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平成22年度東海ブロック農村女性交流会

東海農政局男女共同参画推進本部は、平成23年3月1日に愛知県産業労働センター(ウインクあいち)にて、「農村女性起業のステップアップを目指して」をテーマに、平成22年度東海ブロック農村女性交流会を開催しました。

今年度は、女性が起業し、農業経営に参画することの重要性と効果、課題について考えることを目的に、講演と事例紹介、交流昼食会、グループ討議を行い、女性農業者や県の普及指導員等64名の参加をいただきました。

 交流会の概要

1.講演

テーマ:「農村女性起業のステップアップ~起業から企業へ~」

講師:山崎久民氏(株式会社WAN研究所代表取締役)

農村女性起業のステップアップするため必要なことについて、
(1)まずは、「男女共同参画と起業の間で」として、農村女性起業は自身の経済的自立と能力開発に加え、企業活動による地域貢献、社会貢献など、事業をやることの意味を起業グループ内で明確にし取り組むことが必要であり、事業の成功が地域貢献につながること、
(2)次いで、「起業から企業へ」として、起業活動は事業を維持継続することが前提であり、そのためには、売れる商品を開発するなど日々改善が必要であること、人件費はもとより、人材育成、宣伝費等先行費用を内部留保できる利益を出すこと、地域で就業する機会を創出したり、企業として税金を納め、地域の雇用や財政に貢献することが重要であること、
(3)続いて、乗り越えなければならない「農山漁村女性起業における中途半端の壁」として、起業すると家業(農林水産業)との二足のわらじを履くことになり、どちらも中途半端になりがちだが、季節により労働期間を分担することで農業との両立をしている直売所の事例を参考に、乗り越えて欲しいこと、
(4)最後に、起業者が業績を伸ばすためには、農業者だけでなく、商工業者(豆腐屋等農業者以外の同業者等)との情報交換が有効であること、また、その先にいる都市住民など消費者との交流により、日本農業を理解し、地域特産物を買っていただける消費者をどんどん増やして、次世代につなげていくこと、
の四つの項目により講演がありました。

 講演_山崎先生

2.事例紹介

(1)本川榮子さん(株式会社明宝レディース代表取締役)

 旧明宝村内の農業婦人グループから立ち上げた女性だけの会社設立の経緯を話され、テレビや雑誌などでも取り上げられ、有名になっているトマトケチャップ等の製造過程と、機械化できるところを敢えて人の手で行う工程のこだわり、地元の特産を活かした商品の開発の取組み、農家レストランなど事業拡大により、経営の発展を図ってこられた事例をご紹介いただきました。

事例紹介_明宝レディース 

 

(2)下島和子さん(有限会社シュヴァインハイム代表取締役)

家業の養豚から家族とともに、自分を中心に頑張って食肉加工業を始められ、さらに、レストラン事業の展開と、新規店舗出店で御苦労されたこと、また、今年の経営方針「みんなでワクワクしよう!!」のもと、これからも小さくとも輝きつづけたいという御意志と共に日本再生のキーポイントは農業・漁業・林業が基盤であるという思いを強く語られました。

 事例紹介_シュバインハイム1

(3)北川静子さん(有限会社せいわの里代表取締役)

地域の高齢化により、農村文化が廃れていくという危機感から、地元の女性達を中心に35名が出資して平成15年「農業法人(有)せいわの里」を設立され、その拠点となる農村レストラン「まめや」の開業にあたって、運営スタッフのみならず、地域の老若男女みんなで知恵を出し合いオープンされた経緯を話されました。また地域の生産者のみならず小中学生などの地域で採取した山菜等を買い上げ、来客者と話しながら農村の良さを認識してもらうなどの活動を通して、農村文化を伝承し、次世代に農村文化をつなげていく取組みについてご紹介いただきました。

 事例紹介_まめや1

3.交流昼食会・グループ討議

お昼は、グループに分かれ、岐阜県関市の「ふる里レディース」が製造した、地元農産物を使ったお弁当をいただきながらの交流昼食会。続くグループ討議など、盛りだくさんの内容で農村女性相互の交流を深めました。 

 ふる里レディース弁当 グループ会議

 

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