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[秋田県・横手市]

~みんな一緒に米作り、高校生が先生になり循環型農業を学ぶ~

【取組の背景と具体的内容】
育苗箱に手でパラパラと種まきをする子ども達横手市増田町では、平成13年度から循環型農業の推進に取り組んでおり、16年度からは同町にある秋田県立増田高校と連携し、地域で発生した生ごみと家畜排せつ物から生産したたい肥を使って栽培する米をバイオマス米と命名し、調査研究に取り組んでいる。その中で、小学生や地域住民との農業体験交流学習を行っており、高校生が先生になって子ども達に米作りを体験させている。
農業体験交流学習は、増田高校と横手市立増田小学校、連合婦人会、食生活改善推進協議会、NPO横手“食と農"ネットワーク、学校給食センターが参加しており、「皆で一緒に給食を食べよう~作ること、食べることは学ぶこと~」というテーマで、1年を通して取り組まれている。
19年度は、4月25日に種まき、5月30日に田植えの農業体験を行った。田植えを体験した子ども達は、「高校生や地域の人たちにやさしく教えてもらい、わかりやすかった」と感想を発表していた。今後は、7月にバケツ稲の健康診断、10月に稲刈り体験、11月には収穫した米を給食で食べる予定である。更に、増田高校の収穫祭に小学生が参加したり、横手市増田町のじまん市(産業祭)で高校生がバイオマス米を無料配布し、循環型農業をPRしていく。
また、農業体験交流学習では、農業科学科作物専攻の生徒8人が先生役を務めるが、その生徒一人に小学生と参加団体の大人を併せた約10人が1グループになり、同じメンバーで農業体験を積み重ねていくことにしている。

【取組の効果、課題と今後の展開方向】
小学生は、農業体験を種まきから始めることで、お米になるまでの稲のすべての生長過程を学び、そして、農業や食べ物の大切さ、かけがえのない生命や環境についても学習している。
高校生は、直接子ども達や地域住民と接し指導することにより、教えることの難しさや楽しさを実感し、学習したことを先生になって教えることで理解を深めている。同時に、人に伝えるというコミュニケーション能力の向上にもつながっている。
また、各参加団体の中からも講師となり、「地産地消」や「箸の使い方」について学ぶなど、幅広い農業体験交流学習を行っている。
今後も取組を継続しながら、子どもから大人、生産者から消費者まで、循環型農業や地産地消、食育を普及していく。また、たい肥の原料となっている生ごみなど、ごみの分別・再利用に取組、環境問題についても意識を高めていく。

(平成19年5月の情報)

連絡先:大仙統計・情報センター 電話:0187-62-0179

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