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東海農政局

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食育授業実践セミナーを開催しました

東海農政局では、平成29年8月21日(月曜日)、ウインクあいち(名古屋市中村区)において、学校での食育推進の指導的立場にある栄養教諭・学校栄養職員等の方々を対象として、食育授業の実践例を習得していただくために、食育授業実践セミナーを開催しました。
セミナーでは、武庫川女子大学文学部教育学科専任講師藤本勇二先生から講演をいただき、その後のワークショップでは上越市立飯小学校舘岡真一先生にもアドバイスをいただきました。

開催概要

日時:平成29年8月21日(月曜日)13時30分~17時00分
場所:ウインクあいち(名古屋市中村区)
講師:武庫川女子大学 藤本勇二先生、上越市立飯小学校 舘岡真一先生
議事:
(1)講演「子供の主体的な食の学びを推進する授業づくり」
(2)ワークショップ「素材の教材化のためのウェビングマップの実践~和食について」
参加者:栄養教諭等35名

講演「子どもの主体的な食の学びを推進する授業づくり~栄養教諭・学校栄養職員の役割を踏まえながら~」

講師の藤本先生は、教員養成に携わる傍ら、文部科学省の食育に関する有識者委員としても活躍される食育授業のエキスパートです。当日は、授業作りの具体的な方法について講演いただきました。
食品ロス削減国民運動のロゴマーク「ろすのん」を小学生用食育教材に取り入れたことに触れ、「『ろすのん』が泣いているのはなぜ?」と子どもに発問することがフック(子どもの関心を引っかけるもの)となること、起承転結で授業の流れを作ることが大切であることを話されました。

また、農と田畑に関わる者が台所に関わる者に学びの場、手をつなぐ場を提供することは意味あることで大事なこと、といったお話がありました。そのほか、授業は先生の言葉でしめくくるのではなく、最後は子どもの言葉で位置づけ、価値付けをさせること。有名人が言っているから科学的裏付けもなく正しいと思い込んで思考停止に陥り、その行動に走ってしまう、それをフードファディズムと言うが、そういう子どもを育ててはいけない。皆さんには、暮らしのことを考える一員でありたいという立場でいてほしい、というお話がありました。

講演の様子講演の様子

ワークショップ

「素材の教材化のためのウェビングマップの実践~和食について~」と題したワークショップを行いました。教科に食を関連づけた授業に取り組む舘岡先生にもアドバイスをいただきました。
ワークショップでは、実現するかどうかは関係なく、思いつくまま、クモの巣のように拡散させてアイデアを広げていきましょう、と説明を受けてウェビングマップ作りに取り組みました。

各グループごとにそれぞれテーマ(旬、行事食、みそ汁、だし、おはし、しょうゆ)が与えられ、テーマから思いつくことを各自が付せん紙に書き出し、それを模造紙に貼り付けていきます。その後、重複するものや同様の言葉を整理し、授業の起承転結を討論しました。家庭科や社会科に限らず、体育や算数で扱う、といったアイデアも出されました。
作成後は他のグループと交流して、それぞれのテーマについて情報交換しました。

ワークショップの時間ワークショップの時間
ワークショップの時間ワークショップの時間
ワークショップの時間ワークショップの時間

アンケート結果から

本日のセミナーに参加した動機と目的について

  • 藤本先生の著書を参考にしており、一度お話を伺ってみたいと思ったから。
  • 少しでも食育授業に生かせられたらと思ったから。他の栄養教諭の方とこういう場で話しができたらいいと思ったから。
  • 学校での食育を深めるためのヒントを見つけるため。子どもたちのわくわく感をひき出すポイントを知るため。教科(特に国語)とのつながりをさがす話しもできたらいいと思った。

本日のセミナーの構成内容や所要時間等について

  • 藤本先生の話をもっと聴きたくなるくらい、集中して話が聴けるちょうどよい時間配分だった。ワークショップの内容も参考になった。
  • 講義のあとにワークショップという進行で内容、時間とも大変良いと思った。グループのメンバーも、地域も所属も異なる人たちで組んでいただいたのでよかった。

本日のセミナーの、今後の学校や地域での活用方法について

  • まず5年生の社会科、家庭科で、子どもの主体的な学びと体験活動を取り入れた食に関する指導に生かしたい。
  • 教師側の言葉を押しつけてしまいがちなことに気づいた。子どもの自分の言葉で物事を完結させたい!!
  • 保健所の立場から、もう少し小さい子が楽しく食べること、食べることがいろいろなことにつながることを教えていきたい。
  • 授業に取り入れるだけでなく、伝達講習をやりたい。今まで外部講師を頼んだりしていたが、これからもさらにあちこちに手をのばしてネットワーク作りをしたい。
  • 起承転結のある流れで、自ら考えることができるような問いかけをしたり、興味を引き出すことができるような内容で、教室を開催していきたい。

日頃、食育の推進に向けた取組を行う際の課題、問題点等について

  • 校内の教員が組織として食育に取り組むための態勢づくりが一番の課題。食育を大切だと意識してもらうために、どのような働きかけをするとよいか、日々考えている。
  • 栄養教諭配置の必要性について、学校現場に知らしめていくこと、実感させていくこと。
  • 授業内容を深く相談することができない。担任の先生ともっと話し合って授業内容を決めていけたらと思うが時間がない。
  • 時間がない、という言い訳を自分にしている。理解、協力してくれる先生に今日のことを伝えて、積極的に進めたい。しかし、なかなか学校の中で食育時間がとりにくいのも事実。

お問合せ先

経営・事業支援部地域食品課

担当者:食育推進班
代表:052-201-7271(内線2732)
ダイヤルイン:052-223-4602
FAX番号:052-219-2670