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東北農政局

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青森地域からの便り(平成29年度)

青森の「農山漁村の季節の風物詩」、「農産物直売所、農漁家民宿等の取組」、「村おこしイベント」、「農山漁村の行事、お祭り」、「郷土料理」など東北各地域の取組や様子などを紹介します。

本州最北の地、活あんこう「風間浦鮟鱇(かざまうらあんこう)」漁が始まる-青森県 風間浦村- (2017年12月5日掲載)

本州最北端の青森県下北半島。その北部海岸線に位置し、津軽海峡をはさんで北海道を間近に望む風間浦村で、本格的なあんこう漁の季節を迎ました。

風間浦鮟鱇は、全国的に珍しく生きたまま水揚げされる「活(かつ)あんこう」として知られています。あんこう漁は一般的に底引き網漁で行われていますが、風間浦村は漁場が港から4.5km以内という近さにあることや、網を仕掛けた翌日には水揚げする固定式刺し網漁と、100年以上も続く延縄漁の一種で空縄釣り(「空(から)」は餌を付けないという意味)という伝統的な漁法で行っていることから、活あんこうの水揚を可能にしています。あんこうの漁獲量は青森県内で八戸市に次いで2番目に多く、近年は年間40~50トンほどが水揚げされます。

平成26年には、『風間浦鮟鱇』の地域ブランド名で「地域団体商標」の登録を受けました。水揚げされたせっかくの活あんこうも、適切な処理を施さなければ新鮮さは直ぐに失われてしまいます。生きたまま水揚げされたあんこうを活きじめにすることで、鮮度の落ち方を緩やかにし、うまみ成分が消失することを抑制しています。この新鮮さと美味しさが県外でも認められ、東京都内の有名な老舗鮟鱇料理専門店にも提供されています。

現在、漁業関係者、観光・商工業者などで構成される「ゆかい村鮟鱇ブランド戦略会議」が、「風間浦鮟鱇」のブランドを生かした地域資源の付加価値向上や冬期観光資源としての「風間浦鮟鱇まつり」の企画などに取り組み、冬期間の集客力のアップと地域の雇用拡大につなげています。この地域一体となった取り組みが、平成28年度の農林水産祭(むらづくり部門)で日本農林漁業振興会会長賞を受賞しました。

普段は高級料理店などでしか食べることができない鮟鱇料理ですが、風間浦鮟鱇まつり期間中(12月~3月)は村内の下風呂(しもふろ)温泉郷の提供店で鮟鱇料理のフルコース6品を楽しむことができます。特に刺身料理は、活きたまま水揚げされた新鮮な風間浦鮟鱇ならではの食べ方です。ほのかな甘みと、こりこりとした食感は、「あんこう=鍋」という概念を変えるかもしれません。

下風呂温泉の湯船につかり、一杯やりながら旬の鮟鱇料理を味わってみてください。


  • お問い合わせ先:風間浦村役場
  • 住所:青森県下北郡風間浦村大字易国間字大川目28-5
  • 電話:0175-35-2111
  • ホームページ:http://www.kazamaura.com/

(情報収集)青森県拠点      電話:017-775-2151

本州最北の地、活あんこう「風間浦鮟鱇(かざまうらあんこう)」漁が始まる


平成29年11月15日から風間浦鮟鱇漁開始
(風間浦村:易国間漁港)

風間浦村の漁法は「固定式刺し網」(左)と「空縄釣り」(右)


風間浦鮟鱇感謝祭(2月上旬)
(風間浦村:下風呂漁港)

風間浦鮟鱇の
フルコース
(下風呂温泉郷:12月~3月)

(画像提供:風間浦村役場)

 

高校生レストラン「キッチンいちょうの森」営業中-青森県 おいらせ町- (2017年9月5日掲載)

青森県の東南部に位置するおいらせ町に、地域に根ざし、お客様におもてなしの心と感謝の気持ちを持って調理や接客に努めている、高校生レストラン「キッチンいちょうの森」があります。

「キッチンいちょうの森」は、学校で身に付けた知識や技術を活かす場と、地域の活性化に向けた貢献、有用な人材育成につなげることを目的として、平成28年9月に青森県立百石(ももいし)高校と百石高校後援会、社会福祉法人誠友会(企業)、おいらせ町(行政)の連携のもと、観光施設「おいらっせ交流館」にオープンしました。

「キッチンいちょうの森」では、メニュー作り、仕込から調理、接客、食材管理、後片付けまで、運営のすべてを百石高校の生徒が行っており、食材は一部を除き、地元の農協、漁協、観光農園より提供される地場産を使用しています。

メニューは和食膳一品で、周囲の方々との縁が結ばれてレストラン開業の夢が実現したことと、人をつなぐ、縁を結ぶ料理でありたいという願いから、「結(ゆい)御膳」と名付けられました。

開業初年の平成28年度には、農林水産省が実施している「第9回地産地消給食等メニューコンテスト」において、和食膳「結御膳」とその取組が東北農政局長賞を受賞しました。

このほか、学校と地域の連携がしっかりと構築されており、地域を理解し社会に貢献しようとする人材の育成につながっていることなどが高く評価され、キャリア教育優良学校として文部科学大臣表彰も受けています。

生徒達を指導する同高の大和教諭は、「地域には、以前から高校生レストランの開設を望む声がありましたが、昨年はとんとん拍子に話が進み、あっという間のオープンでした。生徒の皆さんは大変だと思いますが、自らが地元の農林水産業に理解を深め、郷土を愛する心を育む取組になっているようです。」と手応えを話されていました。

今年の営業は5月から11月の間に計8回を計画しており、残るところ10月と11月の2営業日となりました。おいらせ町が誇る多彩な地場産食材に心を込めた調理を施し、地域に愛され笑顔あふれる営業に取り組む高校生レストランを、「結御膳」とともにぜひご堪能ください。


  • お問い合わせ先:青森県立百石高等学校
  • 住所:青森県上北郡おいらせ町苗平谷地46番地
  • 電話:0178-52-2088
  • 営業場所:おいらっせ交流館(青森県上北郡おいらせ町上明堂113-1)
  • 営業日時:10月7日(土曜日)、11月11日(土曜日)
                   11時30分~14時00分(ラストオーダー13時30分)
                   限定60食(当日9時30分より整理券配布)

(情報収集)青森県拠点      電話:017-775-2151

高校生レストラン「キッチンいちょうの森」営業中



結御膳



心を込めた調理



心を込めた給仕

「キッチンいちょうの森」
(おいらっせ交流館外観)

(画像提供:レストラン関係:百石高校、施設外観:社会福祉法人誠友会)

 

純白の「野辺地葉つきこかぶ」の収穫が始まる-青森県 野辺地地域- (2017年6月5日掲載)

カブといえば冬の野菜を連想しますが、下北半島の付け根に位置する野辺地(のへじ)地域では、夏季でも太平洋から吹きぬける冷たい偏東風(ヤマセ)による冷涼な気候を生かして「こかぶ」を栽培しています。今年も5月下旬から10月末まで続くこかぶの収穫が始まりました。

こかぶは、『野辺地葉つきこかぶ』の地域ブランド名で平成24年に「地域団体商標」の登録を受け、全国的にもブランド品として知られています。

野辺地葉つきこかぶは、真っ白で皮が薄く、みかんの皮のように表皮を剥くことができ、ジューシーでフルーツのような甘みと柔らかい食感が特徴です。初めて食べる方は新鮮な食感におどろくことでしょう。また、葉も余すことなくおいしくいただくことができます。

このおいしい葉つきこかぶを消費者に届けるためには、品質と鮮度の保持が大切です。品質の低下を極力抑えるため、気温の低い夜明け前の深夜2時前後からライトを照らしながら収穫を行います。その後、洗浄、選別のうえ包装箱詰めし、今年「強い農業づくり交付金」を活用して建設した野菜集出荷施設に搬入します。集出荷施設では鮮度を保つため予冷処理を行い、保冷状態で東京圏を中心に県内外に出荷します。

鮮度抜群な葉つきこかぶは、JAゆうき青森野辺地支所構内の野菜直売所「あぐりハウスすずな」ほか県内スーパー、東京都内のデパートなどで買い求めることができます。また、都内の有名レストランで野辺地葉つきこかぶを材料とした料理が提供されています。

現在は5kg詰めが主流ですが、消費者ニーズに応えた小口包装での出荷を拡大し、より多くの皆さんにお買い求めいただく工夫を行っています。漬け物はもちろん、サラダ感覚で食べられる「野辺地葉つきこかぶ」の新鮮な食感を一度試してみませんか。


  • お問い合わせ先:ゆうき青森農業協同組合野辺地支所
  • 住所:青森県上北郡野辺地町字野辺地1-51
  • 電話:0175-64-3164

(情報収集)青森県拠点      電話:017-775-2151

 純白の「野辺地葉つきこかぶ」の収穫が始まる

野菜集出荷施設



洗浄作業の様子

「野辺地葉つきこかぶ」
は「地域団体商標」
の地域ブランド名

こかぶの表皮は手で
簡単に剥けます

(画像提供:ゆうき青森農業協同組合)