香川ぴっぴ通信 第108号 2020(令和2)年6月16日 中国四国農政局香川県拠点
もくじ
- 1【今週のひとこと】
・雑草との共生?……総括農政推進官 藤原靖浩 - 2【お知らせ】
・新型コロナウイルス感染症の影響を受ける農林漁業者・食品関連事業者への支援策
・平成30年度農薬の使用に伴う事故及び被害の発生状況について
・令和2年度「飼料用米多収日本一」募集開始について
・米に関するマンスリーレポート(令和2年6月号)の公表について
・「令和2年度 病害虫発生予報第3号」の発表について
・令和2年度 農福連携技術支援者育成研修の受講者を募集します
・令和元年産米の相対取引価格・数量について(令和2年5月)
・令和2年産米における需要に応じた生産に向けた対応等について - 3【農政ミニ知識】
・新・農業人(農業に関心がある、農業を始めたい方)の皆様へ - 4【AFFクイズ】
- 5【コラム】
・父母ヶ浜のお話……主任広域監視官 藤村
~日本の農業、もっと強く。~
「農業競争力強化プログラム」は、農業者が自由に経営展開できる環境を整備するとともに、農業者の努力では解決できない構造的な問題を解決するために策定されたものです。農林水産省HPで説明動画を公開しています。ぜひご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/nougyo_kyousou_ryoku/index.html
1【今週のひとこと】
★雑草との共生?
総括農政推進官 藤原 靖浩
4月の異動により、8年ぶりに香川に帰ってきました。微力ではありますが、故郷香川のために少しでもお役に立てるよう頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。さて、我が家にも少しばかりの田畑があります。単身赴任をする前は、自家消費用の水稲を栽培しておりましたが、現在は何も栽培しておりません。しかしながら、管理を怠ると雑草が生い茂り、ご近所に迷惑がかかるので、定期的に草刈り・耕起をしております。
春先から初冬までは、最低4回は刈払機で草刈りをする必要がありますが、若い頃は、この作業がとても嫌いでした。暑い時期の作業であるため、集中力が続かずすぐに疲れてしまい、休憩ばかりしていました。当然のことながら、作業効率は悪く、結果的には、長時間、炎天下で作業することになり、ますます草刈りが嫌いになりました。
6年前に栽培試験を行う農場に出向した際に、環境整備のために定期的に草刈りをすることになり、「刈払機取扱作業従事者」安全衛生講座を受講しました。講義はもちろん、実技もあり、機械の点検や草の刈り方について詳しく指導を受けました。それまでは自己流でやっていましたが、基本的な機能・操作等を知ることにより、体から力が抜けて無駄な動きが少なくなり、作業効率も改善されました。
今では、日頃の運動不足の解消やストレスの発散はもちろんのこと、一つのことに没頭する時間の大切さを噛み締めながら、この単純な作業を楽しんでおります。もちろん熱中症予防や農作業安全のための対策を万全に行うことは言うまでもありませんが、刈っても刈ってもまたすぐに伸びる雑草とは、格闘するのではなく共生することにより、楽しみながら細々と続けていこうと考えております。早速この週末も草刈りです。
(政府広報オンライン>熱中症は予防が大事!)
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201206/2.html
2【お知らせ】
★ 新型コロナウイルス感染症の影響を受ける農林漁業者・食品関連事業者への支援策
今般の新型コロナウイルスの感染拡大により、畜産・花き生産者を始め、全国の農林水産業・食品産業に影響が広がっております。
4月30日、令和2年度補正予算が成立したことを受け、農林漁業者や食品関連事業者の方々が支援の内容を探しやすいウェブサイトを正式にオープンしました。新型コロナウイルス感染症に伴う支援策を、他省庁の支援策も含め、取りまとめています。
6月12日、令和2年度第2次補正予算が成立し、農林水産関係では、第1次補正予算を補完し、自粛の長期化による環境変化等に対応するため、経営継続補助金200億円の創設を始め、総額658億円を措置しました。また、併せて、現場の実情を踏まえ、第1次補正予算等の運用改善も同時に実施しております。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/support.html
★平成30年度農薬の使用に伴う事故及び被害の発生状況について
農林水産省は、農薬の安全かつ適正な使用を推進し、農薬の使用に伴う事故及び被害を防止するため、それらの発生状況について調査を実施しています。
平成30年度の調査の結果、農薬の使用に伴う人に対する事故は、前年度の21件に対し、25件でした。また、農作物や魚類の被害は、前年度の16件に対し、12件でした。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouyaku/200529.html
★令和2年度「飼料用米多収日本一」募集開始について
農林水産省及び一般社団法人日本飼料用米振興協会では、飼料用米の生産に取り組まれる農家の生産技術の向上を図るため、「飼料用米多収日本一」コンテストを平成28年度から開催しているところです。
この度、令和2年度の募集を開始いたしますのでお知らせします。
なお、募集期間は令和2年8月7日(金曜日)までとなっております。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/seisaku_tokatu/kokumotu/200601.html
★米に関するマンスリーレポート(令和2年6月号)の公表についてについて
農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(令和2年6月号)」について取りまとめました。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/seisaku_tokatu/kikaku/200609.html
★「令和2年度 病害虫発生予報第3号」の発表について
農林水産省は、6月10日、向こう1か月の主要な病害虫の発生予察情報(発生予報)を発表しました。
四国地方で平年値より発生が多いと予想されるのは、野菜では、きゅうり、なす、ねぎでアザミウマ類です。果樹では、かんきつのハダニ類、かいよう病、黒点病、そうか病、果樹共通でカメムシ類です。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/syokubo/200610.html
★令和2年度 農福連携技術支援者育成研修の受講者を募集します
農林水産省は、農林水産研修所つくば館水戸ほ場において、農福連携を現場で実践する手法を具体的にアドバイスできる専門人材を育成するため、令和2年度 農福連携技術支援者育成研修を実施し、その受講者を募集します。
なお、申込の締め切りは、令和2年7月17日(金曜日)までとなっております。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/kouryu/200612.html
★令和元年産米の相対取引価格・数量について(令和2年5月)
農林水産省は、令和元年産米の「相対取引価格・数量(令和2年5月)」について取りまとめました。
令和2年5月の相対取引価格は、全銘柄平均価格で15,777円/玄米60キログラム、相対取引数量は、全銘柄合計で7万トンとなっています。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/seisaku_tokatu/kikaku/200612.html
★令和2年産米における需要に応じた生産に向けた対応等について
農林水産省は、新型コロナウイルス感染症の影響拡大に伴い、産地において需要に応じた生産に向けた検討に時間を要する面が見られることを踏まえ、6月30日が提出期限である飼料用米等の取組計画書等について、8月31日まで追加・変更を受け付けることとしましたので、お知らせします。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/seisaku_tokatu/s_taisaku/200612.html
3【農政ミニ知識】
★新・農業人(農業に関心がある、農業を始めたい方)の皆様へ
「興味はあるけど農業ってどう始めたらいいんだろう?」
「農業に関心がある」「農業を始めたい」という方に、よくある質問と回答をご紹介していきます。
Q:農業を始めたいのですが、相談できるところはありますか?
A:農業を始めたい地域が決まっている場合は、各都道府県の新規就農相談センターに、決まっていない場合には全国新規就農相談センターにご相談ください。 また、東京・大阪では就農相談会も開催しています。
【都道府県新規就農相談センター】
https://www.be-farmer.jp/consult/prefecture-center/
【全国新規就農相談センター】
https://www.be-farmer.jp/
【就農相談会(新・農業人フェア)】
https://www.be-farmer.jp/service/event/
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/new_farmer/
4【AFFクイズ】
★農林水産省が公表した平成29年度の食品ロス量(推計値)は約612万トンだったのですが、そのうち家庭系食品ロス量は何万トンだったでしょうか?のこたえ
正解は(1)284万トンでした。
平成28年度291万トン、27年度289万トンでした。
★Q農林水産省が公表した平成29年度の食品ロス量(推計値)のうち事業系食品ロス量は約328万トンだったのですが、一番多かった業種は何だったでしょうか?
(1)食品製造業 (2)食品小売業 (3)外食産業
(解答は次号)
5【コラム】
★父母ヶ浜のお話
みなさん父母ヶ浜をご存じでしょうか。読み方は「ちちぶがはま」と読みます。クイズに出てきそうな難読漢字ですが、南米ボリビアの天空の鏡とも呼ばれる「ウユニ塩湖」のような写真が撮れると話題の場所です。
父母ヶ浜は香川県三豊市仁尾町にある燧灘(ひうちなだ)に面した海岸にあり、約1キロメートルのロングビーチを誇る穏やかな海水浴場で、毎年夏には多くの海水浴客が訪れます。
この場所は、まるで水面の上を歩いているような写真が撮れることで一躍有名になった場所です。本当は、砂浜の上を歩いていますが、カメラを水面に近い低い位置に構えると撮影できるそうです。水面が波立たない風がないときに撮ると、空も人も水面に映りこんで一段ときれいに撮影できます。
先月までは新型コロナウイルス感染拡大防止のために立ち入り禁止になっていましたが、今月から再び開放されています。お寄りいただき記念に幻想的な写真を撮ってください。
また、同じ仁尾町内には「たこ判」の発祥店といわれる「元祖たこ判 小前」がありますのでたこ判もご賞味ください。
主任広域監視官 藤村
◆香川県拠点ホームページURL(ぴっぴ通信バックナンバー掲載)
https://www.maff.go.jp/chushi/nousei/kagawa/index.html
◆Facebookページ農水省・農業経営者net
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◆農業競争力強化プログラム
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◆収入保険制度
https://www.maff.go.jp/j/keiei/nogyohoken/syu_kyosai.html
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TEL:087-883-6500(地方参事官ホットライン)
FAX:087-883-6504
E-mail:kagawa_merumaga(アットマーク)maff.go.jp
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FAX:087-883-6504