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国産金胡麻栽培事業ネットワーク(平成21年度)

 国産金胡麻栽培事業ネットワーク

教育ファームの概要

年間スケジュール

応募者多数のため、ステージを2分割して取り組んでいます。

以下にお示ししているのは分割前の予定で、今後、取組の確定・進捗とともに修正し掲載いたします。

平成21年5月中旬

  • 種まき作業終了後、「金ごま塩おにぎり」を食べます。

平成21年6月中旬

  • 間引き&草取り 

平成21年6月23日

  • 草取り(2回目)

平成21年7月中旬

  • 金ごまの花畑鑑賞会

平成21年7月中旬

  • 草取り(3回目)

平成21年8月19日

  • 金ゴマ栽培事業ネットワーク取材記

記事:東海農政局地域第三課

平成21年8月30日

  • 収穫 

記事:東海農政局消費生活課

平成21年9月3日

  • 地元幼稚園児による収獲

記事:東海農政局地域第三課

平成21年9月初旬

とうみ(ふるい)作業~福田先生による金ごまセミナー同時開催

平成21年10月

金胡麻精進料理会~「いただきます」の意味を考える(交流会)

教育ファームの概要 

取組の目的

自前で畑が用意できない都市部の方のために、1グループ1アールの畑を用意し、胡麻栽培農家から直接栽培の手ほどきを受けながら、胡麻を味わい、その魅力を体験していただく食農教育講座を開催いたします。

参加者の方と一緒に国産胡麻の絶滅化について考え、その重労働や体験からいろいろと日本の農業について、感じ取っていただければと思っております。

また、苦労して収穫した作物に感謝の念や愛着が沸き、大人も子どもも「いただきます」が自然と言えるような体験教育の場としたいと考えております。 

参加形式・人数

  • 一般公募型、愛知県内の、親子30組。別途グループでの参加や個人での参加も認める。

対象作物

  • 胡麻 

窓口組織名

  • 国産金胡麻栽培事業ネットワーク

連携団体

  • とうかい食農健サポートクラブ
  • NPO法人Let's 食の絆
  • 日本ゴマ科学会
  • 在来種保存会
  • 安城市
  • おやじの休日の会

 年間スケジュール  

平成21年6月23日   

  • 草取り

国産金胡麻栽培事業ネットワークの看板

胡麻栽培は40アールの中に区画をもうけ、20組46名と地元幼稚園(2園)200名がおのおのの区画の中に胡麻の種をまき、基本的にはそれぞれの力で、草むしりなどの作業を自由に行うスタイルで実施しています。

もちろん、わからないことは、聞けば教えてもらえるのとの事。

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本日6月23日はそんな応募者の中でも、地元の幼稚園の園児が草むしりを行う日。
種蒔きは既に終わり、金胡麻の苗もまだまだ小さいもののしっかりと主張してきている今日この頃です。
前日の天候、特に明け方の強雨で不安があったものの、その後、天候が回復し、晴れて本日は草むしり!子供たちは盛んに草をむしる。
雑草を抜く園児
燦々と降り注ぐお日様の下、元気いっぱい草むしりをする。
「わいわい」「ガヤガヤ」「わいわい」「ガヤガヤ」今日はひばりの囀りよりも、子供たちの声が天高くこだまする。
雑草のつもりが苗を抜くこともしばしば。

胡麻の苗

それでもいいんです。これが教育です。間違ったっていいんです。
そこから知ることが大事であり、何事も経験してみないとわからないんです。
「子供の時に経験したことは、大きくなっても忘れないものだよ。」と亀山氏。
小一時間ほどすると取った草は山のように積まれる。これも子供の遊び方。「子供は不思議と山に積むんだなぁ。」取った雑草もわざわざ見せに来る。「ねぇねぇこんなに取ったよ!」と。子供たちにとって畑は遊び場、雑草も宝物。大人にとっては感心することがいっぱいだ。

抜いた草を積み上げる園児

雑草の山、山、山。

たくさん取れて作業も終了する頃、先生が必死に言う。「みんな足下を見てみて下さい。」「苗を踏まないように!」「ほらそこ踏んでる!」「絶対に踏まないように!」
先生たちは必死だが、それでも子供たちはお構いなし。
踏んづけていても、雑草と間違って抜かれてしまっても、亀山氏の顔からは、笑みが浮かぶ。これも「教育」なのだと。

亀山氏

まだ少し先の話・・・。最終的には収穫後、乾燥も選別も行うとの事。乾燥をすることにより、胡麻からは「パチパチ」とはじける音が出る。この音を感じ取り胡麻の神秘性を感じ取ってもらえたらと亀山氏は言う。

最後には昔ながらの「ごま塩」を作り、ごはんにまぶして食べる
これが亀山氏のイメージするストーリーだ。

ちなみに、以前中日新聞に記事が載り反響が凄かった。急遽募集を募ることになり、3坪24組を第二期として行うこととなった。

6月19日、20日と種蒔きを実施。さて、この畑もうまく育ちますように・・・。

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記事:東海農政局地域第三課 農政業務管理官

 

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平成21年8月19日 

  • 金胡麻塾取材記

 「暑い!」「暑い!」本日、晴天なり!

久々に金胡麻畑を訪問してみると・・・。

大きく成長した金胡麻が辺り一面を覆い尽くす。
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日照不足などの天候不順により、生育が心配されたが、「そんな心配、もろともせず」である。
植物の持つ生命力による作用はもちろんの事。亀山氏をはじめとする指導者の手入れや、何より、金胡麻を一生懸命育てようとする参加者自身の愛情と努力が、成果となって現れている。

中には、あまり手入れされていない畑もあり、その差は歴然!

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しかし、そういう失敗は、作物を育てる上でやはり「必要」との事。
失敗を教訓に「次こそは!」とやる気も沸いてくる。
“失敗は成功のもと”

参加者の中には、再チャレンジしている方もおり、他に比べるとまだまだ小さい。「小さいけれど、今度こそうまく育ちますように・・。」

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そんな金胡麻たちはそろそろ収穫期を時期を迎えます。
適期刈取りが必要だが、刈取りには胡麻の状態の見極めが難しく、天候によって刈取る時期が変わってくるとのこと。
葉っぱが徐々に黄色くなり、胡麻のさやが青色から茶色へと色付くと、最後は「パチ」「パチ」とさやが弾け、胡麻が顔を出します。こうなる前に刈り取るとの事です。

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早ければ8月の中旬から月末には収穫できるとのことです。

丹精込めて育てた各々の金胡麻。喜びの収穫はもうすぐそこまで来ていますよ。

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-取材余談-
「胡麻は雑穀にあらず。胡麻は工芸作物である。工芸=芸術品であり、それを栽培する我々は芸術家、「アーティスト」である。」と金胡麻塾スタッフである若手栽培者の成瀬氏は言う。
「彼らはそうは言ってはいるがね・・・・」塾長の亀山氏は続けて言う。「まだまだそんなもんじゃない。我々はいつまで経っても精進を続け、いつまで経っても「耕作者」だよ。」と。

当日、塾長の亀山氏はTV取材(NHK)を受けていました。

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地元幼稚園児が草むしりを行った畑は、こんな状態。
雑草と一緒に苗もむしってしまったのでこのとおり。

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第二期募集の畑も順調に成長中です。
すでにこんなに生育しています。

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記事:東海農政局地域第三課農政業務管理官

 

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平成21年8月30日 

  • 収穫 

休日の午後3時。
安城市内の収穫時期を迎えた金ゴマの畑に参加者の皆さんが集まりました。
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種まきしてすぐに草が伸び始めて
週に2回、朝、出勤前に名古屋市の緑区から通っていました…

と、お話しされる参加者の方もいれば
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種まきしてしばらく放っていたら
全滅して、何が生えていえるのかわからなくなりまして…
まき直して、それから心を入れ替えてここまで来ました

と、当時の反省を振り返る方も。

参加者の区画を巡回しながら、収穫作業の方法を指導し、

収穫した金ゴマはできるだけ家に持ち帰り乾燥も含めた体験をすることを進める亀山さんと成瀬さん。

それぞれの区画で、それぞれの思いを込めて作業を進められていました。

記事:東海農政局消費生活課

 

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平成21年9月3日  

  • 収獲

【金胡麻塾取材記】

待ちに待った。本日は金胡麻の収穫日!
前回、草むしりの取材を行った、地元の幼稚園の収穫に訪れました。

収穫には、鎌などの道具を使うため、先生方以外の強力な助っ人が登場。
園児の保護者も参加しての大収穫際となりました。

記念撮影

子供たちが一生懸命種蒔きを行い、草をむしり、そして大きく実った金胡麻の前で、みんな“ニッコリ”記念撮影。
しっかりと育った金胡麻に園児も先生も、そして保護者の方々も大興奮。

興奮のルツボ

畑は興奮のルツボと化した。
心配されていた天気も大きな崩れはなく、収穫時にはお日様も顔を出す好天気。

園長先生が園児たちに質問をする。
「鎌が置かれていたら、手を出してもいいですか?」
「ダメ~。」とすぐに返事か返る。
「カメムシがいっぱいいるので、みんな気を付けて~。」

みんなに質問

こちらも「は~い。」といい返事。
バッタにカメムシ、イモムシと。畑の中にはいろいろな虫がいる。
園児の中には苦手な子もいるが、基本的には、みんな虫好き。

虫、平気です 

意外や意外。奥様方も案外平気な様子。さすが「母は強し!」である。
感動と興奮に「きゃーきゃー」「ワーワー」畑は歓喜に沸く。
やはりと言うべきか。今回も畑は子供の遊び場である。

ジャングル

子供たちにとって、胡麻畑はジャングルだ!!

慎重に運ぶよ

畑にはブルーシートが敷かれ、根元から切られた胡麻が園児の手で次々と運ばれてくる。どこか神妙で緊張した面持ち。それもそのはず。
慎重に扱わないと中から胡麻が飛び出してしまう。
「みんな~、しっかりと持って、ゆっくりと置いてね~。」と園長先生。

結構な量

草むしりの折に間違って苗を抜いてしまって、所々抜け落ちていた金胡麻も、収穫してみると、どうしてどうして。結構な量となりました。

収獲完了

小一時間ほどで、園児たちによる収穫も終わり、これらは園に持ち帰り、「乾燥」から「脱穀」、「選別」を行っていくことになります。
塾長の亀山氏から園児のみんなにメッセージが。

メッセージ

「いいですか?君たちが種を蒔いた時、空にはひばりが鳴いていました。今は虫の声が響き渡っています。一生懸命、草を取り、間引きをし、それがこんなに大きくなりました。この後、園に持ち帰って、乾燥させます。この時に、静かにしていると「パチッ」「パチッ」と音がして、サヤから胡麻が飛び出してきます。と~っても不思議で、と~っても神秘的なこの音を聞くと、と~ってもしあわせな気持ちになります。どうか静かに耳を澄ませてこの音を聴いてみて下さい。」

最後は、お世話になった亀山氏へお礼のあいさつ!
「ありがとうございました~!」

園に帰るよ

幼稚園では、この金胡麻栽培以外にも、園近くの水田で稲も栽培しており、収穫したお米はおにぎりにして、この金胡麻で作った、昔ながらの“ゴマ塩”をまぶして食べるとのこと。また、おもちにゴマをまぶし、ゴマ餅としても食べるとのことです。
収穫が終わっても、園と園児たちのゴマ物語はまだまだ続くようです。
本当にサイコーですね。
賑やかになる
もう少しすると第二期の畑も収穫を向かえ、収穫後、第一期と第二期の参加者である塾生の卒業式をこの畑にて行われるとのこと。
卒業証書の授与やバーベキュー大会、更にはミニコンサートといった催しが行われます。また、それぞれの栽培体験をした感想を発表するそうです。
「いつもは静かな畑だが、子供たちが来ると、とっても賑やかな畑になる。作物にとってもいいことだ」と亀山氏。

縁の下

園長先生は人知れず黙々と草取りをして、畑の管理をされていたとの事。
さすが!縁の下の力持ち。

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夏草ならぬ“夏胡麻や園児(つわもの)どもが夢の後”

もうすぐ収獲第二期

第二期のほ場はこれから収穫との事。

 

-取材余談-

草むしりなど多少のことが疎かでもあまり問題ではないそうだが、収穫だけはタイミングがあり、そこが重要だと亀山氏。
「収穫の時期は“胡麻”に合わせろ!」とのこと。
次なる目標
また、こだわりの職人、亀山氏は次なる思いを考えていました。
「今年は、種をすぐに蒔けるように畑をきれいにしておいたが、来年はこの土作りからやってもらう!鶏糞の香りを感じながら、作物を作る上で重要な土作りを経験することにより、楽しさだけじゃない、“苦しさ”を経験してもらう。これが、農業にとって重要なんです。」と。

参加者にとって種蒔きから収穫までといった取組みが実にシンプルでわかりやすく、作物の出来、不出来に関わらず、各々の都合やペース、自己責任において管理を最後まで行い、栽培の難しさや喜びといったものをこの取り組みから得られたのではないかとこの取材通じて感じました。

記事:東海農政局地域第三課農政業務管理官

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