3.気候
香川県はいわゆる瀬戸内式気候に属していまます。一年を通して温暖で雨の少ない気候条件にあり、同じ四国の高知や近くの九州とは違い、台風の通り道にあたることも少ない地域です。しかし、年間平均降水量は約1,100ミリメートルと少なく、日本の平均降水量(1,700~1,800ミリメートル)の7割にも至りません。長い日照時間、天災の少なさなど、基本的には良好な香川の気候ですが、古くから雨の少なさは大きな問題でした。 江戸時代から昭和までにこの地を襲った干ばつは、記録にあるだけでも80回を越え、明治以降だけでも20数回もの干ばつがこの地を襲っています。つまり、ほぼ5年に一度の割合で干ばつ被害に見舞われていることになります。 特に甚大な被害を及ぼしたものとしてあげられるのが、昭和14年(1939)の大干ばつや、昭和48年(1973)の「高松砂漠」と呼ばれた大干ばつです。「高松砂漠」では、農業への打撃もさることながら、上水道へも甚大なる被害をもたらしました。 【図】四国の等雨量線図(年降雨量) 単位:ミリメートル 出典:気象庁より (統計期間:昭和56年(1981)~平成12年(2000))
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