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九州農政局

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担当:生産部  生産振興課

平成27年度米粉利用拡大セミナーの開催結果について

    米粉は、食感などにおいて優れた食材としての特性を持ち、近年においては、製粉技術の向上により微細粒粉の製造が可能となったことから、パン、麺、洋菓子等において商品化が進むほか、料理におけるとろみ付けや衣などの食品素材、食品添加物など様々な用途への利用拡大が期待されています
この優れた食材である米粉の利用拡大を更に推進するため、長年にわたり米粉の普及活動に取組まれている今別府靖子氏を講師に迎え、米粉の魅力や活用法などについて講演いただきました。

 開催日時・開催場所

平成28年2月16日(火曜日)  13時30分~15時    くまもと森都心プラザ プラザホール

演題・講師

演題:「米粉の魅力と新しい可能性」    ~知って得する米粉の活用法    家庭から学校給食そして世界へ発信~

講師:有限会社シンクネクスト  代表取締役    今別府  靖子氏(料理研究家・栄養士)

主催

九州農政局、九州米粉食品普及推進協議会、(公社)米穀安定供給確保支援機構

講演内容 

  【現状】 米粉の利用量は2万トン前後で推移。米粉商品の加工技術向上により美味しい商品が増えてきたこと、グルテンフリーブームによる女性や健康志向の者に支持されはじめたことなどから、消費量は増加傾向にある。

  【特性】 粉に粉砕しても栄養価もかわらず満足感がある。ごはんと同様に色々な食材や調味料と相性がいい。もっちり、しっとりなど食感が良い。吸油率が低いため、油っぽくならずヘルシー。米らしい白っぽい仕上がり。

  【米粉調理のポイント】 微細粒でサラサラしているので、ふるう必要がない。混ぜすぎるという心配がない。薄衣なのに旨味はのがさない。
生地がのびにくい。膨らみにくい。小麦粉に比べて生地などまとまりにくい。

  【料理の活用例】揚げ物の衣(冷めても劣化が少ない)。その他の衣(素材の旨味を包み込む)。とろみづけ(作業性もよく、自然なやさしいとろみづけ)。ルー(プロのテクニックが不要、時短料理)。生地(米粉の特徴である食感を活かす)。

  【給食への活用】使用しない理由:米粉の価格が高い。使い方がわからない。実施決定者への理解が得られない。
使用する動機:作業性が良い。小麦アレルギー対策になる。食育に繋がる。自給率向上や地産地消の実践に繋がる。

  【新たな活用法】ご飯でもなく米粉でもない新素材(米ゲル・米ピューレ)が登場。小麦や食品添加物(増粘多糖類、安定剤、乳化剤)の代替えとしての期待。

講演の様子

ロビーの様子 講演の様子 講師
ロビーでの米粉製品の展示

講演の様子

講師  今別府  靖子氏

質問その1 質問その2 会場の様子

参加者からの質問

参加者からの質問

会場の様子


お問合せ先

生産部生産振興課
担当者:流通改善係
代表:096-211-9111(内線4428)
FAX:096-211-9745