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中国四国農政局

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    中国四国あぐりレター 第492号 2022(令和4)年4月20日 中国四国農政局

    もくじ

    1. 【重要なお知らせ】
    2. 【お知らせ】
    3. 【消費者の部屋】
    4. 【ひとことメッセージ】
    5. 【ふるさと元気だより】
    6. 【ホームページの新着・更新に関する情報】

    1 【重要なお知らせ】

    令和4年春の農作業安全確認運動の展開について  しめよう!シートベルト

    春から農作業死亡事故が急増する傾向にあるため、中国四国農政局では、春の安全確認運動、「しめよう!シートベルト」の声かけ運動の一環として「+(プラス)安全min」を実施しています。(現在、「+(プラス)安全min」のVol.1-01~03を発信中)

    ホームページにコーナーを設け、農作業安全に関する情報を掲載しておりますので、ご活用ください。農作業安全確認運動に一層の取組をいただけますよう、ご協力をお願いします。

    被覆肥料の対策について

    中国四国農政局は、農業(水稲)で使用される被覆肥料についての正しい理解と、プラスチック被膜殻の海洋流出防止対策の方法、プラスチック被膜の被覆肥料と同等の機能を有する代替肥料や代替技術をホームページで紹介しています。また、maffchannelでは、プラスチック被膜殻流出防止の対策の事例を紹介したビデオも公開していますので、是非、ご覧ください。

    なお、プラスチック被覆肥料の代替技術及び被覆殻の流失防止対策の検討については、みどりの食料システム戦略推進交付金のうち「グリーンな栽培体系への転換サポート」により支援が受けられます。(ホームページに掲載した配布用チラシをご参照ください。)

    豚熱の発生に伴う監視体制の強化について

    平成30年9月以降、17県の飼養農場において、79例の豚熱の発生が確認されています。また、本年3月には、豚熱に感染した野生イノシシが広島県と山口県において発見されたため、管内9県全てが豚熱ワクチン接種推奨地域に設定されました。

    豚飼養者の皆様におかれましては、徹底した飼養衛生管理と野生イノシシ等の侵入防止に努めるなど、飼養衛生管理基準の遵守をお願いします。万が一、 飼養する豚に異常を発見した場合には、直ちに最寄りの家畜保健衛生所に連絡してください。

    高病原性鳥インフルエンザの発生に伴う監視体制の強化について

    今シーズンにおいては、12道県の飼養農場において、22例の高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されています。

    例年5月頃までは同病の発生が確認されていますので、鳥飼養者の皆様におかれましては、引き続き徹底した消毒と野生動物等の侵入防止に努めるなど、特に重要とされる飼養衛生管理基準7項目の遵守率100%に向けた取組をお願いします。

    なお、万が一、飼養する鳥に異常を見つけた場合には、直ちに最寄りの家畜保健衛生所に連絡してください。

    「みどりの食料システム戦略」の策定について

    農林水産省は、令和3年5月、環境負荷の軽減を図りつつ、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を策定しました。

    令和4年度「みどりの食料システム戦略推進総合対策」では、化学農薬・肥料の低減や温室効果ガスの削減など環境にやさしい農業技術を地域ぐるみで導入するモデル的先進地区の創出等の取組を推進いたします。

    また、この予算を活用して地域の課題である労働力不足や肥料高騰などについても、環境にやさしい技術と一体的に取り組むことができるのではないかと考えています。

    【新着】「令和3年度中国四国地域未来につながる持続可能な農業推進コンクール」の受賞者の決定について

    中国四国農政局は、「みどりの食料システム戦略」の取組の一環として、GAP及び有機農業をはじめとする環境保全型農業に意欲的に取り組む農業者等を表彰する「中国四国地域未来につながる持続可能な農業推進コンクール」を実施しています。

    この度、令和3年度における中国四国農政局長賞の受賞者が決定しました。受賞者は以下のとおりです。

    • 【GAP部門】
      農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデン(愛媛県八幡浜市)
    • 【有機農業・環境保全型農業部門】
      おかやまオーガニック(岡山県岡山市)
      広島県立庄原実業高等学校(広島県庄原市)
    • 詳しくは、こちらをご覧ください。  
      https://www.maff.go.jp/chushi/press/se_kankyo/220418.html

    ウクライナ情勢に関する農林水産業・食品関連産業事業者向け相談窓口の設置について

    農林水産省は、昨今のウクライナ情勢や原油価格高騰などにより影響を受ける中小企業及び関係機関、小規模事業者、農林漁業者を支援するため、相談窓口を設置しています。

    新型コロナウイルス感染症の影響を受ける農林漁業者・食品関連事業者への支援策について

    農林水産省は、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける農林漁業者・食品関連事業者への支援策について、他省庁の支援策も含め、取りまとめています。

    2【お知らせ】

    【新着】「令和4年度病害虫発生予報第1号」の発表について

    農林水産省は、令和4年4月13日に「令和4年度病害虫発生予報第1号」を発表しました。中国四国地域に関係のある内容は以下のとおりです。

    野菜類では、たまねぎのべと病の発生が、中国四国の一部の地域で多くなると予想されています。このほか、いちごのアザミウマ類等、病害虫が多くなると予想されている地域があるので注意してください。

    果樹・茶では、病害虫防除を効率的かつ効果的に実施するため、春期の病害虫の発生を抑制することが重要です。感染落葉やり病部を除去し、園外に持ち出すなど、適切に処理してください。

    また、県から発表される発生予察情報を参考に、薬剤防除を実施してください。

    【新着】トマトキバガについて

    トマトキバガは、トマト、ジャガイモ、ナス等のナス科植物に被害を与える害虫で、令和3年に熊本県及び宮崎県のトマトにおいて、国内で初めて確認されました。その後、鹿児島県、大分県、福岡県及び長崎県においては侵入警戒トラップにより本虫の誘殺が確認されていることから、中国四国地域への侵入が警戒されます。

    本虫と疑わしい害虫を見つけた場合は、最寄りの病害虫防除所にご相談ください。

    「サツマイモ基腐病マニュアル(令和3年度版)」の発行について

    本病は、南九州などで大きな被害となり、中国四国地域の一部の地域でも発生しているところです。本病を「持ち込まない、増やさない、残さない」ことを中心に、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(通称:農研機構)は、令和4年3月10日、技術者向けに「サツマイモ基腐病の発生生態と防除対策(令和3年度版)」を発行しました。

    なお、疑わしい苗やイモがあった場合は、最寄りの病害虫防除所にご相談ください。

    スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の被害防止対策について

    スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)は春に水温が上昇すると活動を始め、すぐに産卵を開始するため、昨年、発生を確認したほ場では、水路からの侵入防止(取水口・排水口にネットや金網の設置)、田植え時の薬剤散布に取り組みましょう。

    なお、防除対策マニュアルを改定しておりますので、ご活用ください。

    【新着】与島PAにおける本州四国連絡高速道路株式会社との連携イベントの実施について

    中国四国農政局は、本州四国連絡高速道路株式会社の連携協定に基づく活動の第1弾として、4月2日~3日に与島パーキングエリアにおいて、本四高速のイベントである「せとうちスイーツフェア」と併せて、「つなぐ棚田遺産」と「食育・米消費拡大」に関する展示等を行いました。

    【新着】ふき・ふきのとうはあく抜きして食べましょう

    ふき(蕗)は、独特の風味や食感を持ち、昔から春の味覚として日本人に親しまれています。えぐみや苦みが強いので、伝統的な和食ではあく抜き(板ずり、茹でこぼし、水さらし等)をして食べられてきました。

    ふきは、ピロリジジンアルカロイド類という天然毒を含んでいますが、この天然毒は水に溶けるため、伝統的なあく抜きは安全性を高める観点からも有効です。しっかりとあく抜きをして食べましょう。

    ふき及びふきのとうのあく抜きの手順をご紹介しますので、参考にしてください。 

    【新着】「第6回食育活動表彰」受賞者の決定について

    農林水産省は、ボランティア活動、教育活動、農林漁業、食品製造・販売等その他の事業活動を通じた食育関係者の取組を対象として、その功績を称えるとともに、その取組の内容を広く国民に周知し、食育を推進する優れた取組が全国に展開されていくことを目的として、「食育活動表彰」を実施しています。

    この度、「第6回食育活動表彰」の農林水産大臣賞及び消費・安全局長賞の受賞者を決定しました。中国四国地域の受賞者は以下のとおりです。

    • 【ボランティア部門】
      (1)食生活改善推進員の部
      消費・安全局長賞:吉賀町食生活改善推進協議会(島根県)

      (2)食育推進ボランティアの部
      消費・安全局長賞:愛媛県農山漁村生活研究協議会(愛媛県)
      シニア世代のサバイバル男料理の会(岡山県)
      島根県立大学 地球食堂サークル(島根県)
    • 【教育関係者・事業者部門】
      (1)教育等関係者の部
      消費・安全局長賞:下関市立しものせき水族館「海響館」(公益財団法人 下関海洋科学アカデミー)(山口県)

      (2)農林漁業者等の部
      消費・安全局長賞:愛南町ぎょしょく普及推進協議会(愛媛県)
    • 詳しくはこちらをご覧下さい。(農林水産省ホームページ)
      https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/hyoji/220415_15.html

    【新着】デジタル食育ガイドブックの活用について

    農林水産省では、デジタル技術を活用した食育を実践してみたいと考えている個人・グループの方々向けに、取組のヒントを盛り込んだ「デジタル食育ガイドブック」を作成しました。

    中国四国農政局食育Webセミナー「学ぶ食べる 育てる『マイ畑』~どこでも だれでも 種からの野菜づくり~」の「体験集」の取りまとめと動画の配信について

    中国四国農政局では、令和3年8月に「新たな日常」に対応した食育の推進を図るため、農林水産省YouTubeチャンネルを用いたWeb配信による講義と、参加者各自による実践を組み合わせ、家庭で簡単にできる野菜づくりを通して、食べることの楽しさや大切さを学ぶWebセミナーを実施しました。

    この度、同セミナーの開催概要を「『マイ畑』体験集」として取りまとめました。併せて、セミナーで使用した動画も掲載していますので、参考にして頂き、是非、皆様も「マイ畑」づくりにチャレンジしてください。

    農業・農村への理解の醸成を目指す新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を開催中

    農林水産省は、「食料・農業・農村基本計画」に基づき、食と農のつながりの深化に着目した新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を開催中です。

    3【消費者の部屋】 

    テーマ:べんりでおいしい冷凍食品

    「冷凍食品」には、たくさんの魅力があります。簡単・便利なだけでなく、急速冷凍した食品は本来の食感・風味・栄養も保たれています。コロナ禍でおうちごはんが増える中、ちょっとの手間でリッチな気分を味わうこともできます。春は新生活が始まる季節。この機会に、お弁当作りをはじめたり、食生活を見直してみませんか。

    令和4年4月11日から開催の消費者の部屋特別展示では、冷凍食品を上手に使って、料理の手間と時間を節約するメニューや食生活に役立つ情報などをご紹介しています。

    • 【開催期間】
      令和4年4月11日~4月28日(木曜日)8時30分~17時15分
      (土曜日、日曜日は除く。最終日は13時まで)
    • 【開催場所】
      中国四国農政局「消費者の部屋」展示コーナー
      (岡山市北区下石井1-4-1 岡山第2合同庁舎1階)
    • 詳しくは、こちらをご覧ください。
      https://www.maff.go.jp/chushi/press/seikatsu/220331.html

    4【ひとことメッセージ】

    「農地バンク」のもう一つの顔

    経営・事業支援部農地政策推進課長  三浦  和志

     最近では農業の高齢化や後継者不足が深刻化しており、各地域においては新規就農者の確保が大きな課題となっておりますが、新規就農者にとっての大きな不安の一つに就農農地の確保があります。

    これらの不安を解消するため、農地バンクでは研修終了後に新規就農者が確実に就農できるよう、あらかじめ農地を確保する取組が行われています。

    管内の取組例ですが、愛媛県では農地バンクとJAが事業連携協定を締結し、JAは農地バンクから借り受けた農地に新規就農研修センターを設置し、農地バンクはJAと調整しながら遊休化が懸念される優良農地や新規就農者に見合う園地を研修が終了するまでに借り受け、就農時に貸し付ける取組を行っております。

    私も研修生の方にお目にかかる機会がありましたが、「研修メニューの充実に魅力を感じて県外から応募した。終了後は優良農地を得て頑張りたい」との声を聞き、とてもうれしく思いました。

    農林水産省ではこのような農地バンクの取組を更に支援するため、今年度より新規就農者向けの研修農地や就農農地の確保に関する支援をより一層充実させ、引き続き担い手の確保に取り組んでいくこととしています。

    5【ふるさと元気だより】

    四電グループ企業が、柑橘産業を守る

    愛媛県拠点

    四国電力伊方発電所の保守管理などを手掛ける四電グループの「伊方サービス株式会社(伊方町)」が、地域振興の一環で、「産業を守るため自分たちが園地を維持したらどうか」と発案。地元伊方町や八幡浜市で高齢農家が放棄する園地を借り受け、2020年4月から整備を始めました。

    同地域は全国に誇る柑橘産地ですが、高齢化で園地の維持が困難となっており、特に作業が難しい急傾斜地や農道から遠い園地などを手放す例が増えています。同社の取組は、スプリンクラーなど地域の農業施設を維持しつつ園地を将来の後継者へ引き継ぐことを目標としており、地元の農家からは地域農業の衰退の歯止めになると期待されています。

    後継者が参入しやすい環境をつくるため、効率的な栽培方法の確立も目指しており、長年伊方発電所で水質や土壌を計測していた実績を活かし、科学的根拠に基づいた防除や水やりのタイミングなどのマニュアル化も検討しているとのこと。

    担当者は、「柑橘の質と単価を上げ、園地を維持して後継者に引き継ぎ、生産を通して移住定住促進に貢献したい」と話していました。

    6【ホームページの新着・更新に関する情報】

    政策情報 

    【農業生産】
    指定野菜の入荷量及び卸売価格の見通し(令和4年4月)
    https://www.maff.go.jp/chushi/seisan/vegetable/sijyou_mitousi/index.html

    【統計情報】
    「作物統計調査 令和3年産 かき、くりの収穫量における中国四国管内の全国順位(10位以内)」を掲載
    https://www.maff.go.jp/chushi/info/toukei/yotei_keka.html#220414

    報道・広報

    【ニュースレター】
    https://www.maff.go.jp/chushi/kohoshi/mag_newsletter/

    【BUZZ MAFFチャンネル】
    どっさりchu-shi第5回「おかやま農業女子とコラボ(後半)」公開中(YouTube)
    https://www.youtube.com/watch?v=VmzlKX71hX4

    申請・お問い合せ

    【発注・入札情報、その他公表事項】
    https://www.maff.go.jp/chushi/nyusatsu/

    その他

    【農政局ホームページ新着情報】
    https://www.maff.go.jp/chushi/sintyaku/

    編集後記

    先日、8色(黄、白、緑、ピンク、黒、オレンジ、デニム、紫)から色を選べることができるオムライスの店に行きました。全て自然の食材を使って卵に色を付けているそうです。

    中でも、チョウマメで着色したデニム(青)色は、国産ジーンズ発祥地である岡山ならではの色だと思いました。

    ちなみに、オムライスはふわとろでした。(く)


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        電話:086-224-4511(代)(内線2111)
        FAX:086-235-8115

    最後までお読みいただき、ありがとうございました。 

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    代表:086-224-4511(内線2111)
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