ホーム > セミナー・研究会 > 定例研究会(2045回)(平成19年6月12日)
平成19年6月12日(火曜日)14時~16時
農林水産政策研究所 第3会議室
(東京都北区西ヶ原2-2-1)
どなたでもご参加いただけます。直接会場へお越し下さい。
岡江恭史(農林水産政策研究所 国際領域)
途上国農村における出稼ぎに関する先行研究では、土地や資産の少ない世帯の労働者ほど出稼ぎ確率が高いとされてきた。しかしベトナム北部デルタにおいては1980年代からの脱集団化の過程で農地の均等な分配が行われ、その後も平等主義的な農村慣行の中で農地の流動化が進まないままに今日に至っているので、出稼ぎの要因として資産規模にのみ注目するのでは不充分である。
本報告では筆者自身の調査結果から、海外出稼ぎ者の世帯家計とともに、そのパーソナル・ネットワーク(親戚・隣人・知人関係)に注目して分析を行う。さらに国内出稼ぎや在村日帰り通勤を行う者との比較検討を行い、市場経済が浸透する中でベトナム農村の就業構造がどう変化してきたかについての考察を行う。
會田陽久 (農林水産政策研究所 国際領域)