ホーム > 経営 > 九州農政局男女共同参画推進コーナー > 起業グループリーダー 宮本好美さん(熊本市植木町)
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【氏名】宮本好美 【住所】熊本市植木町 【活動歴】
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(1)春果風の活動
◎加工品開発・販売◎消費者との交流◎地域貢献
年に数回、県の産業技術センターへ地元の農産物を持ち込み、加工品のヒントをいただいている。その結果、現在他業種の方々と連携し、商品開発に取り込むことができている。商品販売には、自らイベントを企画し、地元の農産物、加工品をPRしながら行っている。イベントは、農業の現場で旬を楽しんでもらえるように3月に桃のお花見会、5月にスイカ祭り、10月にみかん収穫際など6年前より継続的に開催。消費者と生産者との架け橋になりたいとの思いから実現した。また、現在、県主催の"農商工連携人材育成セミナー"を受講し、県内・県外の素晴らしい講師の方々に色々なアドバイスをいただき、新しい何かができないか?と将来に向けての目標や夢を膨らませている。
(2)その他(農業活動、東京や関西への直販の取組など)
夫達の協力により、東京や関西のデパートへブランドみかん「昭和みかん」の直販にも行っている。ネットワークを使って活動の場を作ってくれるのは夫達、笑顔を武器に売りに行くのは妻達、と夫も女性の方が良い活動があることをわかってくれている。必ず夫婦で活動している。
(1)春果風を結成したきっかけ
夫が所属するJA鹿本青年部が全国の組織発表で最優秀賞を受賞し、夫たちが自信をつけ、私達妻に「女性の感性を活かして何かやってみたら」と言ったのがきっかけ。JA鹿本青年部の妻の会という形で妻だけで集まり、何かしてみようかと話し合いをしていたところ、桃の花を一般開放したいから、その場で何かしてほしいという提案があり、桃の花見大会(3月上旬)を開催することにした。花見大会で何か出したいとの思いから、早速、熊本県産業技術センター加工部に研修にいき、デコポンを使って何かできないか検討したところ、デコポンスムージーができあがった。当日は、メディアも来ていたためか、1日目は雨のため300人の来場だったが、2日目には700人の来場があり、大好評だった。成功したのはもちろん、来客者の笑顔を見られたことがうれしく、4月には春果風を結成し、年に数回、熊本県産業技術センター加工部に研修に行っている。現在、メンバーは10人、平均年齢37歳。
(2)パン屋や菓子業界とのコラボなど他の業界と連携できているきっかけ
ありがたいことに、春果風の活動を見て、周りが声をかけてくれる。デコポンの皮がもったいないという話をしたら、パン屋さんがパンに商品化してくれたり、春果風はJAの組織ではないが、JA女性部からデコポンスムージーを販売してほしいと声がかかったりということが多々ある。他の組織と触れ合う機会は積極的に参加し、ネットワークを広げているので、あらゆる場で助けていただいている。
春果風のメンバー10名中8名は育児真っ最中で、現在3人目妊娠中が1名。産前・産後は、1年間程の育児休暇を取り、その間は春果風活動は休止となる。子供の年齢は、下は1歳から上は23歳と幅広い。定例会や、イベント前の打ち合わせ会議は休日の前日に行い、もちろん「子供達も連れて来て!!」と声掛けをし、子供達は大喜び。
自然と年上の子が年下の子の面倒を見て、イベントにも手伝いに来てくれる。子供用の春果風バッチを作っており、子供もメンバーの一員だと認識しているようである。イベントは、休日2日間に開催されるので、どうしても子供の部活や学校行事と重なることがあるが、その時は子供優先。スタッフ不足は地域の方々にボランティアで手伝ってもらっており、回を重ねるごとに「手伝うよ!」と逆に声をかけてもらう。子育てを中心とした活動に、地域・家庭の暖かさが、日々の生活への活力となっている。
春果風の代表をして初めて大変さが解り、春果風への愛着もわき意識も変わってくるので、全員が会長を務めるよう、2年の交代制にしている。イベント時には、メンバー全員に○○責任者とし、責任を持って仕事に当たることができるようにしている。若手メンバーからは、「春果風による桃の花見会で夫と出会い、結婚、就農した。就農することに不安はあったが、春果風のメンバーは、想像していた「農家」と全く違い、みんなきれいで生き生きしていて、ここでならやっていけると思った。春果風の活動はとても楽しい。」と言ってもらっている。
一般的に女性は、仕事に育児、家事に追われる日々で、特に嫁いですぐは、与えられた仕事をこなすことで精一杯。大変なことにはあまりつっこまない。しかし、若い女性であるからこそ、色々な発想もできる。家族を思いやる自然な気持ちの中から、視野も広がる。私達は、規格外の果物に「中身はおいしいのにもったいなか」という気持ちから、商品開発を始めた。おそらく男性には生み出されない発想。また、食の安心・安全や食育の要素を元に、日本昔話をヒントに子供向けの食育創作紙芝居を作っているが、きっと子育てから離れた女性には思いつかないアイディアだった。農業が新たな活力を得て、躍進するためには、男性社会と言われる農業の世界に女性の感性を呼び込み、男女がともに輝く地域づくりを進めることが必要。まずは、地域の中で、数名でいいので"仲良しグループ"を作り何かに挑戦してみてほしい。きっと農業が楽しくなる。信念を持って事を進めれば、家族も認めてくれる。
若い女性が、社会に出ることに残念ながらまだ一部の地域や世帯で認められないのが現状。
先輩農業者や他組織の方々との交流の場を作ってほしい。人との出会いは財産なので、講演会や勉強会などを一緒に取り組むことで、地域への関わり方も変わっていくのではないか。しかし、それには若い女性農業者が「やる気」を生みだし、自ら進んで組織と連携し、周りの人達を巻き込んでいってもらいたい。
商品の開発については、年に1品ほど商品(チーズケーキ、パン、せっけん、キーホルダー等)を出しているが、原材料を渡して作ってもらっている現状であるため、いつかは加工場を作って自ら商品化したい。
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経営・事業支援部経営支援課
担当者:女性・高齢者係
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