香川ぴっぴ通信 第122号 2021(令和3)年1月18日 中国四国農政局香川県拠点
もくじ
- 1【今週のひとこと】
・農業経営基盤強化準備金制度について…総括農政業務管理官 小田則明 - 2【お知らせ】
・令和2年度農林水産関係第3次補正予算の概要について
・令和3年度農林水産予算概算決定の概要について
・令和3年度「農林水産研究推進事業委託プロジェクト研究」の公募及び公募説明会の開催について
・「令和元年度遺伝子組換え植物実態調査」の結果について
・香川県三豊市で発生した高病原性鳥インフルエンザ(国内1、3~8、13、14、25、28及び31例目)に係る移動制限の解除について
・「ノウフク・アワード2020」優秀賞の表彰16団体が決定しました
・国内産農産物における農薬の使用状況及び残留状況調査の結果について(令和元年度) - 3【農政ミニ知識】
・新・農業人(農業に関心がある、農業を始めたい方)の皆様へ - 4【AFFクイズ】
- 5【コラム】
・人生苦もありゃ楽あるさ…統計専門官 杉本
~日本の農業、もっと強く。~
「農業競争力強化プログラム」は、農業者が自由に経営展開できる環境を整備するとともに、農業者の努力では解決できない構造的な問題を解決するために策定されたものです。農林水産省ホームページで説明動画を公開しています。ぜひご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/nougyo_kyousou_ryoku/index.html
1【今週のひとこと】
★農業経営基盤強化準備金制度について
総括農政業務管理官 小田則明
農林水産省では、経営所得安定対策等の交付金を活用して、計画的に農業経営の基盤強化を図る取り組みを支援しています。この度、本制度の対象資産及び対象者要件等の追加がありましたので、お知らせします。
農業経営基盤強化準備金とは
この準備金制度は、青色申告による確定申告を行う、認定農業者、認定新規就農者が、農業経営改善計画(農用地、農業用の建物・機械等の取得)などに従い、経営所得安定対策等の交付金を農業経営基盤強化準備金として積み立てた場合、この積立額を「個人は必要経費」に、「法人は損金」に算入でき、さらに、農業経営改善計画などに従い、積み立てた準備金を取り崩したり、受領した交付金をそのまま用いて、農用地、農業用の建物・機械等を取得した場合、圧縮記帳できる特例措置です。
(詳しくはこちら)(農業経営基盤強化準備金制度パンフレット)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kobetu_ninaite/n_seido/attach/pdf/junbikin_tetuduki_shiryou-36.pdf (PDF:344KB)
・対象資産の追加
農業用に使用するパワーショベルなどの自走式作業用機械についても農業経営基盤強化準備金制度の対象資産となりました。
(詳しくはこちら)(農業経営基盤強化準備金制度の対象資産についてのお知らせ)(農林水産省ホームページ)https://www.maff.go.jp/j/kobetu_ninaite/n_seido/attach/pdf/junbikin_tetuduki_shiryou-47.pdf (PDF:371KB)
・対象者要件の追加等(令和2年12月21日に閣議決定)
農業経営基盤強化準備金制度について、対象者の要件として人・農地プランの中心経営体であることを加えた上、2年延長(所得税・法人税)となりました。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/keiei/tyosei/201221.html
農業経営基盤強化準備金制度について、ご質問等がありましたら、お気軽に香川県拠点地方参事官室にお問い合わせください。
2【お知らせ】
★令和2年度農林水産関係第3次補正予算の概要について
令和2年度農林水産関係第3次補正予算の概要について
農林水産省は、令和2年度農林水産関係第3次補正予算の概要を取りまとめました。
令和2年度第3次補正予算については、令和2年12月15日閣議決定されました。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/yosan/201215.html
★令和3年度農林水産予算概算決定の概要について
農林水産省は、令和3年度農林水産予算概算決定の概要を取りまとめました。
令和3年度予算については、令和2年12月21日閣議決定されました。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/yosan/201221.html
★令和3年度「農林水産研究推進事業委託プロジェクト研究」の公募及び公募説明会の開催について
農林水産省は、令和3年度「農林水産研究推進事業委託プロジェクト研究」の公募を令和3年1月8日(金曜日)より開始しました。また、令和3年1月22日(金曜日)に本事業の公募説明会(Web会議)を開催します。
なお、公募期間は令和3年2月26日(金曜日)までとなっております。
(詳しくはこちら)(農林水産技術会議ホームページ)
https://www.affrc.maff.go.jp/docs/press/210108.html
★「令和元年度遺伝子組換え植物実態調査」の結果について
農林水産省は、平成18年度以降、セイヨウナタネやダイズの輸入港の周辺地域において、遺伝子組換えセイヨウナタネ及び遺伝子組換えダイズの生育や、その近縁種との交雑の有無を調査しています。
令和元年度の調査では、これまでの調査結果と同様に、主に運搬時にこぼれ落ちた種子に由来すると考えられる遺伝子組換えセイヨウナタネ及び遺伝子組換えダイズが生育していましたが、組み換えられた遺伝子が交雑可能な近縁種へ拡散したり、生育範囲が拡大したりする状況を示していませんでした。
このため、遺伝子組換えセイヨウナタネ及び遺伝子組換えダイズが生物多様性に影響するおそれはないと考えられます。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/210108.html
★香川県三豊市で発生した高病原性鳥インフルエンザ(国内1、3~8、13、14、25、28及び31例目)に係る移動制限の解除について
香川県は、同県三豊市で確認された高病原性鳥インフルエンザ(今シーズン国内1、3~8、13、14、25、28及び31例目)に関し、発生農場から半径3km以内で設定していた移動制限区域について、令和3年1月16日(土曜日)午前0時(1月15日(金曜日)24時)をもって、当該移動制限を解除しました。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/210115.html
★「ノウフク・アワード2020」優秀賞の表彰16団体が決定しました
農林水産省は、農福連携に取り組んでいる優れた事例を表彰し、全国への発信を通じて他地域への横展開を図るため「ノウフク・アワード2020」を実施しています。今般、2020年度における優秀賞の表彰団体等を決定しました。
なお、表彰式は、令和3年2月10日(水曜日)に行う予定です。
また、表彰式後のシンポジウムにおいて、受賞者からの発表などを予定しています。
香川県では、特定非営利活動法人香川県社会就労センター協議会が選定されました。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/kouryu/210112.html
★国内産農産物における農薬の使用状況及び残留状況調査の結果について(令和元年度)
農林水産省は、農薬の適正使用を推進し、安全な農作物の生産に資すること等を目的として、農家における農薬の使用状況及び生産段階における農産物中の農薬の残留状況について調査を実施しています。この度、令和元年度の国内産農産物における農薬の使用状況及び残留状況について取りまとめました。
農薬の使用状況について、480戸の農家に対し、記入簿への記入又は聞取りを行うことで農薬の使用状況を調査しました。
その結果、479戸の農家においては、農薬が適正に使用されていたことが確認されました。また、1戸の農家で、使用方法が適切でなかった事例が確認されました。
農薬の残留状況について、480検体の農産物について、のべ3,387種類の農薬と作物の組合せの残留状況を調査しました。
その結果、全ての検体において、食品衛生法に基づく残留基準値を超えていませんでした。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouyaku/210112.html
3【農政ミニ知識】
★新・農業人(農業に関心がある、農業を始めたい方)の皆様へ
「興味はあるけど農業ってどう始めたらいいんだろう?」
「農業に関心がある」「農業を始めたい」という方に、よくある質問と回答をご紹介していきます。
Q:「青年等就農資金」は、どのような内容の事業でしょうか?
A:市町村の認定を受けた認定新規就農者向けの、3,700万円(特認1億円)までの無利子融資です。融資の御相談は、お近くの日本政策金融公庫、JAまで。
(詳しくはこちら)(青年等就農資金(日本政策金融公庫ホームページ))(外部リンク)
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/seinen.html
4【AFFクイズ】
★ジュニア農林水産白書2020年版によると、大雨が降ったときに、全国の田んぼに貯められる水量は東京ドーム(124万立方メートル)約何杯分しょうか?のこたえ
正解は(2) 約40,000杯 でした。
日本全国の水田に貯留できる水の量は、約50億立方メートルになるとも言われています。
★Q 中国四国農政局が公表した令和元年産米生産費(中国四国)によると、中国地方と四国地方の10アールあたりの生産費を比べるとどうだったでしょうか?
(1)四国が約10,000円低い (2)四国が約20,000円低い (3)四国が約10,000円高い
(解答は次号)
5【コラム】
★人生苦もありゃ楽あるさ
令和2年は、コロナ禍の混乱に追い打ちをかけるように、香川県内で鳥インフルエンザが頻発し、多くの皆様にとって、手放しで良い年とは言えない年だったと思います。
その中で、私の心に明るい光を灯してくれた数少ない出来事が、プロサッカーチーム「徳島ヴォルティス」の活躍でした。
徳島出身の私は、ヴォルティスの前身クラブがJFLに参戦していた時から観戦経験があり、決して熱狂的ではないですが、古参のサポーターであります。勤務の関係で岡山在住となってからも、年に1度岡山での試合を観たり、最近では、ヴォルティス戦を見るためだけに契約した某配信サービスでのネット中継を楽しんでいます。
2005年にヴォルティスがJ2に参入して以降、3年連続の最下位だったこともありました。過去にはJ2リーグ4位ながら、昇格プレーオフを勝ち抜け、1年間だけJ1を経験したこともありましたが、圧倒的な力不足を痛感した年になりました。
2020年シーズンのヴォルティスは、過密日程の中、リカルド・ロドリゲス監督が落とし込んだ組織的なサッカーを、キャプテン岩尾憲選手をはじめとした選手全員が体現し、一度も連敗する事なく着実に勝ち点84を積み重ね、悲願のJ1昇格と、堂々のJ2リーグ初優勝を成し遂げました。これまで、実に15年の歳月が必要でした。
コロナ禍、鳥インフルエンザ禍が、いつ収束するのか、見通しはまだ立たないかもしれませんが、昔からいうように、悪いことがあれば、良いことがきっと起こります。皆さんにも今年は何かきっといいことがあるはずです。
2021年のJ1リーグは、4チーム降格という厳しい条件で、かつ、ここまでチームをまとめてきた監督が浦和レッズに引き抜かれるなど、厳しい戦いが予想されます。カマタマーレ讃岐とは、同じディビジョンであれば、東四国ダービーを戦わなくてはならない間柄ですので、香川県の皆様の複雑な胸中はお察ししますが、四国唯一のJ1チームということで、是非、徳島ヴォルティスの応援をよろしくお願いします。最後に、カマタマーレ讃岐もがんばれ!
統計専門官 杉本
◆新型コロナウイルス感染症に係る相談窓口
新型コロナウイルス感染症に係る農業者や食品事業者等からの相談については、農政局に設置している相談窓口にご連絡ください。
対応時間:平日9時00分~17時00分
連絡先:中国四国農政局 企画調整室(岡山市北区下石井1-4-1)
電話:086-224-9400
(詳しくはこちら)(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/saigai/corona_index.html
◆香川県拠点ホームページURL(ぴっぴ通信バックナンバー掲載)
https://www.maff.go.jp/chushi/nousei/kagawa/index.html
◆Facebookページ農水省・農業経営者net
https://www.facebook.com/nogyokeiei
◆農業競争力強化プログラム
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/nougyo_kyousou_ryoku/index.html
◆農業保険(収入保険・農業共済)
https://www.maff.go.jp/j/keiei/nogyohoken/index.html
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