ホーム > 政策情報 > 分野別情報 > 消費・安全 > 食育 > 教育ファーム(農林漁業体験)事例 > 飛騨中野教育ファーム推進協議会(飛騨市)(平成20年度)
|
2年前に「酪農教育ファーム(外部リンク)」を立ち上げ、地元の方々や子ども達が集まってくれるそういう楽しい場を造ることが出来ました。 今回新たに、飛騨市並びに飛騨市教育委員会が中心となっていただき「飛騨中野教育ファーム」を立ち上げました。 協議会には「朝霧ファーム」さんにも参画を頂き、「地域循環型農業」ということで、1.「食べる」と言うことは「作る」と言うこと。2.作って食べる楽しみ。3.親子の中で農業を楽しんで、食の大事さを。そういったものを地元で見いだすことによって、「地域の大切さ」「地元力」「ふるさとを愛する気持ち」を導き出して行けるような第一歩を踏み出して行きたいと思っています。 【協議会メンバー:(有)牧成舎代表取締役-牧田礼子氏】 |
地域の特性を活かした農林畜産の体験を行い、子供たちの「甲斐性」の力を引き出し、郷土への愛着心を育むことを目的とします。また、関係者の連携した取組みを計画的に推進していくことを目指します。
土作り
|
教育ファームオープンイベント(体験する家族を含め、約200名以上が参加) いよいよ教育ファームオープンイベントのスタートです。 5月5日のこどもの日、ゴールデンウィークの中日(なかび)ということもあり、飛騨市立古川小学校・飛騨市立古川西小学校の児童約120名、親子合わせて約200名の出席となりました。 飛騨市畜産課より乳牛や畜産動物の説明やヤギの世話を応援してもらっています。 A~Fまでの6つのグループに分け、各グループそれぞれの役割分担を決めました。 朝のスケジュール説明はとても緊張しました。 鮎の瀬牧場のこいのぼりは、この日にあわせ中野区の住民の方が準備してくださいました。 体験メニューは、トマトの苗植え(画像左)、乳牛とのふれあい(画像左中)、アイスクリーム作り、カブトムシの幼虫取り(画像右中)、ピザ作り、中野区ハイキング(画像右)です。 【記事:(有)牧成舎代表取締役-牧田礼子氏】 |
|
地域のおばあちゃん達が持ってきた、「2日間煮たコロ芋」などの自慢料理、山菜採りで摘んだ「ヨモギの天ぷら」、みんなで作った「塩おむすび」を朴の木の葉をひいて食べました。 5升釜で炊いたごはんはあっという間になくなり、スタッフを驚かせていました。 【記事:(有)牧成舎代表取締役-牧田礼子氏】 |
|
鮎の瀬牧場のよもぎはもうすっかり成長してしまっていて、よもぎの上の柔らかい部分だけを摘みました。 しげばあちゃんの味付けで、よもぎの天ぷらは大好評、子供たちも何度もおかわりしました。 しげばあちゃん(写真左)と小林のおばさん(写真右)で、ごま塩むすびをたくさん作ってもらいました。 子どもたちは自分で塩むすびをにぎりました。 【記事:(有)牧成舎代表取締役-牧田礼子氏】 |
|
本日、私たちの農場に看板が立ちました。 |
|
教育ファーム企画会議を開催 6月27日は、教育ファーム企画会議を行います。作業内容の検討やタイムスケジュール・役割分担や持ち物などを決めます。 |
|
鮎の瀬牧場で野菜と堆肥の勉強会。(画像上3枚) 来年は堆肥のマルチを作ってすくすく野菜を生産します。 【記事:(有)牧成舎代表取締役-牧田礼子氏】 |
|
キムチ作りの打合せ キムチ作りの講師の方との打ち合わせ会を行いました。 これから植える野菜や材料・レシピなどを打ち合わせ。 唐辛子は韓国で買い付けしていただきます。 この方の作られるキムチはとにかく美味しいのです。 スタッフも力がはいります。 【記事:(有)牧成舎代表取締役-牧田礼子氏】 |
|
7月2・3日の2日間に、飛騨で東海・北陸地区の「酪農教育ファーム」のメンバーが集まって交流・製造合同研修会が行われました。 初日は、高山市の刈安牧場と、嶋田牧場、シラウメデイリーファームを視察。 ここでの意見交換会の課題は、 「地域住民と取り組む環境問題と循環型農業について」 今回、「酪農教育ファーム(中央酪農会議:外部リンク)」を出発点に、「飛騨中野教育ファーム推進協議会」を立ち上げるに至った経過や、飛騨市古川町中野地区の方々の協力をいただきながら、鮎の瀬農園ができたことを紹介しました。 地域交流牧場連絡協議会のメンバーで、フランスでのグリーンツーリズムと教育ファームの海外研修でご一緒した、清水牧場の清水ほづみさん。 -日本農業賞で、第4回「食の架け橋賞」の審査委員特別賞に選ばれた牧場の奥様。- 元気いっぱいのパワフルな彼女。酪農教育ファームでの交流から、更に地域の農家さんたちのネットワークで食育活動を広めたいとのこと。 「食」にはどんどん交流の輪が広がる楽しみがあります。 今回、鮎の瀬牧場には、福井県のラブリー牧場からジャージー牛2頭がやってきました。将来は、向かいにある里山に、この牛たちが放牧できるよう新しい牧草地ができているかも! 【記事:(有)牧成舎代表取締役-牧田礼子氏】 |
|
いよいよ、7月26日のじゃがいもパーティーの日が近づいてきました。 この夏休み中の2回の教育ファームの体験には、”宿題”という取り組み課題が あります。 まず、7月26日の宿題は、「教育ファームの施設に名前をつけよう」。 バター作りやアイスクリーム作りをするキッチンのあるテラスとか、 皆が走り回れる芝生の場所の名前とか・・・・ 愛着のある施設の場にしたいので、場所の名前を皆で考えてこようというのが今回の宿題です。 夏休みの終わりが迫る8月23日の体験時には、スタッフの中には小学校の先生もたくさんいてくださるので、夏休みの間の難しい問題やまだできていない宿題を教えてもらえる「寺子屋」も開催されます。 畳の部屋に長机を置いて勉強。一方別の部屋ではお父さんとお母さんたちが収穫された野菜で食事の準備をします。 思い出深い夏休みの体験になるのではと思います。 【記事:(有)牧成舎代表取締役-牧田礼子氏】 私たちの教育ファームの場所はこんな感じです!!
|
|
芋ほり、大根の種まき、バター作り体験、芋を使った料理で芋パーティー 待ちに待ったじゃがいもパーティーの日となりました。
本日の収穫は、 枝豆、馬鈴薯(男爵・メークイン)、すいか、きゅうり、ピーマンなどなど・・・・
「あんなに広いじゃがいも畑のいもは、子供たちの力で掘りつくされました。
そのおこぼれで、ご馳走をもらったのは、牧場の牛たちです。 暑い作業の合間の一休み。 へちま、ひょうたん。 さあ、調理の時間が始まります。
「あれ、○○先生、枝豆は水から茹でてはだめですよ~。
ビシソワーズ(小さなカップ入り) じゃがいもパーティーはバイキング形式で行われました。 【記事:(有)牧成舎代表取締役-牧田礼子氏】 |
|
鮎の瀬牧場の堆肥 この鮎の瀬農園の野菜は「鮎の瀬牧場」の堆肥で作られています。 この堆肥をつくるのも、いろんな方々のご協力を頂いています。
2トン車の荷台に山盛りのおがくずを鮎の瀬牧場に運びます。
オークビレッジより8月23日(土曜日)の体験作業で使う看板作りをする朴の木の端材をいただきました。 【記事:(有)牧成舎代表取締役-牧田礼子氏】 |
|
子ども達の朝の乳搾り体験 -子どもをとらえる乳牛の暖かみ- 飛騨の短い夏休みの最後の土日。 朝6時、乳搾り体験のために鮎の瀬牧場に体験参加者の親子連れが集まりました。 重田会長の挨拶や飛騨市の獣医さんの説明の後、きれいに手洗いをし、消毒槽に長靴を浸けます。 子ども達は、乳牛の息づかいの感じられる搾乳室に緊張しながら入りました。 フリーバーンと呼ばれる飼育方式で、繋がれず自由に横臥し飼われている乳牛。 牛舎の中は特殊な乳酸菌による発酵が行われていることから、臭気はほとんど感じられません。 体験に使われる牛はホルスタインではなく、ジャージーという種類の乳牛、名前は「アテネ」。 ホルスタインに比べて小柄で乳量も少ないですが、とても美味しい乳を出す牛です。 「ほら、順番だから早く行きなさい」 そういって子どもを促す、お父さんやお母さんも少し緊張しています。 親指と人差し指でわっかを作り乳首の根本を締めてから、中指薬指とだんだんに絞っていく。 獣医さんや農家さんに教わったはずなのに、どきどきして上手く指が動かなかったり。 子ども達は、人間よりも少し高めの体温を持つ、乳牛の乳房にそっと触れるのでした。 【記事:東海農政局消費生活課】 |
|
乳牛飼育体験
「暖かかった」 「そう、お店で売っている牛乳のように冷たくはなかったね。」 子ども達は目を離すと、すぐ牛舎に入って牛の世話をしようとします。 店に並んでいる牛乳だけで、牛の息づかいを感じることはできません。 |
|
白菜の苗植え
ゲームのように気ままに種をまく子どもたちに 欠株が無いよう、指導するスタッフは圃場を走り回ります。 |
|
夏野菜の収穫
持ってあげようと、飛騨市の獣医さんが追いかけると 収穫したスイカや野菜のコンテナを持った子どもは逃げ出します。 畑の大人達からも笑い声。 |
|
アイスクリーム、かぼちゃプリン作り
子ども達のいちばんの関心事は 「ネエ、何時になったら食べて良いの?」 |
|
夏野菜のメニュー、栄養士さんのおはなし、看板作り みんなで鮎の瀬牧場に沢山名前を付けて、手製の看板をつくりました。 おいしい夏野菜を使った昼食には、飛騨市の栄養士さんのお話しもありました。 |
|
稲刈り、ハサ掛け 、「ほうずき祭り」、ニンニクの定植 いよいよ稲刈りの日となりました。5月24日に田植えをしたのに穂並豊かな実りの秋を感じます。 さて、稲刈りといってもどうやったらいいのかわからないので、朝霧ファームの方の指導のもと、大人用と子供用の稲刈り鎌を手に、けがに気をつけながらスタートしました。
今日は具だくさん(鶏肉・ごぼう・人参など)の炊き込みごはんと具だくさんの野菜の味噌汁。 「いっただきま~す」 |
|
稲脱穀 10月3日、本来は9月28日に行う予定だった脱穀作業を予定していたのですが、 もみを取った残りのわらは、大切に保存し、鮎の瀬牧場で子牛が生まれたときの敷き藁となります。 【記事:(有)牧成舎代表取締役-牧田礼子氏】 |
|
収穫祭、シチュー作りとキムチ作り教室 -五感で故郷を感じる- 飛騨中野教育ファームの最後の取組の日。 漬け菜する手もかじかむ季節、その気温が白菜に甘みをもたらします。 前日よりスタッフが塩漬けしておいた白菜に、カキなどを付け汁に使い本格的なキムチ作りをします。 キムチ作りは夏から講師と打合せを重ねてきました。 そして白菜も暑い夏に子ども達が種まきしたもの。 剥いた柿やりんご、それらをキムチに漬け込む時の冷たい感触 エゴマをするとき支えてくれるお父さんや、牛舎のホルスタインの体温 畑の湿った冷たい土が爪の間に入る痛みや、焼き芋の香り これらの肌で感じる感触が、全て子ども達の故郷の記憶となっていきます。 【記事:東海農政局消費生活課】 注:飛まわり会(飛騨市食生活改善連絡協議会)が伝達活動で行っている白菜キムチには、上記の他に、白菜、大根、人参、たまねぎ、にら、にんにく(青森産)、生姜、とうがらし(韓国産)、砂糖(はちみつ)、アミの塩辛、食塩等が使用されています。
|
|
|
|
-地域の人達の大切な宝物さがしの場でありたい- 平成14年秋、中央酪農会議・地域交流牧場全国連絡会主催の酪農協グリーンツーリズムと酪農教育ファーム(フランス)の研修旅行に、ある方に紹介していただきメンバーではありませんでしたが特別に参加させていただくことが出来ました。 そこで何に一番驚いたかと言うのは、酪農家のお嬢さんたちから口々に、『うちのお父さんってカッコイイ!』 と言われたことです。 『酪農家がカッコイイ!』 衝撃的な言葉でした。 以前より自社牧場を持ちたいと考えていた父の熱意もあり、牧成舎では中山間地域の小さな牛舎を改造し、数頭ではありますが牛を飼い、「酪農教育ファーム」の認証を受けることが出来ました。
酪農家のメンバーでモーモー体験スクールの補助事業をうけ地元の小学校1・2年生を招いて酪農体験を行い喜んでもらいました。 この中野地区では酪農の堆肥の汚臭問題が地域の大きな問題となっていましたが、地元・中野区は飛騨市へ環境整備の要望書をあげて下さいました。 もともとこの地区は、飛騨市の中でも教育に熱心でありましたので、負の資産とまで言われた酪農が少しずつコミュニケーションの場として光を見出すようになりました。 3年目の牧場は、地域交流牧場のメンバーのラブリー牧場のジャージー乳も仲間に加わり9頭の乳牛がいます。 そして2年を経た現在では、地元中野区の団塊の世代の人達で立ち上げた朝霧ファーム、飛騨市、飛騨市教育委員会、古川酪農、牧成舎鮎の瀬牧場で「飛騨中野教育ファーム推進協議会」を立ち上げ、平成20年度にっぽん食育推進事業教育ファーム推進事業の協力団体となることができました。
春、まずは土作りから始まりました。 堆肥のいきわたった所、まだまだ十分ではない所、水はけの良い所、そうではない所、作物は素直に反応してくれます。 カチカチで固い粘土質の土壌では南瓜の芽は出ません。 それでも、農業を経験したことのない私には全てが新鮮です。
田植え、種まき、苗植え、収穫などの年間の農作業があり、ジャガイモパーティー、おにぎり作り、キムチ作りといった「作る・食べる」楽しみがあります。 準備をした農場や牛舎で子供達の笑顔と玉のような汗、喜びや驚きに触れることは、携わる私たちにも幸福な気持ちをあたえてくれます。
農作物の指導は、農園の上手にある畑の「しげばあちゃん」がみてくださっています。
この飛騨中野教育ファームを基点に、かつて乳牛1頭農家が飼うことで、古川町で一番豊かな水田地帯となったこの中野地区が、またこれからの社会にとっての本当の豊かさを伝える地域となることを願って活動して行きたいと思っています。 そして子どもたちや高齢者の笑顔が絶えない、地域の人達の大切な宝物さがしの場でありたいと考えています。 【記事:(有)牧成舎代表取締役-牧田礼子氏】 |