このページの本文へ移動

東北農政局

メニュー

事業の目的・内容

事業の目的

本地区は、福島県会津盆地の南部に位置し、会津若松市、河沼郡会津坂下町、同郡湯川村及び大沼郡会津美里町にまたがる4,320ヘクタールの水田地帯であり、水稲を中心に、水田の畑利用による小麦、そば、大豆、野菜等を組み合わせた農業経営が展開されています。
 本地区の基幹的な農業水利施設は、国営会津南部土地改良事業(昭和52年度から平成5年度)にて整備されましたが、事業完了後20年以上が経過し、施設の老朽化や寒冷な気候による施設劣化が進行し、農業用水の安定供給に支障をきたしているとともに維持管理に多大な費用を要する状況となっています。このため本事業では、馬越頭首工、富川頭首工及び幹線用水路の改修を行い、農業用水の安定供給と維持管理の軽減を図るとともに、小水力発電施設の導入による維持管理費の縮減を実現することで、農業生産性の維持と農業経営の安定を図ることとしています。

1.受益面積

関係市町村 会津若松市 会津板下町 湯川村 会津美里町 合計
 受益面積 2,073ha  1,328ha  493ha  426ha  4,320ha 


2.主要工事計画



3.工期及び事業費

工         期 事     業     費
平成27年度から平成36年度(10年間) 82億円(平成25年度単価)


4.主要施設の概要

 会津南部地区のかんがい用水は、馬越頭首工に設置された門田幹線用水路、大川幹線用水路の取水口及び富川頭首工に設置された富川幹線用水路の取水口から取水され、導水トンネル、パイプライン、開水路等を経て受益地に送水されています。

1)馬越頭首工
馬越頭首工


2)富川頭首工
富川頭首工


3)幹線用水路
幹線用水路1

幹線用水路2

5.位置図

位置図


6.主要施設の状況

1)頭首工の老朽化の状況
   
 固定堰摩耗による鉄筋露出

   堰柱コンクリートのひび割れ

   取水口劣化状況

   
ゲート表面劣化   水密ゴム劣化による漏水   サイドローラー動作不良


2)幹線用水路の老朽化等の状況
 
開水路側壁のひび割れ   サイフォン継目部漏水

お問合せ先

会津南部農業水利事業所
〒965-0873 
福島県会津若松市追手町6番11号  会津若松合同庁舎3階
電話:0242-36-6720