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岩手地域からの便り(平成27年度)

岩手の「農山漁村の季節の風物詩」、「農産物直売所、農漁家民宿等の取組」、「村おこしイベント」、「農山漁村の行事、お祭り」、「郷土料理」など東北各地域の取組や様子などを紹介します。

 大豆在来種「雁喰豆」で地域振興をめざす-岩手県盛岡市- (2016年1月20日掲載)

盛岡市玉山区在住の農業者が立ち上げた団体「玉山区黒平豆(くろひらまめ)研究会(会長:山本早苗)」は、玉山区の在来種である黒平豆「通称:雁喰豆(がんくいまめ)」を地域振興の起爆剤とするため、様々な商品開発や情報発信を行っています。

「雁喰豆」は、豆の表面にあるしわが、まるで渡り鳥のガンがついばんだように見えることからその名が付けられたという由来のとおり、黒くて楕円の形状にクシュっとしたしわが特徴的です。以前は同区で多くの農家が栽培しており、正月などの祝い事の際に煮豆などの郷土料理として食されてきました。

しかし、雁喰豆は他の大豆品種に比べて収量が少ないうえ、その特徴でもある平たい形のため、調製作業を含む生産工程のほぼ全てが手作業となり、非常に手間がかかる作物です。手間の割には高収入に結びつきにくいこともあり、現在、栽培農家は年々少なくなっています。

このため、同研究会では、今では希少となっている雁喰豆を、地域特産物として次世代に繋げたいとの思いから、独自に栽培技術の勉強会を行うなどして、栽培マニュアルの作成を目指しています。

雁喰豆の特徴は、豆の表面のしわがあること、独特の弾力とやわらかさや旨味があり、厚みが薄いことです。このため、煮豆にしても皮切れが少なく、短時間でふっくらと仕上がるというメリットがあります。お節料理の煮豆が上手にできないと悩んでいる方々には、うれしい特性です。

また、同研究会ではイベント限定ではありますが、食品加工業者等と連携し、雁喰豆を原料としたアイスクリーム・かき氷やビール製造にも取り組んでいます。雁喰豆ビールは黒ビールのような色と独特な風味があり、好評を得ています。

山本会長は「地域在来種の雁喰豆をきっかけとして農業に興味のなかった方々やさまざまな方々との連携を広げ、地域振興に貢献していきたい」、「玉山区に来ていただかなければ味わえない特産品をつくりたい」と楽しそうに夢を語ってくれました。

問い合わせ先:玉山区黒平豆研究会

電話:080-6015-9070

FAX:019-683-2751

メールアドレス:conte9829@yahoo.co.jp

 

 (情報収集)岩手県拠点    電話:019-624-1125
 

大豆在来種「雁喰豆」で地域振興をめざす
黒平豆(通称「雁喰豆」)

黒平豆(通称「雁喰豆」)

玉山区黒平豆研究会による選別作業 
玉山区黒平豆研究会による
選別作業

雁喰豆かき氷 
雁喰豆かき氷

雁喰豆ビール(販売する山本会長)
雁喰豆ビール
(販売する山本会長)

 ※写真は玉山区黒平豆研究会の山本早苗会長から提供

 漁港と都市を結ぶ『綾里漁協食べる通信』-岩手県大船渡市- (2015年10月20日掲載)

岩手県大船渡市三陸町の綾里(りょうり)漁業協同組合が、食べ物付き情報誌『綾里漁協食べる通信』を創刊し、今年10月、消費者にホタテ、ワカメとともに発送しました。

食べ物付き情報誌とは、2013年に岩手県花巻市のNPO法人「東北開墾」が「東北食べる通信」としてスタートしたもので、現在はNPO東北開墾のほか、この趣旨に賛同した全国20の組織が取り組んでいます。食べ物付き情報誌のタイトルは「○○食べる通信」とすること、必ず食べ物付きであることを必須とし、情報誌の内容や合わせて発送する食べ物の種類、販売価格の設定などは各組織の自由となっています。

NPO東北開墾の「東北食べる通信」2014年4月号に綾里漁業協同組合の“恋し浜ホタテ”(地元の小石浜をもじりブランド化したもの)が取り上げられたことをきっかけに、興味を持った読者を中心として、「綾里漁協ファンクラブ」ができました。このため、『綾里漁協食べる通信』には、182名もの消費者から購買の申し込みがありました。

創刊号で特集した食材は「ワカメ」でした。綾里漁業協同組合の佐々木編集長は、「アワビ、ウニなど、綾里漁協にはもっと高価で目立つものがあるが、漁協の養殖水産物生産額の半分以上を占めるワカメを、どうしても創刊号の食材として紹介したかったんです。」と、思いを語ってくれました。

「綾里漁協ファンクラブ」は、消費者自らが立ち上げたファンクラブということもあり、その活動は非常に熱く、会員が綾里漁協から食材を仕入れ首都圏で販売する「自主的なイベント出展」を行っています。さらに、「綾里に行って交流するツアー」を計画するなど、その活動は多彩です。創刊号の発送に際しては、遠く京都からの方も含め9名のファンの方が綾里漁協での「出荷体験」に参加しました。今では、岩手県内にもファンの裾野が広がっているそうです。

佐々木編集長は、「ファンクラブの方とは常にフェイスブックでやり取りをしています。『綾里漁協食べる通信』は、販路拡大に役立てようというわけではなく、後継者不足などの漁業現場の実態を消費者の方に知ってもらおうという趣旨で発刊しました。漁業の未来を見据えた通信であり、より多くの方と交流できる機会が増えてくれることを願っています。」と話されていました。

あなたも、普段は接することが少ない漁業を垣間見てみませんか。「日本の海産物はおいしい」以上の何かが見えてくるかもしれません。

問い合わせ先:綾里漁業協同組合 総務課 経理・営魚指導係長   佐々木   伸一

電話:0192-42-2151

FAX:0192-42-2153

URL :http://www.jf-ryouri.or.jp/
 

 (情報収集)岩手県拠点    電話:019-624-1125

 

漁港と都市を結ぶ『綾里漁協食べる通信』
小石浜漁港

小石浜漁港
(27.10.15撮影)

綾里漁協食べる通信等

綾里漁協食べる通信等
(27.10.07撮影)

ワカメ生産者 
ワカメ生産者
(綾里漁協提供)

 「三陸沿岸を応援!『さんりく駅-1(えきいち)グルメ』」 -岩手県(青森県・宮城県含む)・三陸沿岸地域- (2015年7月21日掲載)

三陸沿岸の食を通して、「地域の魅力を伝える」「復興を応援する」「元気と笑顔がつながる」ことを願い、ガイドブック「さんりく駅-1(えきいち)グルメ」が発信・配布されています。

「さんりく駅-1グルメ」は、三陸鉄道株式会社内に事務局を置き、岩手県、JR宮古駅、三陸鉄道の職員等で構成されるボランティアグループ「駅-1グルメ発掘隊SMAP」が企画、作成しているガイドブックです。当初は、岩手県内の沿岸を走る三陸鉄道の各駅周辺の飲食店を紹介する企画でしたが、2011年3月11日東日本大震災が発生したことに伴い、「復興・応援」を第一に新たな企画に取り組みました。

紹介する対象地域を、青森県八戸市から宮城県気仙沼市までの三陸沿岸地域に広げ、三陸鉄道に加え、JR東日本の沿岸駅も対象にしました。郷土料理をはじめ、魚貝類、山菜・きのこ類、畜産物など、地域の豊富な食材を使用した新たなメニューも取り上げることにしました。そして、2012年に第3号「復活・元気食堂特集」を発行し、震災を乗り越え復活した店や仮設店舗を取り上げました。2014年の第5号「三陸鉄道全線運行記念」からは、ランチ特集や鍋・スープ特集を企画するなど、毎号、趣向を凝らしたテーマが取り上げられています。

第7号となる今回は「さんりく『浜の母さん』料理特集号」です。昨年度、岩手県が主催した「いわての浜料理選手権」に各地域の漁協女性部の皆さんが出品した料理と、その料理が味わえる各駅周辺の飲食店を紹介し、三陸の食と観光を盛り上げようと企画されました。海の恵みを十分に活かし、伝統とアイデアがたくさん詰まった地元自慢の逸品、元気な浜のお母さん料理の数々を紹介しています。このように、三陸沿岸地域を応援する「さんりく駅-1グルメ」は、観光客をはじめ、ビジネスマン、地元の方々など、幅広い皆さんに好評を得ています。

「さんりく駅-1グルメ」事務局の菊池吉則さんは「三陸沿岸の豊富な食材、観光の魅力が伝わって欲しい。紹介した飲食店をはじめ、各駅や周辺地域の活性化につながることを願っています。」と話していました。

「さんりく駅-1グルメ」は、岩手県内の主要駅や観光施設、道の駅などで配布しています。是非、家族、友人お誘いのうえ、列車に乗って三陸の美味しいグルメを堪能してみてはいかがでしょうか。

 

問い合わせ先:駅-1グルメ事務局
                            三陸鉄道株式会社内  駅-1グルメ係  菊池吉則

電話:0193-62-8900

Fax   :0193-63-2611

URL :http://www.sanrikutetsudou.com

 

 (情報収集)岩手県拠点    電話:019-624-1125

 

三陸沿岸を応援!『さんりく駅-1(えきいち)グルメ』
「さんりく駅-1グルメ」ガイドブック

「さんりく駅-1グルメ」
ガイドブック

三陸鉄道北リアス線堀内駅付近を走る列車

三陸鉄道北リアス線     
堀内駅付近を走る列車

三陸沿岸 鉄道・参加店Map(2015年 第7号 春夏号より)  
三陸沿岸 鉄道・参加店Map
(PDF:497KB)

(2015年 第7号 春夏号より)

第7号に掲載されたメニュー例宮古漁協女性部×KITCHEN TAKE

第7号に掲載されたメニュー例

宮古漁協女性部×KITCHEN TAKE
「生姜焼きと鮭のあんかけ定食」

(写真提供:三陸鉄道株式会社内 駅-1グルメ事務局) 

 春の「小岩井農場」で自然と歴史を満喫    -岩手県雫石町- (2015年4月20日掲載)

岩手県雫石町にある「小岩井農場」は、岩手山南麓に位置し、3,000haの広大な敷地面積を誇り、酪農をはじめとする農林畜産業、環境緑化、技術研究、農場商品販売など様々な事業を行っています。中でも、「小岩井農場まきば園」は、岩手県の代表的な観光地として知られ、年間を通して人気のスポットとなっています。

特におすすめなのは、「ガイド付きツアー小岩井農場物語」です。124周年を迎えた小岩井農場の歴史、自然、畜産、山林の生産現場にふれ、体感することが出来ます。一番人気の「トラクターバスで行く自然満喫ツアー」は、普段は入ることが出来ない森の奥を走るツアーとなっています。また、「小岩井農場育ち」の乳製品をはじめ、小岩井の素材を活かしたグルメもたくさん味わうことが出来ます。

これから、「小岩井農場」各所の桜が見頃を迎えます。最初に開花する県道網張温泉線沿いの「ソメイヨシノ」、上丸牛舎構内「ソメイヨシノ」の桜並木、そして、ドラマのロケ地として一躍有名になった「一本桜」があります。「一本桜」は、明治40年代に牛の放牧地であった広大な草地に、暑さが苦手な牛を、夏の強い日差しから守るための「日陰樹」として植えられた「エドヒガンザクラ」で、樹齢は約100年と言われています。まだ雪の残る秀峰岩手山を背景に、すばらしい桜を見ることが出来ます。

桜の開花に合わせ、今年は4月25日から5月6日まで「春の小岩井農場フェスタ」が開催されます。今年の干支「ひつじ」にちなんだ「羊飼いがつくった羊かるた」、「ひつじの地上絵づくりに挑戦!」などの各種イベントや、希少価値の高い農場産ラム肉のフェア、ひつじグッズのコーナーも設けられています。

是非、「小岩井農場」に足を運んでいただき、自然と歴史を堪能してはいかがでしょうか。 

 

問い合わせ先:〒020-0507   岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1
                                     小岩井農牧株式会社   観光部

電話:019-692-4321

HP:https://www.koiwai.co.jp/

 (情報収集)岩手県拠点    電話:019-624-1125

 

春の「小岩井農場」で自然と歴史を満喫
小岩井農場自然散策

小岩井農場自然散策

トラクターバスで行く自然満喫ツアー

トラクターバスで行く
自然満喫ツアー

「小岩井農場育ち」の乳製品 
「小岩井農場育ち」の乳製品

小岩井農場の一本桜

小岩井農場の一本桜

(写真提供:小岩井農牧株式会社) 

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