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植物防疫所

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 英国 The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland

最終更新日:平成31年3月28日

 

環境・食糧・農村地域省動植物衛生局

Department for Environment, Food & Rural Affairs(DEFRA), Animal and Plant Health Agency(APHA)

ホームページアドレス: https://www.gov.uk/government/organisations/animal-and-plant-health-agency#content[外部リンク]

最新の検疫情報

  • EU離脱にともなう植物検疫に係る動向についてNew

3月29日に予定されていた英国(イングランド、ウェールズ、スコットランド及び北アイルランド、以下同じ。)の欧州連合(EU)離脱は、4月以降に延期されるとの報道があったところです。
これにより、延期中に英国向け植物類を輸出する場合は、引き続きEUの植物検疫規則が適用される見込みです。
植物防疫所では、英国の植物検疫に係る今後の動向について引き続き情報収集し、ホームページ等で情報提供に努めてまいりますが、英国に植物類の輸出を予定している皆様も現地の最新情報をご確認いただきますとともに、植物防疫所にも連絡をお願いします。

なお、英国政府は昨年12月、EUから「合意なき離脱」となった場合、現行のEUの植物検疫規則に替えて適用する新たな植物検疫規則草案(The Plant Health (EU Exit) Regulations 2019[外部リンク])を英国国立公文書館のホームページに公表しています。この規則草案は、「合意なき離脱」の場合に発効される見込みです。 英国は現在、EUの植物検疫規則(Directive 2000/29/EC[外部リンク])に基づき、輸入される植物類の規制を行っていますが、英国の新たな規則草案は、EUの植物検疫規則と比べ、以下の相違が確認されています。

〇針葉樹の木材(丸太、製材、木片、木くず、チップ等を含む)を輸出する場合は、今後、熱処理のみになります。
 EUの植物検疫規則:熱処理、くん蒸、防腐剤注入等のいずれかの消毒方法を選択。
 英国の規則草案  :熱処理のみ。

英国の規則草案の詳細な情報の入手を希望される場合は、最寄りの植物防疫所までお問合せください。

植物検疫規則草案の概要

この規則草案は、英国領域内への輸入を規制する取り決め、領域内での移動を規制する取り決め及び領域内の特定の保護区域への輸入を規制する取り決めがあり、詳細は付則(SCHEDULE)1~5に記載されています。日本で生産された植物類の要求は、以下のパートに記載されています。

 付則1:輸入禁止している有害生物
 付則2:侵入及びまん延を禁止している有害生物
      パートA:英国領域内に発生していない輸入禁止している有害生物
      パートB:英国領域内に発生しているが、輸入禁止している有害生物
 付則3:輸入を禁止している植物及び植物生産物等
      パートA:輸入を禁止している植物及び植物生産物等
      パートB:緊急措置として輸入を禁止している植物及び植物生産物等
 付則4:特別な条件(輸出国における栽培地検査や消毒等)により輸入が認められる植物及び植物生産物等
      パートA:英国領域内に輸入されるもの
      パートC:英国領域内の特定の保護区域に輸入されるもの
      パートD:緊急措置の対象とする英国領域内に輸入されるもの
 付則5:植物検疫証明書の添付を必要とする植物及び植物生産物等
      パートA:EUを除く第三国で生産されたもの
      パートC:緊急措置の対象とするもの

1.輸入を禁止しているもの(付則3関係)

以下に主なものを記載。詳細は付則3(原文)をご覧ください。
 1 次の植物の生植物及び生植物の部分
  樹木類:ひのき属、まつ属、もみ属など(果実及び種子を除く)
  果樹類:かんきつ属、葉付きのくり属など(果実及び種子を除く)、ぶどう属(果実を除く)など
 2 次の栽培用植物(輸入時植え付けられているもの、又は輸入後植え付けられるもの)
  (1) かりん属、さくら属、なし属、りんご属、及びこれらの交配種、並びにおらんだいちご属(種子を除く)。
  (2) かなめもち属、さんざし属、ばら属、ぼけ属(葉、花及び果実のない休眠状態のものを除く)。
  (3) いね科(種子を除く)。ただし、おかめざさ属、くさよし属、きび亜科、たけ亜科などの観賞用多年生草本を除く。
  (4) なす科(種子を除く)。
 3 ばれいしょの塊茎(食用、加工用を含む。)
 4 くり属の樹皮
 5 土壌及び培養資材(植物の生命を維持するために必要なものを除く。)
  全部又は一部が土壌あるいは固形の有機質(植物片、ピート又は樹皮を含む腐植土)からなるもの(ピートのみの場合を
  除く)。

2.植物検疫証明書の添付を必要とするもの(付則5)

以下に主なものを記載。詳細は付則5のパート B(原文)をご覧ください。
 1 栽培用植物全般
 2 種子:とうもろこし、トマト、ひまわり、いんげん属、とうがらし属など。
 3 切花:アスター属、ばら属、らん科など。
 4 果実(凍結保存されたものを除く):かき属、なし属、りんご属、とうがらし属、トマトなど。
 5 葉野菜(凍結保存されたものを除く):セロリー、めぼうき属、しそくさ属、エリンジューム属。
このほか、木材、樹皮、授粉用生花粉、植物の生命を維持するために必要な土壌及び培養資材についても植物検疫証明書の添付が必要です。
ただし、これらの植物等は、次の項目を満たしていることが必要です。
付則1及び付則2に記載されている有害生物に汚染されていないこと、及び付則4に記載されている特別の条件(輸出国における栽培地検査や消毒等)を満たしていること。

3.輸出国において、特別の条件を満たす必要があるもの(付則4関係)

これらの植物は、対象となる病害虫について特別な条件(輸出国における栽培地検査や消毒等)を満たすことにより、輸入が認められます。
以下に主なものを記載。条件の詳細は付則4(原文)をご覧ください。
 1 盆栽:ゴヨウマツ、ヒノキ、モミジ、サツキツツジなど。
 2 植木:ボタン、イヌツゲなど。
 3 球根:テンナンショウなど。
 4 種子:とうもろこし、トマト、ひまわり、いんげん属など。
 5 切り花:きく属の一部(デンドラテマ属)、なでしこ属など。
 6 生果実:かんきつ属
 7 針葉樹の木材(表面に自然な丸みを保持しないものを含む)

規則原文(英語)

The Plant Health (EU Exit) Regulations 2019[外部リンク]

注意事項

掲載している情報等は、可能な限り最新の情報に基づくよう留意しておりますが、変更されている場合があります。
なお、植物検疫の他に、種苗法による輸出制限、ワシントン条約やそれぞれの国の他の法令等により輸出入が制限される場合がありますので、ご留意下さい。

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