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東海農政局

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「東海地域食育シンポジウム~日本の食文化がもたらす豊かな『暮らし』と『心』の継承~」を開催しました

日本の食文化は、四季折々の地域の風土に根ざした様々な食材が伝統的な料理や行事等と結びついて発展してきました。
しかしながら、食の多様化や社会環境の変化により、日本の食文化が十分に受け継がれず、次世代へ伝えられていない状況です。
このため東海農政局では、日本人の食文化がもたらす豊かな「暮らし」と「心」の継承について考えるシンポジウムを開催しました。

日時

平成31年3月8日(金曜日)13時30分~16時15分

場所

名古屋ダイヤビルディング1号館161会議室(名古屋市中村区)

次第

開会

あいさつ(東海農政局橋本次長)

プログラム

1.講演「伝えよう 育てよう 日本の豊かな食文化~日本国内外での農や食の体験活動から~」

  • 講師:長野県立大学(食健康学科長) 教授 中澤弥子 氏

2.事例紹介

  • 岐阜県:割烹料亭うを仁 臼井規郎 氏
  • 愛知県:公益財団法人 愛知県学校給食会 検査普及課 河野瑞恵 氏
  • 三重県:農業法人せいわの里まめや 北川静子 氏

3.パネルディスカション「日本の食文化がもたらす豊かな『暮らし』と『心』の継承」

  • コーディネーター:中澤弥子 氏
  • パネリスト:臼井規郎 氏、河野瑞恵 氏、北川静子 氏

閉会

参加者

とうかい食育ネットワーク会員、食育関係者、食に関心のある方等57名

シンポジウムの内容

講演「伝えよう 育てよう 日本の豊かな食文化~日本国内外での農や食の体験活動から~」

長野県立大学(食健康学科長) 教授の中澤弥子先生を迎え、「伝えよう 育てよう 日本の豊かな食文化~日本国内外での農と食の体験活動から~」をテーマにご講演をいただきました。

ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」について、日本人の精神を現す食に関する主体的な慣習が無形文化遺産であることなどを、世界から見た日本の食文化の特色、長野県で行っている研究調査での事例などを通して紹介がありました。
次に、2014年に文化庁文化交流使として、ヨーロッパ7カ国を2ヶ月間にわたり、食文化の普及活動を行った取組について、ヨーロッパでの和食の高い評価やヨーロッパの食文化の取組などについてお話しいただきました。
最後に、食文化というものは変わっていくものであり、古いやり方だけでなく、いろんな方法で伝えていくことが必要、細かい枠で食文化を考えてはいけない、気候変動や温暖化などの影響もある中、食の自立も頭に置きながら食育を考え、地域作りを考えていかなければならない、とお話がありました。

中澤先生会場

事例紹介

岐阜県:割烹料亭うを仁 臼井規郎氏からは、岐阜市の中学校の給食に地場産食材を使った郷土の食を提供し、食育授業などを実施している取組について紹介がありました。

臼井氏

愛知県:公益財団法人愛知県学校給食会 検査普及課 河野瑞恵 氏からは、愛知県内の栄養教諭・学校栄養職員を対象とした、郷土料理講習会などの取組について紹介がありました。

河野氏

三重県:農業法人せいわの里まめや 北川静子 氏からは、農村文化を次世代に伝えるため、家庭料理レストラン、加工品の販売などの取組について紹介がありました。

北川氏

パネルディスカッション「日本の食文化がもたらす豊かな『暮らし』と『心』の継承」

事例紹介者の3名をパネリストに迎え、「日本の食文化がもたらす豊かな『暮らし』と『心』の継承」をテーマにパネルディスカッションを行いました。

意見交換では、各パネリストが活動を行う中で困ったことや課題としてどのようなことがあったのか、取組の中で問題や課題をどのように解決できたか、また、活動をしてどのような効果があったかについて事例を交え意見交換し、今後の食文化の継承をする上でのポイントなどについて議論いただきました。

最後に、中澤先生の「これからは皆で子どもたちのため、日本の美しさや農業がこの先失われていくのはもったいないので、楽しみながらいろいろな活動ができる仕掛けとともに、いろいろな学びを体験を通じて得られるようにしていければ良い」とのまとめで終了しました。

中澤先生臼井様北川氏パネル
(左から、コーディネーターの中澤弥子氏、パネリストの臼井規郎氏、河野瑞恵氏、北川静子氏)

参加者の感想(当日のアンケートから)

  • とても参考になりました。それぞれの立場で熱く食育に奮闘されている様子を聞くことができ、私も頑張ろうという気持ちが更に芽生えました。(学校関係者)
  • 日本の食文化、和食を未来につなげたい、という熱い思いの講演で伝わりました。給食に関わる仕事をしている人間として、食を大切に提供したいと思います。(学校関係者)
  • いろいろと考えさせられました。第1次産業がダメになると国が滅びると思います。そのためには食育を通して地産地消を進めることが重要だと思いました。(企業)
  • 食育について様々な考え方があり、それを全て理解するのは簡単ではなく、更にそれを発信するのは難しいことだと思いました。自身のアンテナを広く張り多くの考えを受け止めながらも現代に合ったより良い食育を発信していけるよう活動していきたい。ありがとうございました。(企業)
  • 体験の場を増やす取組、事業を計画実施する必要が高いことがよく分かりました。知識を自分自身も増やすことが必要です。(行政機関)
  • 環境が主という言葉がとても心に響きました。自然の恵みを上手に伝えていくのも大切だと分かりました。(個人)
  • 親が食に敏感(和食を食べている、和食のマナー)だと、子どもも自然と和食になると思いました。(個人)
  • 小学生の子どもを持つ親としても、とても興味のある内容、関心の持てる情報ばかりでした。お話を聞いた上で思うことがたくさんありましたが、今の私の立場でも何かできることを見つけて行動に移せるように考えていこうと思いました。(個人)
  • 今日の皆さんの発表は今後の夢も多く含まれていて、大事だと思います。ぜひ、続けてほしいと思います。田舎の子どもたちの心の広さが感じられ、そんな所があることを知りました。
  • 食はすべて勉強につながる内容だと、改めて思いました。(消費者団体・生協)
  • 非常に良かったです。次世代に、心の豊かさが継承されていきます。日本の食文化を大切にしていきたいと思いました。(消費者団体・生協)
  • 食の大切さを多方面から見つめることができました。改めて食育が大切であることを再認識し、私の今後の食育活動に向けて意欲が高まりました。長野の野菜推進・減塩活動は知っていたが、その他にたくさんの取組があることで長寿につながっていると感心しました。(食育ボランティア)
  • 食育は子どもたちの体験がすごく心を打つのだと思いました。身近な食育の話を聞けて良かったです。(食育ボランティア)
  • 農家の現状・高齢化が進み多品目の生産が難しい。活動を継続することで、子どもたちが後継者になってくれた話や、子どもたちが実際体験することで好きになった料理や食材が増えたなど、とても良い話で自分たちの力になるお話でした。ありがとうございました。(食育ボランティア)
  • 和食の伝承の大切さを改めて考えさせられました。「まめや」にぜひ伺いたいです。愛知県学校給食会(豊明)の食育イベントも良かったです。講演、事例紹介、みな具体的な事例が聞けて良かったです。(食育ボランティア)
  • 諸外国、日本の各地の食事状況がわかりよかったですが、お話が富んでいて、もう少しゆっくり聞かせていただきたいと思いました。事例やパネルディスカッションは、それぞれの立場のお話が聞けて良かったです。(その他団体)
  • 講師の方々はとても熱心で勉強になりました。このようなイベントを開催いただき、ありがとうございました。(その他団体)

お問合せ先

経営・事業支援部地域食品課

担当者:食育推進班
代表:052-201-7271(内線2732)
ダイヤルイン:052-223-4602
FAX番号:052-219-2670

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