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「地域に広げよう、教育ファーム」
~より「食」を知り、子どもたちが、大人が、そして地域が変わる~
福島農政事務所
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平成22年6月30日(水曜日)福島市杉妻会館において、「地域に広げよう、教育ファーム」と題して、教育ファームの推進に関する意見交換会を開催しました。 福島県の後援のもとに、一般消費者、農林漁業者、農業関係団体、福島県、県内各市町村、教育委員会関係者など多数の参加を頂き、主催者である福島農政事務所長のあいさつに続いて、福島県内における食育及び教育ファームの現状についての情報提供、その後基調講演、事例発表を行い、意見交換を行いました。 |
[山際氏] |
ホテル業をしているが地産地消から食育を行うようになった。修学旅行生に鳥の唐揚、海老フライ、ハンバーグをお出ししていたが「本当にこれでいいのか?」という大きな疑問があった。地場産の農産物を利用し内容を変えてきた。時間はかかったが、自分でやろうとしてきたことに間違いはなかった。
「体験農場」を作り、社員総出で農業を始めた。皆素人であり、試行錯誤を繰り返しながら、野菜作りに汗を流した。すると社員の意識が変わってきた。農業体験が企画やフロントでの仕事に大いに役立った。
今はお金さえ出せば食には困らないが、自然界の食べ物をきちんと教える必要がある。食の恵みに感謝しお食事を頂くという心を大事にしたい。皆で一緒にきちんと三度食事を摂ること。食の乱れは心の乱れとなる。また心の乱れが食の乱れとなる。健全な未来をつくるにも、やはり自然界のものをきちんと食べることである。
[渡部氏] |
自然の中で土のにおい、素晴らしい景色の中で作物を育てていると感性が豊かになる。作物を育てることで責任を持ち大事に育てることを学ぶ。農作業はみんな一生懸命にやる。一生懸命やらないと収穫量が減る。来年こそはと考える。子どもたちだけではなく、農作業を支援するお年寄りたちも献身的にやってくれる。今まで眠っていた地域の教育力がこれをきっかけに目覚めた。
子供たちが喜多方市に誇りを持ち、自らの夢に挑戦できる主体性を育てるため、今後も農業科を続けていきたい。
[大友氏] |
小学校の時楽しみにしていた田植えが、田んぼがなくなりできなかった。これをずーっと思い続けてきて、50歳になる年に初めて田植えを経験した。とても感激した。専業主婦の私が農業委員になり、農業の勉強を始めたのがきっかけで農地を借りて本格的な農業を始めた。周囲には農作業を教えてくれる先生がいた。体験農業する方々を受け入れ異世代交流を行い、これが地域の活性化にも一役買った。農作業は皆で一緒に行い、一緒に食べて、一緒に笑って本当に楽しい。今後は、地域、学校、行政などと連携して進めていきたい。
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意見交換では、まず多忙な学校現場でいかに教科と体験活動を両立するのか、教育委員会はどのように臨んでいくのかという質問が出されました。これに対し、県教育庁からは、体験活動は子どもたちにとって大事なものであるという認識であり、新学習指導要領や県の第6次総合教育計画の中では食育の重要性と自然体験活動の意義について明記されていること、体験活動の目的やどの教科でやるのかについては、年間指導計画を立て計画付けていくことで可能であるとの話がありました。また、今後、県としてもこれらの体制整備を図っていくことが説明されました。
喜多方市教委からは、自治体以外の活動はまだまだ厳しい状況であることや、喜多方市農業科の取組みは市の施策として取り組んできたこと、今後も継続して取組み、大学と連携しながら農業活動の教育的な価値付けを行っていくことなど、自治体としての役割についての発言がありました。
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会場からは教育ファームを支える農業の施策についても話が広がり、戸別所得補償対策や農業の6次産業化について、県や農政事務所から情勢を説明する場面もありました。
最後に、教育ファームの推進については、まず地域での計画作りが重要で、その中心的な役割を担うのは行政であり、関係機関・団体が連携して取り組み、地域に教育ファームを広げていくことが重要であるとのまとめがあり、意見交換会を終了しました。
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福島地域センター 消費・安全グループ
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