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【取組の背景と具体的内容】

近年、消費者からは、安全で安心な地場特産物をおいしく食べたいという声が高まっている。また、観光客からは、南陽市の観光イベントである「烏帽子山桜まつり」、「双松公園バラまつり」や「菊まつり」等に来園しても、食事の提供場所が少なく、JR赤湯駅でも弁当の販売がないことから大変苦労したとの声が寄せられていた。
このことから、南陽市商工会女性部(丸森典子部長他70名)は平成17年から地場特産物を使用し、南陽市をイメージできる弁当の試作を繰り返し、18年には地産地消弁当「わいんの里なんよう『宝箱弁当』」の商品化をプロデュースした。
同弁当のメニューは、地元南陽のワインと古代米を使ったポリフェノールたっぷりの「ワインピラフ」と地場産の大豆を使って作った特産の油揚げに、地元の山菜などを使ったかわりご飯を詰めた「たわらあげ」を主食としている。
おかずは、チキンのハーブ焼き、お魚の人参ソース焼き、食用菊やおかひじき等の季節のおひたし、きゅうりやなす等の季節の漬物と旬のくだものとし、野菜やくだものについては、可能な限り地場産を使用することとしている。
特に、主食である「ワインピラフ」は、思った味がなかなか出せず苦労したが、山形市で料理教室を主宰している菅野由子氏の指導を受け、納得できるこだわりの一品となっている。
また、19年4月に「宝箱弁当」としての商標登録を完了しているほか、栄養成分分析等を行いブランドの確立を図っている。
弁当の注文については、作るのに時間を要することから、3日前まで5個以上の予約が必要となっている。
【取組の効果、課題と今後の展開方向】
同弁当を開発するにあたり、現在はふるさとの懐かしい味がする弁当が多いと感じたことから、現代風にカラフルでおいしくヘルシーな弁当を提供したいと心がけたこともあり、特に女性から好評を得ている。
南陽市の地場農産物や特産物を使い、安全・安心でおいしい弁当を作ることによって、地産地消を推進するとともに自給率向上にも貢献している。
また、弁当の商品化を図ることによって、地域におけるニュービジネスとして地域経済の活性化に寄与しており、新しい顧客からの注文があるなどビジネスに広がりをみせている。
販売開始から、年々販売個数が増えてきているため、弁当を作る店舗数の拡充や将来は道の駅等での販売も行っていきたいと考えている。
今後も、店舗ごとに弁当の味が相違しないよう、味の統一をしっかり取り組んでいきたいとしている。
(平成22年2月の情報)
連絡先:山形農政事務所農政推進課 電話:023-622-7247