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[宮城県・加美町]

~都市との交流を図る「やくらい百姓塾」が開講~

【取組の背景と具体的内容】
やくらい百姓塾の研修・実験用ハウス第2回講義:ワサビ苗定植の様子加美町わさび生産組合では、数年前からボックスによる薬莱ワサビ栽培を取り組み脚光を浴び始めていたが、産業観光としての可能性も有望視されていた。これまでの「作るだけの農業」から、「売る・売れる農業」へと変化をしてきており、これからは農業を「サービス業」として捉えていかなければならないと考え、農商工連携による「やくらいワサビのブランド化」プロジェクトが実施されることになった。
このような中、生産者も消費者とともに「学ぶ機会」を作り、地域の交流人口を増やして地域の活性化につなげたいと考え、このことに賛同する同組合員が、体験型グリーン・ツーリズムの「やくらい百姓塾」を立ち上げることとした。
平成21年7月にやくらい百姓塾運営協議会を設立し、8月には同塾を主体的に行う「NPO法人やくらい百姓塾」を設立した。同塾の立ち上げにあたり、21年度に内閣府の「地方の元気再生事業」に申請を行い、同年8月に認定されている。
また、(株)薬莱振興公社からは、既存のハウスを研修用ハウスとして借り受けるなどの協力を得ている。
同年10月より同塾第一期生の応募を行ったところ、仙台圏からの塾生が28名となり、1月~3月にかけて、約2週間に1度のペースで講義を行うこととした。第1回目の22年1月16日には凍み大根作り、ワサビ料理の試食、メイプルシロップ作りや冬・春野菜の雑学講演等が、第2回目の1月30日にはおいしい漬け物・鴨鍋作り実践講習、土づくり・春野菜の種まき体験、「地球とおなかに優しい食べものについて」の講演が行われた。
このほか、塾卒業生のうちで希望する者は院生となることができ、継続して特別待遇で塾の独自実習等を行うことができる。

【取組の効果、課題と今後の展開方向】
取組を始めてから日が浅いため、具体的な効果はないが、「食材がおいしく、この地域の農産物の良さを再認識できた」、「これまで体験できなかったことが体験でき、春には家庭菜園を行いたい」等、塾生から好評を得ている。
22年度も引き続き、同塾を開設して、各種体験実習や講演を行うほか、塾生発案による自発的な活動や「やくらい百姓塾」ブランドの開発・販売を行う予定としている。
また、将来的にクラインガルテン(滞在型市民農園)や産業観光としての体験型観光農業を目指し、交流人口の増加、休耕地の解消、雇用機会の創出、地域の特産品開発につなげて、最終的には生産者の所得向上を図りたいとしている。

(平成22年1月の情報)

連絡先:大崎統計・情報センター 電話:0229-23-7011

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