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[山形県・酒田市]

~「低利用魚」の消費・販路開拓を目指す~

ノロゲンゲ

「低利用魚」を使った会席料理

【取組の背景と具体的内容】
庄内浜で水揚げされ網にかかっても流通に乗りにくく、捨てられたり漁業者の賄いに使われるにとどまっていた「低利用魚」の知名度向上を図り、販路開拓を目指す取組が、山形県庄内総合支庁水産課で行われている。
最初の取組として、平成21年12月に山形県調理師調桜会、庄内浜文化伝道師マイスター、庄内浜文化伝道師の協力を得て、「低利用魚」を使った新しい料理の試食会が開催された。試食会で使われた魚は、庄内浜で水揚げされたノロゲンゲやマトウダイ、にぎすなど一般小売店の店頭ではあまり見かけない魚たちである。見た目が悪いなどの理由で敬遠されていた魚が、揚げ物や御造り・御吸い物などの会席料理に姿を変えて出席者へ振る舞われた。
更に試食会の会場となった酒田市の料理店「鵜渡幸(うどこう)」では、店独自の取組として、平成22年2月から3月の期間中、来店客に対し、揚げたてのノロゲンゲの天ぷらを無料で提供するサービスが行われた。
また、3月には、より多くの人に「低利用魚」のおいしさを感じてもらおうと、酒田市内の一般小売店においての試食会も開催された。会場となった「コープなかのくち店」では、ノロゲンゲの天ぷらが一般の消費者に配られ、試食した消費者からは「はじめて食べたけれどもおいしい」など好評であったという。

【取組の効果、課題と今後の展開方向】
今では、「低利用魚」が一般小売店の店頭でも見かけるようになった。同課によると、ノロゲンゲの出荷量は、平成22年3月だけで前年1年間の出荷量の1.7倍にまで増加し、単価も1kg当たり200円以上と上昇しているという。
今後、同課では、「低利用魚」を「漁師のまかない魚(ざかな)」と名付けて、好感度・知名度の向上を図るとともに、ノロゲンゲ以外にも多くの種類がある「漁師のまかない魚」の利用を、酒田市内の料理店を中心に呼びかけるなどして更なる普及に努めたいとしている。

(平成22年5月の情報)

連絡先:鶴岡統計・情報センター 電話:0235-23-2363

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