米と文化
壬生(みぶ)の花田植(広島県北広島町)
井仁(いに)の棚田(広島県安芸太田町)
お米は、食べ物としてばかりではなく、私たち日本人の慣習や儀礼の中に深く関わっており、日本各地で田の神に豊作を祈ったり、感謝する夏祭りや秋祭りが行われています。
広島県では、芸北地方に古くから伝わる田植行事の囃し田(はやしだ)で、朴(ほう)の葉で包んだきなこむすびや豆むすびが行事食として早乙女たちに配られます。
また、呉市の亀山八幡様の秋祭りでは、赤・黄・緑の米粒ののった「いがもち」が祭りの当日配られます。
棚田は、山地が多い日本で、山の斜面に沿って作られた自然をうまく使った田んぼです。棚田は、美しい景観を持ち、人々のこころをなごませます。
(参考:社団法人広島県栄養士会編著「ひろしまの四季食彩」中国新聞)
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