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農林水産政策研究所

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クローズアップ研究者 天野 通子

農林水産政策研究所 研究員(食料・環境領域)

専門: フードチェーンからみた食の安全管理、農水産物の輸出、東アジアにおける食品産業の国際分業

具体的には、どのような研究ですか?

  食品の生産や流通を担う生産者や企業が、安全・安心な食を消費者に届ける仕組みをどのように構築しているか研究しています。国内の流通だけでなく、日本からの輸出や、海外からの輸入についても対象としています。

研究の特色は?

  農水産物の生産、加工、流通、販売、消費にいたる流れは、生産者、流通・加工業者の間にある複雑なネットワークと役割分担から成り立っています。このネットワークは、国内だけでなく海外へも広がっています。そのなかで、安全・安心な食品を提供するには、“フードチェーン・アプローチ”が有効だと考えられています。各事業者は、それぞれの生産・加工段階の工程を効率的に運営し、他者との間に連携を作ろうと努力しています。この考え方は、「農場から食卓へ」の距離が長くなるという、食生活の現実を踏まえたものです。
  安全・安心な食を届けるための仕組みを導入するために、GAP(Good Agricultural Practice・Good Aquaculture Practice、農業生産工程管理・養殖生産工程管理)やHACCP(Hazard Analysis Critical Control Point)などに取り組み、国際的な第三者認証の取得を目指す生産者や企業が増えています。食の安全管理を強めることで、国内市場だけでなく海外への輸出も視野にいれることができます。これまで、こうした取り組みを行う養殖生産者や果樹生産者、水産加工企業などを中心に輸出動向の調査を行ってきました。

今後の抱負は?

  フィールドワークを中心とした研究を重ねながら、安全・安心な食を将来にわたって持続的に提供する仕組みづくりに貢献したいと考えています。

略歴     

  広島大学大学院生物圏科学研究科  博士(学術)取得。
  愛媛大学 地域イノベーション戦略支援プログラム 特任助教、広島大学 地(知)の拠点大学による地方創生推進事業 特任助教を経て現職。
 

お問合せ先

企画広報室広報資料課

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