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23年度鹿児島交流会

日時:平成23年11月26日(土曜日)
場所:NPO法人霧島食育研究会(鹿児島県霧島市)
参加者:25名
      (内訳)
      「食育アイランド九州」登録者 11名
      情報交流モニター等 6名
      九州農政局鹿児島地域センター 6名
                            鹿屋地域センター 2名

第一部

ア 霧島食育研究会農場の現地見学 (霧島の里山で展開する超ローカルな食育活動の拠点)

イ 調理体験 「畑と庭のレシピ」~ピザ釜&ピザ作りなど 

第二部

 ア 講演 
           演題:地元の宝を探す「地域における食育推進活動」 ~「植え方から食べ方まで」を目指す食育~ 
           講師:NPO法人 霧島食育研究会 代表 千葉 しのぶ 氏
【講演概要】
植え方から食べ方までの教室を開いている。超ローカルで田舎っぽい食育をしているが、日本で最先端だと勝手に思い込んでいる。霧島の畑や田んぼを教室に、そこでできた米、大豆、麦を教科書に、じいちゃんとばあちゃんに学ぶという活動である。今日は「食べ物にはドラマがある、心を育む食と農」というところでまとめさせてもらった。
地域(田舎)には特別な物はないと考えやすいが、視点を変えると地域なりの色々な食べ物がある。
世界の子供たちに世界の三大珍味を教えることも食育、子供たちが田植えするのも食育。食品産業、外食産業等大きな会社のホームページには必ず「食育活動をしています」と出ており、そこの食育活動のターゲットは子供。しかしながら、企業が取り組む食育は企業営利と絡んで本当に消費者のためなのか疑問なものもある。食育という言葉だけに騙されてはいけない。
日本が100人の村だったらと考えたとき、100人のうち3人しか物を作る人がいないという現実にあり、残り97人は3人の人が作った食べ物をむさぼり食べている。
でもそれでは足りないので外国の畑を借りて外国の農家に作ってもらった物を石油を使って運んで来る。食べ物を全部食べればまだ良いけれど一割から二割を食べられるのに捨てているのが日本の食の現状。食べるだけの人は自分や子供や孫の食べる物を誰が作ってくれるんだろうかと考えないと危機が必ず来る。心配なのは、金があっても食べ物を作ってくれる人がいなくなること。
私たちは生きていくのに必要な食べ物の大半を平気で外国に委ねてきた。それでも、いったん安全性に問題が起きれば、騒ぎ立てる日本人とは何だろうか。外国人は余っている間は日本に売るが、自国の人口が増えれば売ってくれなくなる。その時日本は何を食べればいいのか。命の源の食べ物を他人と他国に委ねてよいのだろうか。ということを今感じている。これらが食育を進める上で思っていること。
「ばあちゃんに習う料理教室」を実施しているが、ばあちゃんの知恵・技術の発掘により、地域の食材で多種多様な料理ができる。
高校生のボランティアによる「子供の田植え体験」を実施しているが、子供たちの様子に目をこらしてみると実に楽しそうである。
私の一年間の食育活動の集大成として、毎年「霧島・食の文化祭」を開催している。「思い出の料理コンテスト」で料理を展示し、料理にまつわるエピソードを一言添えてもらうことにより、料理や弁当で深い感謝や思い出を伝えることが出来る。

イ 食育ワークショップ(みんなが体験できる食育活動) 
          ファシリテーター 千葉 しのぶ 氏
【ワークショップ概要】
1.自己紹介 4グループに分かれ、各自30秒で名前、所属、プロフィール等自己紹介

2. 『あなたにとって「理想の食育」って何ですか。~制約を受けることなく実行可能だとすれば、やってみたいこと~』について意見交換後、グループ代表者が発表
(意見・提案等)
   ・自給自足を理想とするが、現状無理なので輸入は避けられないが、安心安全はゆずれないことであり、全ての日本人が今日の参加者のような気持ちであって欲しい。
   ・今食べているものがどこから来た物かたどってみたり、プランターで実際に作ってみたりする。
   ・限界まで空腹感を味あわせたあと食料自給率の話をする。
   ・好きな人と食べると何を食べても楽しいということを教えたい。
   ・一汁一菜カフェを作りたい。日本人は米と味噌汁と魚が良い。今の飽食の時代には必要。
   ・食材は安心安全を基本に選び、自分で料理して安心して食べられるものを子供たちに食べさせたい。
   ・グリーンツーリズムを普及させ、仲間とのふれあいを進めるために、インターネットを活用する。ただし、農家のボランティアでは駄目。農家も潤うグリーンツーリズムを進める。
   ・庫内にある食料で調理可能なレシピを掲示してくれる冷蔵庫の開発。

3.「それを実現する第一歩とはどんなことでしょう。~例えば、食料自給率を向上させるために~」について意見を各グループで記録用紙にとりまとめ、代表者が発表
(意見・提案等)
   ・国産志向、地産地消を促進するため、ファストフードを控える。国産米の消費拡大を行う。
   ・国内産のブランド化や、農地を拡大しコスト削減と増産で消費者に生産物を低価格で提供する。
   ・TPP反対や、国産農産物の輸出促進、毅然とした対外国交渉
   ・人気芸能人を使ったPR活動。

(ふりかえりシートの結果より)
1.今回のワークショップはどうでしたか。また、そう思った理由は。

   ・体験活動が楽しかった。様々な立場の方と話ができて参考になった。
   ・他の分野の方々がどのように考えているのか知ることができ、学ぶことが多かった。
   ・食育について考える時間となった。ピザ作りがとても楽しくできた。
   ・食育の取組を知ることができた。

2.全体発表会で聞かれた他のグループのワークショップはどうでしたか。また、そう思った理由は。
   ・短い時間でわかりやすい。
   ・来年度の自分の活動に役立てたい。
   ・参加されている方々のいろいろな考えを知ることができた。

3.ワークショップを行っての感想等 
   ・もう少し時間をとっても良いのではないかと思った。 
   ・多方面からみた食育というものを知ることができたので心強く参考になった。 
   ・限られた時間の中で、まとまったのですごいと思った。 
   ・違う立場の参加者との交流ができたことに感謝する。

農場見学 講演の様子 ピザ作り ワークショップ(発表)

 

お問い合わせ先

消費・安全部消費生活課
担当者:赤川吉英
代表:096-211-9111(内線4216)
ダイヤルイン:096-211-9114
FAX:096-211-9700

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