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農林水産政策研究所

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OECDが開発したSAPIM(Stylized Agri-environmental Policy Impact Model)を用いた農業政策が環境に与える影響の分析(行政対応特別研究)

1.研究の背景

  OECDでは農業支持施策が環境に与える影響についての定量的分析を行うため、2017-18年の事業として「農業政策の環境影響」についてのスタディを実施している。こうした国際的な議論等に対する、水田農業を中心とする我が国からの貢献として、水田システムのモデル分析を実施する。

2.研究内容

  本研究では、農業政策が環境に与える影響について、2010年にOECDが開発したSAPIM(Stylized Agri-environmental Policy Impact Model)をもとに、生産者支持推定量(PSE)分類ごとに、農業支持施策が環境に与える正負の影響を分析する。SAPIMは農業政策の効果を、農家所得だけでなく施肥による窒素流出などの環境面での影響も併せて定量的に評価するモデルである。

  水田システムのモデル分析では、欧米・豪州等の畑作、酪農中心の農業とは異なる水田農業の環境面での特性に着目し、各農業支持施策が環境に与える正負の影響を複数の環境指標について評価する。今回の分析では、2010年の我が国の先行研究を踏まえ、生態学者の協力のもと、新しく生物多様性の評価を組み込むほか、2010年時点の基礎データを大幅に更新した上で、仮想的な政策シナリオが農家利潤と環境に与える影響を把握し、農業支持政策を評価する。

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企画広報室広報資料課

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