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東北農政局

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岩手地域からの便り(平成30年度)

岩手の「農山漁村の季節の風物詩」、「農産物直売所、農漁家民宿等の取組」、「村おこしイベント」、「農山漁村の行事、お祭り」、「郷土料理」など東北各地域の取組や様子などを紹介します。

「滝沢はるか」 ~黄金の濃蜜りんごはいかがですか~ -岩手県・滝沢市- (2018年12月5日掲載)

今、注目を集めている黄色系りんご「はるか」は、ゴールデンデリシャスの自然交雑のなかから選抜の上、岩手大学農学部附属滝沢農場(岩手県滝沢市)で育てられ、平成14年に品種登録されました。「はるか」は、豊かな香りとパリッとした食感、そして黄色系りんごには珍しく蜜がたっぷりと入っているのが特徴です。

生産が始まった当初の「はるか」は、食味は優れているものの果実が250g程度と小ぶりで肌の見栄えも良いとは言えず一般に流通しませんでした。しかし、おいしい「はるか」を消費者に届けたいという生産者の強い想いにより、一般的なりんごよりも一本の樹につける実の数を少なくし、1玉1玉に袋をかけ、雪が降る頃まで「寒さ」に当てながら完熟させるなどの栽培技術を確立させ、大きな果実で濃厚な甘みとコク、きれいな黄色い肌の「はるか」ができるようになりました。

滝沢市では、40名を超えるりんご農家が剪定や防除などの栽培技術向上に向けて滝沢果樹協会を組織し、りんご産地としての評価を高めるよう取り組んでいます。

「はるか」をはじめとする約30種類のりんごを滝沢市で栽培する小森果樹園代表の小森克英さんに今年の「はるか」について伺ったところ、「今年は天候に恵まれ、蜜の入り具合・収穫量とも近年にない出来映えであり、とにかくぜひ一度食べていただきたい。」とのことでした。

この滝沢市の「はるか」は、「農産物共同直売所ふれあい」をはじめ市内の産直施設で販売されています。

また、一般的なりんごの糖度が13~14度と言われるなか、12戸の生産者が収穫した「はるか」は、1玉ずつ糖度計・蜜入りセンサーで計測するなど厳しい選果基準により、「滝沢はるか(糖度16.0~16.9度)」、「プレミアム滝沢はるか(糖度17.0度以上)」として、滝沢市観光協会を通じ滝沢市公式ネットショップで毎年12月上旬から限定販売しています。(今年は12月6日から)

ぜひ、滝沢市の「はるか」をお召し上がり下さい。

  • 問い合わせ先:滝沢市観光協会
  • 住所:岩手県滝沢市下鵜飼1-15
  • 電話番号:019-601-6327  FAX:019-601-6328
  • 滝沢市観光協会ホームページ:http://www.takizawa-kankou.jp/
  • 滝沢市公式ネットショップ「チャグまるしぇ滝沢」:http://chag.jp/

(情報収集)岩手県拠点    電話:019-624-1125


「滝沢はるか」~黄金の濃蜜りんごはいかがですか~

収穫直前の袋のかかった
「はるか」

蜜がたっぷり入った断面

「はるか」を始め地域の
りんごが並ぶ産直の様子

「滝沢はるか」に使われる
桐箱等

( 画像提供:岩手県拠点職員撮影)

さらなる甘味を求めて~村イチオシの特産品「あま茶」~ -岩手県・九戸村- (2018年9月5日掲載)

皆さんは、あま茶というお茶をご存じでしょうか。

普通のお茶だと思って飲むとその甘さに驚くほど、名前の通り甘味が口いっぱいに広がります。

あま茶は、お茶として飲まれるほか、古くから薬として利用され、今では生薬材料としても使われています。そのほかに、甘味料、緑茶や桑茶等とのブレンド材料、ドレッシング、アイスクリーム、パスタ等にも利用されています。

岩手県の北部に位置する九戸村では、村おこしの一環として昭和58年頃からあま茶の栽培を開始し、現在、30戸の農家が農薬や化学肥料を使わずに栽培しています。収穫は8月から10月中旬にかけて行いますが、お茶の品質を保つため、葉を傷つけないよう今でも手作業で行っており、この時期の農家は大忙しです。

あま茶は、ユキノシタ科に属するガクアジサイによく似た80cmほどの落葉性の低木で、葉を乾燥させると甘味が出ます。アマチャヅル茶と名前が似ていますが、こちらはウリ科の多年生ツル植物であり、同じ甘いお茶でも原料は異なります。

農家からあま茶の葉を買い取り、お茶を製造している九戸村ふるさと振興公社では、より品質の高いあま茶を求めて研究を重ね、収穫時期が遅くなるにつれてあま茶に含まれるポリフェノールの苦味が強くなることを見つけました。今年は、より甘いあま茶を作るために例年よりも2か月程収穫時期を早めるとともに、製造過程における葉の発酵時間や発酵を促す水分量について検証しています。

あま茶は、村イチオシの特産品として売り出してきたこともあり、今では取引先からの注文に応えきれないほど、年々評判が高くなっているとのことです。

皆さんもあま茶の甘味を試してみてはいかがでしょうか。

  • 問い合わせ先:株式会社 九戸村ふるさと振興公社
  • 住所:岩手県九戸郡九戸村大字山屋2-28-1
  • 電話番号:0195-42-4400  FAX:0195-43-3027
  • ホームページ:http://furusato-kunohe.com

(情報収集)岩手県拠点    電話:019-624-1125


さらなる甘味を求めて~村イチオシの特産品「あま茶」~

収穫直前のあま茶のほ場

茶葉を傷つけないよう手で摘み取り

ジェットバーナーで熱風を送り、手で茶葉をかくはんしながら半乾燥

茶葉のほかティーバッグでも販売

( 画像提供:岩手県拠点職員撮影)

日本最大級の円筒分水工をご存じですか? -岩手県・奥州市- (2018年6月5日掲載)

奥州市胆沢(いさわ)の徳水園には、日本最大級の円筒分水工があります。円筒分水工は胆沢平野の農業用水を公平に配分するための分水施設で、外円径31.5メートルのコンクリート製、逆サイフォン形式で、胆沢平野土地改良区のシンボルとなっています。

胆沢平野の二大幹線水路である「寿安堰(じゅあんぜき)」及び「茂井羅堰(しげいらぜき)」における激しい水争いを解消するため、昭和32年に国営胆沢川農業水利事業の一環として施工され、老朽化により平成7年に改修されて現在の姿となりました。上流の胆沢ダムから届く水は毎秒16トンと豊富で、中央部から勢いよく湧き上がり、2本の主要な用水路に配分された水が胆沢平野の水田約7,400ヘクタールを潤します。

農業用水の供給開始にあたり、本年4月24日に放水式が開催され、奥州市や金ケ崎町などから関係者80人が出席しました。放水式では、分水工から豊富な水があふれ出し、胆沢ダムの完成記念で設置された3本の「命水の大噴水」が約24メートルの高さまで噴き上がりました。また、狼ヶ志田(おえなしだ)神楽保存会の舞手である胆沢中学校の生徒5人が御神楽を披露しました。

放水は9月10日まで行われます。また、「命水の大噴水」は10月までの毎日、午前10時から午後4時の毎正時から15分間噴き上がります。青空に映える3本の「命水の大噴水」と圧倒的な円筒分水工の大きさ・放水量を見に、徳水園を訪れてみてはいかがでしょうか。

  • 問い合わせ先:胆沢平野土地改良区
  • 住所:岩手県奥州市水沢字北田140番地1
  • 電話番号:0197-24-0171  FAX:0197-24-0174
  • ホームページ:http://www.isawa-heiya.or.jp/

(情報収集)岩手県拠点    電話:019-624-1125


日本最大級の円筒分水工をご存じですか?

命の水を蓄える胆沢ダム

広大な農地が広がる胆沢平野

「円筒分水工」と、勢いよく水を噴き上げる「命水の大噴水」

狼ヶ志田(おえなしだ)神楽保存会による御神楽

( 写真提供:左から北上川ダム統合管理事務所、胆沢平野土地改良区、右2枚=岩手県拠点職員撮影)