平成20年10月14日(火曜日) 14時~16時
大山 利男 (農林水産政策研究所 国際領域 研究員)
スイスは,有機農業シェアの高い国として知られている。その主な要因として,政府による農業環境政策(直接支払い)や消費者認知度の高い認証表示制度の効果が指摘されている。しかし,スイス国内の地域事情をみると「地域イニシアティブ」と呼ばれる地域組織がより大きな役割を果たしてきたことがわかる。地域イニシアティブは,品目と地域事情によりさまざまな組織がその役割を担っている。とくに土地利用型農業・畜産の場合,有機転換のための地域合意や技術普及にくわえて,農畜産物の処理・加工,販売といった経済活動の成否も大きなポイントとなっている。ここでは,多様に展開する有機農業推進の地域イニシアティブの実態に焦点をあてる。
須田 文明 (農林水産政策研究所 国際領域 上席主任研究官)