定例研究会(2048回)「EUにおけるバイオ燃料事情および関連する農業政策の動向-フランスおよびバイオエタノールを中心として-」
どなたでもご参加いただけます。直接会場へお越しください。
日時
平成19年10月2日(火曜日)14時00分~16時00分
場所
農林水産政策研究所 第3会議室
東京都北区西ヶ原2-2-1
報告者
上林 篤幸 (農林水産政策研究所 国際領域)
報告内容
2007年3月に、EU首脳会議は、地球温暖化対策として、2020年までに全エネルギーの20%を再生可能エネルギーで賄うという義務的目標を設定することに合意しました。これにより、EU域内で生産されているテンサイ、小麦、菜種などに対するエネルギー燃料用需要が急速に拡大しています。
現在、EUのCAP(共通農業政策)は、2003年改革をはじめ環境や動物福祉など、時代の要請に合致するよう、抜本的改革が進行しており、この改革の中にバイオエネルギー政策をどのように位置づけするのか、またバイオ燃料のブラジル等からの直接輸入を国内生産との関係でどのように調整するかがEU政府に問われている大きな問題です。
本報告は、2007年2月の現地調査の結果を踏まえ、EUの中でもより意欲的なバイオエタノール振興政策を実施しているフランスの現在進行中の状況を把握するとともに、ヨーロッパから発する世界のバイオエネルギー市場や農産物市場への影響の大きな波の一端を報告することを目的として行います。
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