世界の食料需給・価格動向の現在および将来見通しに関する研究を行っております。特に、部分均衡モデルを利用した世界全体および主要各国・各地域の農産物市場の予測および分析を行っています。このような部分均衡モデルを利用した研究は、USDA、EU、農林水産省等各国政府およびFAO,OECD,世界銀行等の国際機関で多くの予測やシナリオ分析が発表されています。
農林水産省が平成4年以降随時公表している「世界食料需給予測」や、OECD事務局が毎年公表する「OECD農業見通し(OECD Agricultural Outlook)」の作業に参加した経験を活かし、現在、OECD-FAOの有するAGLINK-COSIMOモデルをはじめ、各種の世界食料需給モデルにかかわる研究を実施しております。
また、世界全体で、農業政策が市場介入から撤退する流れの中で、価格支持政策など、従来の政策より一歩進んだ政策を実施している、欧州連合(EU)の農業政策の新しい流れに興味を持ち、EUの直接所得保障政策や、バイオ燃料振興政策など、新しい政策に注目しております。
1959年 生まれ(和歌山県)
1982年 東京大学農学部農業経済学科卒
同年 農林水産省入省 経済局国際部貿易関税課配属
1984~86年 OECD事務局(経済協力開発機構:仏パリ市)農業局に準専門家として勤務
1990年 大臣官房企画室企画官(計画斑)
1991年 IFPRI(国際食料政策研究所;米ワシントンD.C.市)にコンサルタントとして勤務
1992年 農林水産省「世界食料需給モデルによる予測結果について」の策定作業に参加
同年 ガット・ウルグアイ・ラウンド非公式多国間交渉(スイス・ジュネーブ市)に日本側政府代表団の一員として参加(12月)
1996~2001年 OECD事務局農業局にエコノミストとして勤務。「OECD Agricultural Outlook」(毎年春公表)の策定作業に参加
2002年 農林水産政策研究所
2005年 農林水産省(大臣官房長および総合食料局長)が主催する「国際食料問題研究会」に有識者委員として参加
2011年 博士(農学)(東京大学)
「食料の安定供給-世界食料需給モデルの開発」(平成20-22年度 行政対応特別研究)
・・・・・その他雑誌等への世界の食料需給情勢に関する寄稿・講演等多数
日本農業経済学会、日本国際地域学会、日本地域学会