくなり、地域の広い範囲で災害がでる恐れが生じています。 このような状況から、地元(県や市町、土地改良区)より、クリーク法面が崩壊しないような対策をするよう要望があり、早期に事業を実施するよう強く求められました。 本事業では、このような問題が起こらないようにするため、クリークの法面整備を行い、安定した農業経営ができることや、農地及び地域住民の生活する場を守ることを目的としています。 |
-崩壊が進むクリークの状況-
|
法面の崩壊によるハウスへの影響 |
法面の崩壊による道路への影響 |
崩壊した土砂が水路内にたまり 制水門などの機能低下 |
|
(1)事業名 国営筑後川下流左岸土地改良事業(総合農地防災事業) (2)受益面積 5,425ha(田) (福岡県久留米市:614ha、柳川市:2,420ha、筑後市:435ha、大川市:944ha、三潴郡大木町:1,012ha) (3)総事業費 338億円 (4)事業工期 平成20年度着手~平成28年度完了予定(9年間) (5)主要工事
|
|
(法面保護工の標準断面図)
|
(水路内完成状況)
|
|
(6)工事内容及び進捗 工事内容は、法面崩壊の進んだクリークを上図の「法面保護工の標準断面図」の様な断面にし、法面部にブロックマットを敷設する工事です。 環境にも配慮しており、水路底に二枚貝の住みやすい環境に戻すため覆土を行い、法面部には植生を行います。 |
-工事の状況-
|
1.工事を開始します。 (平成22年9月撮影)
|
2.水路内の水を全て抜いた状態です。 (平成22年10月撮影)
|
3.水路内の堆積土を盛土に使用するため、 石灰系固化材を混ぜて土質改良を行います。 (平成22年11月撮影) |
|
4.堆積した土を掘削します。 (平成22年11月撮影) |
5.堆積した土を使用して盛土を行います。 (平成22年12月撮影) |
6.法面仕上げを行います。 (平成22年12月撮影) |
|
7.ブロックマットを敷設します。 (平成23年1月撮影) |
8.水路内に覆土をします。 (平成23年1月撮影) |
9.法面部に覆土をします。 (平成23年1月撮影) |
|
10.法面部に植生を行います。 (平成23年1月撮影) |
11.工事が完成しました。 (平成23年3月撮影) |
|
(クリックすると拡大します。) |
(平成23年9月更新)
筑後川下流左岸農地防災事業所 |