中国四国あぐりレター 第478号 2021(令和3)年9月21日 中国四国農政局
もくじ
1 【重要なお知らせ】
令和4年度農林水産予算概算要求について
農林水産省は、令和3年8月31日、令和4年度農林水産予算概算要求を取りまとめました。
「生産基盤の強化と経営所得安定対策の着実な実施」、「5兆円目標の実現に向けた農林水産物・食品の輸出力強化、食品産業の強化」、「環境負荷軽減に資する「みどりの食料システム戦略」の実現に向けた政策の推進」など、9項目を重点事項として要求しています。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/budget/r4yokyu.html
「みどりの食料システム戦略」の策定について
農林水産省は、令和3年5月12日、環境負荷の軽減を図りつつ、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を策定しました。
本戦略の内容を一人でも多くの方に知っていただけるよう、説明動画を公開しています。戦略の背景や策定に向けた農林水産省幹部の思いのほか、戦略の総論及び8つの項目(CO2ゼロエミッション化、化学農薬の低減等)についてご覧いただくことができます。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/video.html
また、中国四国農政局は、本戦略に基づく取組の拡大に向け、生産・流通・加工・消費に関わる様々な関係者の皆様にご理解を深めていただくため、実際に本戦略に即した取組を実践されている生産者、自治体及び研究機関の方々をお招きし、8月25日に「みどりの食料システム戦略」中国四国ブロック説明会を開催しました。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/chushi/sesaku/kihon/011_210825.html
豚熱の発生に伴う監視体制の強化について
令和3年8月7日現在、14県の飼養農場において71例の豚熱の発生が確認されています。
また、豚熱については、発生原因の一つとされている野生イノシシ(陽性)が管内の近隣である兵庫県で発生したことに伴い、鳥取県、岡山県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県が、豚熱ワクチン接種推奨地域に設定されています。
豚飼養者の皆様におかれましては、徹底した飼養衛生管理と野生イノシシ等の侵入防止に努めるなど、飼養衛生管理基準の遵守をお願いします。
なお、万が一、飼養する豚に異常を発見した場合には、直ちに最寄りの家畜保健衛生所に連絡してください。
新型コロナウイルス感染症の影響を受ける農林漁業者・食品関連事業者への支援策について
今般の新型コロナウイルスの感染拡大により、全国の農林水産業・食品産業に影響が広がっております。
このため、農林水産省では、新型コロナウイルス感染症に伴う支援策を、他省庁の支援策も含め、取りまとめています。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/support.html - 新型コロナウイルス感染症に関する各情報はこちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/index.html
併せて、新型コロナウイルス感染症に係る農業者や食品事業者等からの相談については、農政局に設置している相談窓口にご連絡ください。
- 新型コロナウイルスに関する相談窓口
対応時間:平日9時00分~17時00分
設置場所、連絡先:中国四国農政局 企画調整室(岡山市北区下石井1-4-1)
電話:086-224-9400
FAX:086-235-8115
2 【ひとことメッセージ】
皆様のご意見がより良い地域への第一歩
(前) 農村振興部事業計画課長 村下 秀文
中国四国農政局では、地域の農業生産を支える土地改良事業を実施しています。土地改良事業では、農業用水を農地に安定的に届けるための堰や用水路、豪雨時に農地からの排水を速やかに行うための排水路や排水ポンプ場といった農業水利施設を整備しています。
土地改良事業の実施に際しては、様々な観点から事業計画を検討します。中でも、生産者や地域に住まわれている皆様が、日頃感じている悩みや不安を聞き取ることが、事業計画の検討ではとても重要です。「作付体系が変わってきて、用水が不足する時期がある」、「豪雨時に排水路から水があふれることがあり不安」、「停電になったらポンプ場が止まってしまうのではないか」など、全てがより良い事業計画を作成するための貴重なご意見です。
今後も是非、皆様が感じておられることをお聞かせください。それが、皆様のより良い地域づくりへ貢献できる第一歩だと考えています。
3【ふるさと元気だより】
草刈りはスポーツだ!棚田活動が本格化(山口県長門市)
山口県拠点
令和元年、長門市で全国棚田サミットが開催され、これを契機に同市では棚田地域振興の機運が高まりました。
今年4月、市内2地区(東後畑地区、本郷地区)の指定棚田地域振興活動計画が国に認定され、今後、具体的な取組が展開されることになっていますので、一例を紹介します。
「東後畑地区」においては、棚田の保全のため耕作放棄地を再生し、景観作物やハーブの栽培を行い、良好な景観形成に努力されています。本年秋には、棚田ハーブをジェラートなどに加工し、食してもらう等、棚田を観光資源とした「棚田ハーブマルシェ」が計画されています。
一方、「本郷地区」では、関係人口を創出した地域振興を目的に、11月3日(祝)に「mukatsuku!?草刈サミット」が開催されます。これは、高齢化により負担となっている草刈作業に着目し、草刈りにスポーツの要素を取り入れた競技会で、地区外の方との交流人口を増やす試みです。
山口県拠点は両地区の取組を積極的に支援することとしています。
4【お知らせ】
【新着】「病害虫発生予報(第7号)」の発表について
農林水産省は、令和3年9月8日に「令和3年度病害虫発生予報第7号」を発表しました。中国四国管内においては、水稲でいもち病や斑点米カメムシ類の発生が多くなると予想されています。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/chushi/anzen/seisan/yohou.html
【新着】毒キノコによる食中毒を防ぐために
毎年、夏の終わりから秋にかけての時期を中心に、毒キノコによる食中毒が発生しています。
食用キノコと間違えられやすい毒キノコは、見た目が似ているだけでなく、食用キノコと同じ場所に生えていることがあり、見分けることが困難な場合があります。食用であると確実に判断できない野生キノコは、採らない、食べない、売らない、人にあげないようにしてください。混ざってしまった場合、後から見分けることは困難です。少しでも疑わしいと感じた野生キノコは採らないでください。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)https://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/rinsanbutsu/tokuyo_rinsan.html
令和3年秋の農作業安全確認運動の実施について
トラクターを運転するときはシートベルトを着用しましょう!!
農林水産省は、農作業死亡事故を減少させるため、9月から10月までを農作業安全対策の重点期間として、「令和3年秋の農作業安全確認運動」を実施しています。令和3年秋の重点推進テーマは、春に引き続き「⾒直そう!農業機械作業の安全対策」です。この運動の一環として、特にシートベルトの着用の徹底を図るため、啓発資料を作成し、提供していますので、周知活動にご活用ください。
また、この度、令和3年「農作業安全ポスターデザインコンテスト」の農林水産大臣賞、農林水産省農産局長賞、日本農業新聞賞が決定しましたので、併せてお知らせします。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)
全国農作業安全確認運動
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/#全国農作業安全確認運動
乗用トラクターにおけるシートベルトの着用徹底について
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/syuuchi.html
【新着】ノウフク・アワード2021の募集について
農林水産省は、農福連携に取り組んでいる優れた事例をノウフク・アワードとして表彰し、全国への情報発信を通じて他地域への横展開を図るため、「ノウフク・アワード2021」を募集します。
- 応募締切:令和3年11月12日(金曜日)
- 詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/kouryu/210916.html
【新着】サステナウィーク「未来につながるおかいもの」の実施について
農林水産省は、消費者庁、環境省と連携し、「あふの環(わ)2030プロジェクト~食と農林水産業のサステナビリティを考える~」の取組の一環として、9月18日(土曜日)から28日(火曜日)までを、サステナウィークとし、「未来につながるおかいもの」を実施しています。
その取組の一つとして、料理愛好家の平野レミさん、料理家の和田明日香さんが出演し、「見た目重視から持続性重視のおかいもの」をテーマにお話をいただく動画を農林水産省公式YouTubeチャンネルにて公開します。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/b_kankyo/210917_3.html
【新着】ベトナムへの日本産うんしゅうみかんの輸出が可能となります
ベトナムは日本産うんしゅうみかんの輸入を禁止していましたが、植物検疫当局との協議を重ねた結果、今般、植物検疫条件に合意し、10月1日から、「ミカンバエの発生がないことが確認できた地域で生産されたうんしゅうみかん」の輸出が可能となりましたので、お知らせします。
- 詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/syokubo/210914.html
地域特産マイスターの募集について
公益財団法人日本特産農産物協会では、平成12年度から、技術の伝承等を通じて産地の維持・発展を促進できるよう、地域特産物の生産・加工等の分野で卓越した技術能力を有し、産地育成の指導者ともなる人材を地域特産物マイスターとして認定・登録しており、現在、全国各地で221名のマイスターが特産物の産地形成等で活躍されています(うち20名が中国四国地域)。
地域特産マイスターは、概ね10年以上の実績のある農業者や農産加工関係者等から、申請書と推薦書に基づいて審査して認定・登録します。マイスターの要請を受けて技術指導や講演に出向く際には同協会が謝金や旅費を負担します。
地域特産物の振興などに貢献したいと思われる方、是非、ご応募ください。
- 応募締切:令和3年9月30日(木曜日)
- 詳しくは、こちらをご覧ください。(公益財団法人日本特産農産物協会ホームページ)
http://www.jsapa.or.jp/mister/index.html
令和3年度「和食文化継承人材育成研修」の募集について
農林水産省は、子どもたちや子育て世代に対して、和食文化を伝える中核的な人材を各都道府県に育成することを目的とする「和食文化継続人材育成研修」をWebで開催しています。
- 受講期間:令和3年7月1日(木曜日)~12月18日(土曜日)
- 詳しくは、こちらをご覧ください。(おうちで和食ホームページ)
https://ouchidewashoku.maff.go.jp/seminar/
「未来につながる持続可能な農業推進コンクール」の実施について
農林水産省は、持続可能な農業の確立を目指し意欲的に経営や技術の改善等に取り組んでいる農業者等を表彰する「未来につながる持続可能な農業推進コンクール」を実施します。
GAP部門、有機農業・環境保全型農業部門から農林水産大臣賞を選定しますので、奮ってご応募ください。
- 応募締切:令和3年10月15日(金曜日)※募集期間延長
- 詳しくは、こちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/r3_konkuru.html
5【消費者の部屋】
テーマ:統計で見えてくる農林水産業のすがた
毎年10月18日は「統計の日」です。
「統計の日」は、国民の皆様に統計の重要性に対する関心と理解を深めていただき、統計調査への一層のご協力をいただくため、昭和48年に定められました。
9月21日(火曜日)から開催の消費者の部屋特別展示では、国が実施している統計に関心を持っていただけるよう、農林水産統計の役割や各種統計結果などをわかりやすく紹介しています。
- 開催期間
令和3年9月21日(火曜日)~10月8日(金曜日)8時30分~17時15分
(土・日曜日、祝日は除く。最終日は13時まで) - 開催場所
中国四国農政局「消費者の部屋」展示コーナー
(岡山市北区下石井1-4-1 岡山第2合同庁舎1階) - 詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/chushi/press/seikatsu/210909.html
6【ホームページの新着・更新に関する情報】
政策情報
【農業生産】
指定野菜の入荷量及び卸売価格の見通し(令和3年9月)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/se_tokusan/210831_3.html