ウイルス学的検査第2領域
問い合わせ先:五藤 秀男(総括上席研究官) 042-321-1935 |
主な業務
1. 主な鶏病ワクチン及び体外診断薬 ![]() 〇:対象製剤有り ━:対象製剤無し |
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2.主な検定・検査方法 (1)安全試験:常用量又は高用量を鶏に接種し、臨床症状、増体量、接種部位の異常等を確認します。 ![]() |
(2)力価試験:不活化ワクチンを鶏に接種し、数週間後に採血し、血清中の抗体価を中和試験、HI試験、ELISA等により測定します。
(3)ウイルス含有量試験:生ワクチンを階段希釈し、発育鶏卵又は細胞に接種し、鶏胚の異常、細胞変性効果又はHA性により、生ワクチン中のウイルス(ワクチン株)含有量を測定します。
(4)マーカー試験:ワクチンウイルスについて野外ウイルスと異なる特徴的な抗原性状を確認します。 |
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3.標準品等の作製及び配布 (1)鶏痘ウイルス中野株 (2)ニューカッスル病ウイルス佐藤株 (3)参照ニューカッスル病診断用赤血球凝集用抗原及び陽性血清 (4)鶏伝染性喉頭気管支炎ウイルスNS175株 (5)産卵低下症候群―1976赤血球凝集用抗原及び陽性血清 |
4.動物用インフルエンザワクチン国内製造用株選定委員会 抗原性状が変異するインフルエンザウイルスに対応して迅速に製造用株の変更を可能とするために、国が自ら製造用株を選定し、製造販売業者に配布しています。 動物医薬品検査所は専門家からなる動物用インフルエンザワクチン国内製造用株選定委員会を設置し、製造用株の定期的な見直し及び選定を行っています。 これまでの検討結果、現在使用されている製造用株の変更は必要ないとされています。加えて、新たに A/equine/Yokohama/aq13/2010(H3N8)株及びA/duck/Hokkaido/Vac - 3 / 2007(H5N1)株が製造用株に追加されました。 |
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