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農林水産政策研究所

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クローズアップ研究者 長友 謙治

長友 謙治


農林水産政策研究所 上席主任研究官(国際領域)

専門: ロシア農業・農政

何を研究しているのですか?

  ロシアの農業・農政を研究しています。現在のテーマは、ロシアの穀物生産・輸出です。

  かつてのソ連は世界有数の穀物輸入国であり、北米の生産とソ連の輸入が世界の穀物相場を決めると言われたほどでしたが、ソ連崩壊後のロシアは、穀物、特に小麦で世界有数の輸出国となりました。ロシアは、2000年代に入って急激に小麦の輸出を増やしていますが、その一方で安定的な輸出国とは言い難い面があり、「世界食料危機」といわれた2007月08日年の穀物相場急騰時や、2010月11日年にロシアを襲った大干ばつの際には、穀物輸出を停止しています。こうして、ロシアは、色々な意味で世界の穀物需給に影響を及ぼす存在になっています。

  そして、私が今研究しているのは、ロシアがなぜ2000年代に入って小麦輸出国になったのか、また、ロシアが今後も穀物輸出国として発展していくためにはどのような課題があるのか、といったことです。

もともと行政官だったようですが、どのように研究を進めていくつもりですか?

  私は、在ロシア日本国大使館に3年間勤務しました。当時は主として日露間の漁業交渉に携わりました。また、日本からロシアに輸出される農水産物の検疫問題なども取り扱いました。その中で、ロシア連邦政府の仕事の進め方、物事の決め方などに直接触れることができました。こうした経験を生かして、少しでも実務の役に立つ研究をしていきたいと思っています。

将来的な見通しは?

  まだ研究を始めたばかりですが、徐々に、研究対象を穀物以外の分野、例えば畜産などに広げていきたいと思いますし、ウクライナやカザフスタンなど旧ソ連の穀物輸出国にも手を広げていきたいと思っています。

略歴      研究員紹介のページを見る

宮崎県出身。東北大学法学部卒業。昭和61年農林水産省入省。本省各局庁のほか、近畿農政局、外務省経済局に勤務。在ロシア日本国大使館参事官、財務省たばこ塩事業室長を経て、平成23年8月より現職。平成24年北海道大学修士(学術)。

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