コラム―伊沢亀三郎(いざわかめさぶろう)「住吉新田の干拓」独学で土木技術を学んだ伊沢亀三郎は、1784年大阪の豪商袋屋作次郎(ふくろやさくじろう)の財政支援を受け、吉野川河口の400ヘクタールに及ぶ萱原(かやはら)の干拓を進めました。あと一歩で完成するという寸前に起こった洪水のため全てが呑み込まれてしまいました。それでもあきらめずに、今度も大阪の豪商・鴻池善右衛門(こうのいけぜんえもん)(※)の援助を受けて、ついに1787年に新田を取り囲む堤防が完成し、住吉新田が誕生しました。 鴻池家は、後に、旧三和銀行の前身となった鴻池銀行を作っています。 【写真】住吉新田碑 |
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