コラム―阿波踊り阿波踊りは、 蜂須賀(はちすか)氏の徳島城築城祝いから始まったといわれ、400年以上の歴史を持っています。徳島、 鳴門(なると)、小松島(こまつしま)、阿南(あなん)の4市のほか県下各地で踊られますが、中でも徳島市の阿波踊りは、県内でも最大規模。高知の「よさこい踊り」、愛媛の「新居浜太鼓祭(にいはまたいこ)り」と並ぶ四国三大祭りに数えられるほか、秋田の「西馬音内(にしもない)盆踊り」、岐阜の「群上八幡(ぐじょうはちまん)盆踊り」と並ぶ日本三大盆踊りにも数えられています。 徳島市の阿波踊りは、毎年8月12日からの4日間で開催されます。踊り子の数は10万人以上。全国から押し寄せる観光客は、この4日間だけで、100万人以上に上ります(市の人口は約26万人)。もちろん徳島県民も、阿波踊りに強い思い入れを持つ人が多く、「一年の中心はこの4日間」と考えている人も少なくないようです。 男は浴衣掛け、女はあでやかな鳥追(とりお)い姿をまとい、三味線、太鼓、横笛、鉦(かね)などの鳴り物に合わせて踊る阿波踊りは、2拍子の単純なリズムが人々を熱狂させます。市内が乱舞のるつぼと化す様子は圧巻で、今日では世界的な祭りとして有名です。 【写真】阿波踊り 写真提供:(財)徳島県観光協会 |
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