ホーム > 研究概要 > クローズアップ研究者 > 橋詰  登


ここから本文です。

クローズアップ研究者

橋詰  登

     農林水産政策研究所 主任研究官(農業・農村領域)

     専門:農業・農村構造問題、中山間地域活性化

 

 これまでどのような研究に取り組んできたのですか?

橋詰登

大きく三つのカテゴリーに分類することができます。

第一は、農山村地域、特に中山間地域を対象とした、地域活性化状況の定量的把握と定住人口の維持、地域資源の管理、農林業生産の活性化を図るための条件解明に関する研究です。市町村を単位とする様々な統計データを活用した活性化指標体系の構築や各種の活性化要因分析などがここに該当します。

第二は、農業センサスデータを用いた、わが国農業・農村構造の分析と構造展望に関する研究です。1995年センサス以降、その都度タイムリーな構造分析や農業構造の予測を継続して実施してきています。

第三は、農山村地域における農業生産・生活の基礎単位である農業集落に着目し、集落機能の変化や集落消滅のプロセス、集落連携の実態や連携方策など、農業集落の維持・活性化をテーマとする研究です。近年は、主にこの分野の研究課題に精力的に取り組んできました。

 

研究の特色を教えてください。

これまでの研究成果は、事例調査に基づくものもありますが、その多くが統計分析をベースとしたものであり、既存の統計データ(主に小地域別統計)を新たな視点と手法で利活用し、各研究課題にアプローチしています。

その礎となっているのが10年余りの統計組織での経験です。統計の作り手、データ提供者としての地方及び本省での勤務、中でも7年間もの長期にわたって担当した農業センサス農村調査部門での業務経験が、これら研究課題に取り組む上で大変役に立っています。

 

現在、取り組んでいる研究は具体的にどのようなものですか?

現在は、振興山村地域内で森林・農用地の保全管理事業等を実施している第三セクターに関する研究(農村活性化プロジェクト:2009~2011年度)や中山間地域における集落営農組織の展開方向に関する研究(経営安定プロジェクト:2007~2009年度)などに取り組んでいます。

いずれも、広い意味で中山間地域における農林業振興や地域資源保全施策の在り方を解明するための研究であり、これまで行ってきた研究の延長線上にあると認識しています。

 

今後の抱負を聞かせてください。

これまでの研究成果をベースに、現地の実態をしっかりと把握しながら、農山村地域、特に条件不利な中山間地域の活性化を図るための農業施策、農村施策の企画立案に資する研究を引き続き行っていきたいと思っています。

 

略歴     研究員紹介のページを見る

島根県出身。法政大学法学部卒業。島根統計情報事務所(益田出張所)、本省統計情報部(農林統計課、地域経済統計室等)、農林漁業金融公庫(調査情報課)を経て、1994年4月から当研究所勤務。2005年3月に東北大学より博士(農学)を取得。

2009年10月

組織案内・調達

関連リンク集