我が国の農村文化

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◆はじめに・・・

 農村に根付く伝統文化は、地域において営まれる農業生産とこれに携わる人々の生活の中で育まれ、歴史的な経緯の中で受け継がれてきました。
四季に恵まれた我が国の自然は、縄文時代から始まった米作を始め、その恵みを与えてくれました。しかし、時としてその自然は猛威を振るって人々の生活を脅かします。そこで人々は、自然を神として崇め、又自然を巧みに活かした技を作り伝えてきました。
農業生産活動に関連した農村の伝統文化は、わが国にとってかけがえのない財産であり、将来にわたってその保全・伝承が必要なことから、「食料・農業・農村基本法」において農業の多面的機能として「文化の伝承」を位置付けています。
農村における伝統文化は、このようにして農業を中心として誕生し、いまなお私たち日本人の中に息づいています。ここでは、今も日本各地に伝えられているさまざまな伝統文化を、それぞれの分野から訪ねてみましょう。

伝統文化の種類

伝統芸能人々は恵みを与えてくれる自然を神として崇めたり、慰めたりす るために季節の節目に集い、さまざまなささげ物を飾り、舞や踊りな どの芸能を奉納しました。年の初めには五穀豊穣を祈り、災害から身を守ること、そして秋には一年の豊作に対する感謝など神にささげる芸能とともに、人々が集い楽しむための芸能もあります。
芸能の起源には大陸から伝えられたもの、神をかたどったもの等さまざ まですが、時代とともに物資や人々の行き来によって各地に広がり、やがてその土地にふさわしい形となって現在に伝えられています。 現在では貴重な地域文化資源、地域の誇りとして地域の人々によって後世に伝えられて行く努力が続けられています。

<解説・・> <田園芸> <風流芸> <神事芸> <舞台芸>

谷汲踊

(谷汲踊)

伝統工芸四方を黒潮と親潮の流れに囲まれた温暖な気候に恵まれ、世界で も珍しい四季折々がはっきりした日本列島は自然の恵みに満ちあふれています。ここに生活する日本人は古くから豊かな自然を利用してさまざまな生活用具を作り出して釆ました。そして四季折々の自然の移ろいは日本人の美意識にも深く作用して、生活用具の中にも機能だけではなく形の美しさ、精巧な技を追求してきました。
漆器、陶磁器、織物など世界で高い評価を得ている日本の伝統工芸品も元来生活用品として農村などの手工芸から生まれて来ました。しかし現在は原材料の不足、後継者不足などに加えて機械による大量生産などの問題を抱えていますが、その伝統の心と技を伝承して頑張っている職人さんたちは全団各地で健在です。

<解説・・> <金工品> <木工品> <文具> <諸工芸>

波佐見焼き

(波佐見焼き)

伝統行事・風俗 生活の近代化がどんどん進んでいる現代社会でも、おまつりの笛や太鼓の響が聞こえてくると心がうきうきしてきます。それは私たちの潜在意識の中に伝統を愛する心が息づいているからかも知れません。昔からのしきたりや行事は世の中の変化により変わってしまっ たり、消滅してしまうものも決して少なくありません。しかし都会では少なくなって来たさまざまな伝統行事や風俗が地方ではまだまだ伝承されています。そして、その地域の伝統を活用して観光や施設、 イベント等を計画、実施して地域活性化を進めている所もあります。

<解説・・> <まつり> <風俗> <歴史的景観>

どぶろくまつり

(どぶろくまつり)

 

参考書籍
および資料提供
・「伝統的工芸品の本」平成8年度版
・全国伝統的工芸品センター
・(財)伝統的工芸品産業振興会
・(財)地域伝統芸能活用センター

◆はじめに・・ 伝統芸能 伝統工芸 伝統行事・風俗