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 水田魚道の設置(愛知県西尾市北浜西地区)

水田魚道TOP

水田魚道は魚などの生きものが田んぼへ自由に出入りできるよう、田んぼと用排水路との間につける道のことです。

東海農政局では田んぼがお米だけでなく、多くの生きものが育つ場所となるように、水田魚道の効果的な設置について調査を行う「環境配慮施設の効果的配置手法確立調査」を愛知県西尾市の北浜西地区で行っています。

調査では、水田や水路の生きものの生息数や魚道の利用状況調査のほか、地域の子どもたちが実施する「生きもの調査」に協力しています。 

水田魚道と堰板を設置しました

 北浜西地区の農家さんらの協力で、地区内8カ所に水田魚道を設置しました。 

水田魚道の設置作業1 水田魚道の設置作業2 水田魚道の設置作業3 設置された水田魚道 設置された堰板設置された堰板
畦の高さや水路の幅をはかって、魚道の設置位置を決めます。 魚道を仮置きし、寸法を確認していきます。  田面の高さなどを見ながら畦を掘り、魚道を埋め込んでいきます。

魚道の傾斜などを確認し、完成です。

また、排水路には生きものが移動できる水位が常に保てるよう、堰板を取り付けました。

水田魚道を使って生きものが田んぼにやってきました

田んぼに水が入った代かき後から収穫前までの時期に、水田魚道を使ってどれだけの生きものが行き来しているか調べました。

調査は以下の2つの方法で行いました。

その結果、ドジョウなどの生きものが、水田魚道を使って水路と田んぼを行き来し、田んぼが生きものの生まれる場所となっていることが確認されました。 

そ上調査 降下調査
遡上調査で網を回収 遡上調査で捕獲されたドジョウ 降下調査で網を設置 降下調査で捕獲されたドジョウ
魚の動きが活発になる夕方から早朝にかけ、魚道の上部に網を仕掛けて回収します。 網には、田んぼで卵を産むために水路から登ってきた、おなかの大きいドジョウが捕獲されました。 田んぼの中干しの時期に、魚道の水路側に網を仕掛け、中干しをします。 網には、田んぼで生まれたばかりの小さなドジョウたちが捕獲されました。

水田魚道と堰板の設置により、田んぼのまわりの生きものが増えました

水田魚道の設置と堰板による水深確保により、水路(排水路)にどれだけの生きものが増えたのかを調べました。

その結果、水田魚道の設置前(平成22年度)より、設置後(平成23年度)に大幅に生きものの数が増えたことが確認されました。 

水路調査における捕獲数量

グラフ上:設置前(平成22年度)

グラフ下:設置後(平成23年度)

単位:匹

ドジョウ

ドジョウ

ドジョウデータ

フナ

フナ

フナデータ

水田魚道のまわりにどんな生きものがいるか、地域の子どもたちで「生きもの調査」をしました 

水田魚道生きもの調査1「水土里豊かな北浜川西を作る会」が、東海農政局が「水田魚道」を設置している北浜西地区において、平成23年10月9日に生きもの調査を行いました。

地域の子ども達21人を含む57名が参加し、水田魚道周辺にどんな生きものが住んでいるのかについて調査し、希少生物や生物多様性の保全について学ぶとともに、農村環境に対する理解を深めました。

東海農政局は滋賀県立大学環境科学部の皆川明子助教と、この「生きもの調査」に参加し、生きものや農村環境に関する説明や資材提供などに協力しました。

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担当者:環境班
代表:052-201-7271(内線2541)
ダイヤルイン:052-223-4631
FAX:052-220-1681

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