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東北農政局

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福島地域からの便り(平成29年度)


福島の「農山漁村の季節の風物詩」、「農産物直売所、農漁家民宿等の取組」、「村おこしイベント」、「農山漁村の行事、お祭り」、「郷土料理」など東北各地域の取組や様子などを紹介します。

オレンジ色の甘いカボチャです「奥会津金山赤カボチャ」  -福島県金山町- (2017年11月20日掲載)

カボチャといえば緑色と思われるかもしれませんが、福島県金山町ではきれいなオレンジ色の「赤カボチャ」が宙に浮いている光景を見ることができます。

(株)奥会津金山大自然代表取締役の押部(おしべ)さんは、10年程前に視察先の九州で、「吊り下げ式で栽培したカボチャは糖度が高く食味も良い」と聞き、早速金山町で昔から受け継がれてきた赤カボチャで吊り下げ式の栽培に取り組み始めました。

栽培方法や気候の違い等もあって軌道に乗るまで3年を要しましたが、吊り下げ式は、日光をまんべんなく受けるので色むらが出ない、ねずみ等による食害が少ない、腰をかがめず日陰で作業できる等メリットも多く、現在では金山町の多くの生産者が吊り下げ式を導入しています。

(株)奥会津金山大自然では、品質の向上に向けて「1本のつるに2個の実しかならさない」栽培を徹底するとともに、栽培場所にもこだわり、色が濃く甘みと栄養が詰まったカボチャになるよう、朝夕の寒暖差が大きい、標高約450mの畑で栽培しています。また、収穫したカボチャは、一週間程度追熟させ十分に甘みが増してから出荷しています。

さらに、町の特産品として生産・販売していくため、2008年に「奥会津金山赤カボチャ生産者協議会」が設立され、協議会が定めた「果皮の色」「形」「大きさ」「糖度」等の基準に適合した赤カボチャには金色のシールを貼って『奥会津金山赤カボチャ』のブランドで出荷されています。

金山町の赤カボチャは、地元の直売所などで販売されるほか、パンや和菓子、焼酎等の加工品も製造されており、現在も新商品の開発に余念がありません。

奥会津地方の特産品として揺るぎない地位を築いた金山町の赤カボチャは、インターネット販売でも人気で、収穫体験がバスツアーに組み込まれるなど、地域農業の活性化に大きな力となっています。

  • お問い合わせ先:株式会社 奥会津金山大自然
  • 住所:福島県大沼郡金山町大字横田字古町682
  • 電話:0241-58-5661
  • ホームページ: https://www.daisizen.biz/

(情報収集)福島県拠点    電話:024-534-4142

オレンジ色の甘いカボチャです「奥会津金山赤カボチャ」

金山赤かぼちゃの
圃場

圃場では中吊りされた状態で栽培

腰をかがめず作業ができます

熟成されて出荷を待つ赤カボチャ

(画像提供:(株)奥会津金山大自然)

「自然首都」只見町で米焼酎「ねっか」誕生 -福島県只見町- (2017年8月21日掲載)

福島県只見町は、ブナの原生林に囲まれた日本有数の豪雪地帯で、年間降雪量は12メートルを超えます。この雪による豊富な水が只見町の米づくりを支えており、町は日本の自然の中心は只見町というメッセージを込め、平成19年7月に「自然首都・只見」宣言を行い、只見町の貴重な自然とその恵みを次世代へ引き継いでいくことを誓いました。

合同会社ねっか(「ねっか」とは、只見町の方言で「まったく」「ぜんぜん」の意味)は、只見町明和地区の認定農業者4名が、「自然首都・只見」宣言に共感し、「水田の荒廃が地域の荒廃に繋がる」「只見の自然と景観を守りたい」との想いから只見町産の米を使って新しいことに取り組めないか模索している中で、高知県内に特産品焼酎(地域焼酎)の製造免許を取得した例があることを知り、蔵元経験者の脇坂斉弘(わきざか よしひろ)氏(現代表社員)と、27年7月に設立した米焼酎の蒸留所です。

酒造りは冬期間の仕事が確保できるほか、只見の水と米で造られ、長い時間をかけて熟成する米焼酎の味と製造技術は次世代へ引き継いでいくことができることなどから、蒸留所を整備して米焼酎の生産を始め、29年4月に自社で生産した酒米(夢の香)を使用した初めての商品、米焼酎「ねっか」を発売しました。

「ねっか」は、イギリスで開かれた「2017年度インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション(IWSC)」の焼酎部門で銀賞を受賞するなど、和・洋・中いずれの料理とも相性がよいと好評を得て、品薄の状態が続いています。

また、次世代へ引き継いでいくための取組として、昨年に引き続き5月20日に南会津高校と只見高校の3年生による田植え体験を行いました。9月に稲刈り体験、来年2月には酒造り体験を行い、できあがった焼酎は2年後の成人の日に贈る予定としています。

今後は、もち米を使用した焼酎など商品のバリエーションを増やし、海外へ販路を広げていくことを計画しているほか、「ねっか」とともに「自然首都・只見」を広く知っていただけるよう、地域産の木材や古民家の解体材を活用したコースターの商品化を予定しています。

脇坂代表は、「社員が経営している農家民宿と連携して、地元の肴を地元の酒で味わう滞在型観光などで地域を盛り上げていきたい」と話されていました。

  • お問い合わせ先:合同会社ねっか
  • 住所:福島県南会津郡只見町大字梁取字沖998
  • 電話:0241-72-8872 FAX0241-72-8886
  • ホームページ: http://nekka.jp/
  • E-mail:nekkallcアットマークgmail.com  *アットマーク部分を@に変えてください。

(情報収集)福島県拠点    電話:024-534-4142

「自然首都」只見町で米焼酎「ねっか」誕生

「合同会社ねっか」のみなさん

米焼酎「ねっか」

地元高校生による田植え

レーザー木加工品(コースター)

(写真提供:合同会社ねっか)

地域の生産者と消費者の交流の場へ発展するために 農産物直売施設「こらんしょ市二本松店」新築オープン -福島県二本松市- (2017年5月19日掲載)

JAふくしま未来は、国の農山漁村振興交付金を活用し、3月16日農産物直売施設「こらんしょ市二本松店」をオープンさせました。

農産物を出荷する会員は194名で、常に地元産出荷にこだわり、施設オープンのため、3月、4月にもかかわらず、つぼみ菜や菜花など約20種類の野菜を揃えています。これからの季節には、きゅうり、アスパラガス、ピーマンなどの野菜類ばかりでなく、花卉の出荷も増えてきます。

>また、農産物は放射性物質モニタリング検査のほか、JAが生産者の栽培日誌を確認したもののみを店舗に並べており、午前中で品薄になるほど消費者から好評を得ています。

直売施設には、加工場も設けられ、地元産の農産物を使用した豆腐や惣菜も販売しており、ここでしか買えない施設限定品として「豆腐ハンバーグ」や「一口サイズの油揚げ」は人気商品となっています。今後も旬の地元産農産物を使った惣菜の開発を目指していく予定です。

直売施設に隣接する別棟のイベントスペースでは、季節のイベントのほか「しめ縄作り体験」「家庭菜園教室」「郷土料理教室」の開催を計画しており、店長は「年間を通して直売施設を生産者と消費者の新たな交流の場へ発展させたい。」と意気込みを語ってくれました。

  • お問い合わせ先:JAふくしま未来  こらんしょ市二本松店
  • 住所:福島県二本松市杉田駄子内6-1
  • 電話:0243-62-4218

(情報収集)福島県拠点    電話:024-534-4142

地域の生産者と消費者の交流の場へ発展するために 農産物直売施設「こらんしょ市二本松店」新築オープン

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国道4号線沿いの
好立地

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人気の和風豆腐
ハンバーグ

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売れ行き好調
午前中で既に品薄

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地域との交流のためのイベント
スペース