とうかいほっとメール第357号(平成31年3月5日発行)
目次
- メッセージ
- 東海農政局からのお知らせ
- 東海イベント情報!
- 「消費者の部屋」をのぞいてみませんか!
- お知らせします!「統計情報」
1.メッセージ
ミカンコミバエと豚コレラ
東海農政局 消費・安全部 安全管理課長 東 正彦(ひがし まさひこ)
昨年の10月1日付けで安全管理課に着任しました。課の仕事の一つに家畜衛生に関することがあります。ご承知のとおり、昨年9月に岐阜市の養豚場で我が国では26年ぶりに豚コレラが発生し、未だ終息していない状況です。これに対し、国と県が連携して、殺処分等防疫措置の実施、衛生管理の徹底等の取組を続けており、東海農政局としても防疫措置への人的支援や消費者への情報提供等に取り組んでいるところです。
私事ながら、3年前には九州にある門司植物防疫所に勤務しておりました。ちょうどその時、我が国が侵入を警戒する重要害虫である「ミカンコミバエ」が、昭和61年の根絶以来久しぶりに奄美大島等で発生し、緊急的な防除の一環として、発生地域においてはタンカンなどの寄主果実が収穫されずに廃棄となりました(平成28年7月、終息確認)。
今回の豚コレラのことといい、どうも私はこのような事態に仕事として巡り会う機会が多いような気がするのですが、つくづく実感するのは、これら海外の害虫や家畜疾病がひとたび我が国で発生した場合の地域の農畜産業に与える影響の大きさです。必要な措置とはいえ殺処分を受け入れざるを得ない生産者の心情や周辺農家の不安感は、察するに余りあります。一刻も早い豚コレラ終息に向け微力ながら努めてまいりたいと、本稿を書きながら気持ちを新たにしているところです。読者はじめ関係各位の豚コレラ対策へのご理解とご支援を改めて心からお願いする次第です。
2.東海農政局からのお知らせ
東海農政局管内で感染が確認された豚コレラへの対応
- 豚コレラに対する防疫対策を強化するために、豚コレラ拡大防止に対する対策を追加しました。(2月26日(火曜日))
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/190226.html - 野生いのししに対する経口(餌)ワクチンを、豚コレラに感染したいのししが確認された地域に限定して散布することとしました。(2月22日(金曜日))
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/190222_12.html - 海外から日本へ肉製品の持ち込みはできません
郵便で海外から肉製品を送ることはできません。また、持ち込むこともできません。お土産だけでなく機内食や船内で出された食事も持ち帰れません。
https://www.maff.go.jp/aqs/tetuzuki/product/aq2.html - 東海農政局管内で感染が確認された豚コレラへの対応について
https://www.maff.go.jp/tokai/shohi/anzen/csf/index.html
平成30年度未来につながる持続可能な農業推進コンクールにおける東海農政局長賞が決定
東海農政局は、2月22日(金曜日)、「平成30年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール」における東海農政局長賞の受賞者を決定しました。
- 竹尾(たけお)茶業株式会社(三重県津市)
部門:有機農業・環境保全型農業部門 個別経営の部 - 農事組合法人光輪(こうりん)(愛知県南知多町)
部門:有機農業・環境保全型農業部門 団体の部
https://www.maff.go.jp/tokai/seisan/kankyo/contest/20190222.html
「平成30年度輸出に取り組む優良事業者表彰」で、農林水産大臣賞を受賞!
「平成30年度輸出に取り組む優良事業者表彰」において、農林水産大臣賞及び食料産業局長賞の受賞者が決定し、東海農政局管内からは、金印株式会社(名古屋市中区)が農林水産大臣賞に選定されました。
https://www.maff.go.jp/tokai/press/renkei/190227_23.html
「平成30年度6次産業化優良事例表彰」で、奨励賞を受賞!
「平成30年度6次産業化優良事例表彰」(6次産業化アワード)において、農林水産大臣賞、食料産業局長賞及び奨励賞の受賞者が決定し、東海農政局管内からは、株式会社小林農産(三重県明和町)が奨励賞(ICT技術活用賞)に選定されました。https://www.maff.go.jp/tokai/press/renkei/190227.html
HACCPの普及に向けた説明会を開催します
東海農政局は、3月20日(水曜日)、名古屋国際センター別棟ホール(名古屋市中村区)で、食品製造等事業者及び食品の加工、調理、販売等に取り組む農林漁業者をはじめとした食品等事業者を対象に、HACCPの普及に向けた説明会を開催します。
定員は180名、参加費無料。申込みは、3月18日(月曜日)まで。
https://www.maff.go.jp/tokai/press/kigyo/190225.html
6次産業化の取組事例集を更新しました
6次産業化の特徴的な取組を抜粋した「6次産業化取組事例集」が、2月時点で事例を追加・更新しました。https://www.maff.go.jp/j/shokusan/renkei/6jika/torikumi_jirei/jireisyu.html
「米粉」をおいしく利用する講習会を開催しました!
東海農政局は、1月29日(火曜日)、愛知菓子会館(名古屋市西区)で、「米粉の調理実演講習会」を開催しました。
当日ご紹介した米粉のおいしいレシピや、出来上がった試食品等を紹介しています。https://www.maff.go.jp/tokai/seisan/shinko/komeko/event/20190129.html
3.東海イベント情報!
- 東海地域で開催されるイベントをご紹介します!
「食の安全」をテーマにしたポスター展示
3月6日(水曜日)~3月12日(火曜日):セントラルパーク情報ギャラリー(名古屋市中区)
- 食の安全に対して正しい知識を持っていただくためのポスター展示です。https://www.maff.go.jp/tokai/press/seikatsu/190226.html
一宮生協まつり in 一宮市総合体育館
3月9日(土曜日):一宮市総合体育館(愛知県一宮市)
- 組合員、メーカー、生産者が一同に会する一宮生協最大のイベントです。
http://ichinomiya.coop/kumikatsu/calendar
第4回あいち・じもと農林漁業成長応援「食」と「農」の大商談会
3月12日(火曜日):名古屋市中小企業振興会館(名古屋市千種区)
- 農林漁業者、食品製造業者と流通業者の商談等を支援する交流会です。
https://www.meigin.com/meeting/index.html
平成30年度「食品安全セミナー(3月)」
3月13日(水曜日):東海農政局(名古屋市中区)
- 第2部は野草や山菜などの自然毒について分かりやすくご紹介します。
定員は40名、参加費無料。申込みは3月11日(月曜日)まで。
https://www.maff.go.jp/tokai/press/seikatsu/190218.html
第48回中部酪農青年女性酪農発表大会
3月14日(木曜日)~3月15日(金曜日):ロワジールホテル豊橋(愛知県豊橋市)
- 東海・北陸地区の優秀な酪農経営の成果を発表し、意見交換を行います。
問合せ先:生産部畜産課(内線2436)
4.「消費者の部屋」をのぞいてみませんか!
- 東海農政局「消費者の部屋」は、平日10時から17時まで開設しています。お気軽にお立ち寄りください。アクセスはこちらから。
特別展示
特別展示「食の安全について」(3月12日(火曜日)まで)
健やかな食生活を送るための役立つ情報として、「食品安全の基礎」「ジャガイモの食中毒を予防するためにできること」「国産ジビエ認証制度」をご紹介します。
https://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/heya/tokubetsu/20190228.html
今後の特別展示予定
テーマ:東海3県の農産物・加工食品を紹介します(3月15日(金曜日)~3月28日(木曜日))
常設展示
東海3県の農業を、統計データを使って分かりやすく紹介しています。
3月は、野菜、6次産業化のデータを展示しています。
「東海の四季」は、菜の花の写真を展示しています。
https://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/heya/josetsu/201903.html
「消費者の部屋」展示資材を貸し出しています
東海農政局「消費者の部屋」では、展示資材(食品サンプル、ポスター)を無料で貸し出しています。農林水産施策や食料消費、食生活等の情報発信に取り組む皆様のご利用をお待ちしています。
https://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/heya/rental/index.html
5.お知らせします!「統計情報」
「平成30年産大豆の作付面積及び収穫量(東海3県)」を公表しました
https://www.maff.go.jp/tokai/press/tokei/190225.html
「写真でみる農作物の生育情報(平成31年2月分)」を掲載しました
今月の写真は、岐阜県のねぎ、いちご、愛知県のキャベツ、セルリーです。
https://www.maff.go.jp/tokai/tokei/photo/index.html
「活かすデータベースを活用した分析事例」を掲載しました
地域の農業を見て・知って・活かすデータベースを活用した分析事例です。
今回のテーマは「田原市の農地の流動化の状況等」です。
https://www.maff.go.jp/tokai/tokei/ikasudb/index.html
お問合せ先
企画調整室
担当者:Webサイト担当
代表:052-201-7271(内線2317)
ダイヤルイン:052-223-4610