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中国四国農政局

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    香川ぴっぴ通信 第127号 2021(令和3)年4月1日 中国四国農政局香川県拠点

    もくじ

    ~日本の農業、もっと強く。~
    「農業競争力強化プログラム」は、農業者が自由に経営展開できる環境を整備するとともに、農業者の努力では解決できない構造的な問題を解決するために策定されたものです。農林水産省ホームページで説明動画を公開しています。ぜひご覧ください。

    https://www.maff.go.jp/j/kanbo/nougyo_kyousou_ryoku/index.html

    1【今週のひとこと】

    ★川から海に流れ出たプラスチックは

    総括農政業務管理官 徳田立栄

    高松で2年間勤務しておりましたが、この4月に神奈川へ異動となりました。この間、高松では色々な経験ができ、楽しく過ごすことができました。

    さて、昨年はコロナに始まり、コロナで終わってしまったイメージですが、未だに収まる気配がありません。コロナ禍で皆さんは、デリバリーで食べ物を注文したり、テイクアウトで食事を済ます....なんてことがありませんでしたか。その時には、注文した食べ物が清潔なプラスチック容器に入れられ提供されて、プラスチックのありがたみを感じた方もいらっしゃると思います。

    私が高松で住んでいたところは近所に川があり、毎朝、川を眺めて出勤しており、その川にはスーパーのレジ袋等が流れ、非常に残念な思いをしておりました。今回は川に流れたレジ袋が、最終的にどのようになるのかをお伝えします。

    川から流れ出たレジ袋は、海に出ます。その後、海岸に流れ着いたプラスチックは波に洗われ、紫外線にさらされ強度が落ち、急速に劣化が進み細かく砕けていきます。5ミリ以下のプラスチックをマイクロプラスチックと言われておりますが、5ミリ程度ではなく、もっともっと細かくなります。その細かくなり海を漂っていたプラスチックは浮力を失い、海中のより深いところを漂い始めると言われております。

    昨今、マイクロプラスチックが魚の体内からも見つかっており、生物への影響が懸念されております。プラスチックは有害物質を吸着する性質があり、水槽のメダカに有害物質の付着したマイクロプラスチックを与え続けたところ、肝機能に障害が出たとの指摘もあったようです。人間は、食物連鎖の頂点におり、色々な食べ物を口にしております。自分自身で注意していても、マイクロプラスチックを口にしているかも知れません。

    海のプラスチックゴミは海外から流れて来たものと思われている方も多いと思いますが、身近な瀬戸内海や太平洋のプラスチックゴミは、ほぼ日本から流れ出たものと言われております。プラスチックゴミは減らさなければなりません。減らす工夫が必要です。その為には、使わないことが第一だと思っております。

    コロナウィルスが収まりません。マスクの着用、手洗いとうがいは感染予防になります。加えて、三つの密(「密閉」「密集」「密接」)を避け、不要不急の外出をしないで、感染防止に努めましょう。

    (詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
    https://www.maff.go.jp/j/plastic/index.html

    2【お知らせ】

    ★令和2年産米の相対取引価格・数量について(令和3年2月)

    農林水産省は、令和2年産米の「相対取引価格・数量(令和3年2月)」について取りまとめました。

    令和3年2月の相対取引価格は、全銘柄平均価格で14,844円/玄米60キログラム、相対取引数量は、全銘柄合計で19万トンとなっています。

    (詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
    https://www.maff.go.jp/j/press/seisaku_tokatu/kikaku/210316.html

    ★日米貿易協定に基づく牛肉セーフガードの発動について

    令和2年4月から令和3年3月上旬までの日米貿易協定税率の適用を受ける牛肉(日米貿易協定適用牛肉)の輸入数量が、日米貿易協定に定められた令和2年度の輸入基準数量を超過したため、関税暫定措置法第7条の8第1項の規定に基づき、令和3年3月18日から4月16日までの間、日米貿易協定に基づく牛肉セーフガードが発動するので、お知らせします。

    (詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
    https://www.maff.go.jp/j/press/seisan/c_shokuniku/210317.html

    ★令和元年 林業産出額(中国四国9県)

    中国四国農政局は、中国四国9県の林業産出額を公表しました。

    香川県は、43億5千万円で平成30年より3億7千万円減少しました。

    (詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
    https://www.maff.go.jp/chushi/info/toukei/00chushi/index.html#210319

     ★「令和3年産水稲の10アール当たり平年収量」について

    農林水産省は、「水稲の作柄に関する委員会」の意見を踏まえ、令和3年産水稲の全国農業地域別・都道府県別10アール当たり平年収量を決定しました。

    なお、令和3年産水稲の作柄表示地帯別10アール当たり平年収量については、6月末頃を目途に決定します。

    香川県のふるい目1.70ミリメートル基準ベースの平年収量は10アール当たり496キログラム、農家等が使用しているふるい目幅ベース1.80ミリメートルでは478キログラムで前年産から変動なしです。

    (詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
    https://www.maff.go.jp/j/press/tokei/seiryu/210323.html

    ★4月からEPAを利用したGI産品の輸出手続が簡素化されます!

    農林水産省及び経済産業省は、GI(地理的表示)産品の輸出を促進するため、4月1日から、その特性によりあらかじめ日本産であると確認できるGI産品については、輸出業者はGI登録名称が記載された仕入書や納品書等を、生産証明書の代わりに利用して日本商工会議所に特定原産地証明書の発給手続ができるよう手続が簡素化します。

    (詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
    https://www.maff.go.jp/j/press/kokusai/keizai/210325.html

    ★「農業DX構想」の取りまとめについて

    農林水産省、農業・食関連産業の関係者の方々が農業DXを進める際の羅針盤として、また、取組全体を俯瞰する見取り図として活用いただけるよう、「農業DX構想」を取りまとめましたのでお知らせします。

     (詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
     https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/joho/210325.html 

    ★令和元年度の公共建築物の木造率について

    林野庁では、年度毎の公共建築物の木造率を試算しています。

    今般、令和元年度における試算を行った結果、令和元年度に着工された公共建築物の木造率については前年より0.7%上昇しました。

    (詳しくはこちら)(林野庁ホームページ)
    https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/riyou/210326_16.html

    ★令和2年産米の契約・販売状況、民間在庫の推移及び米穀販売事業者における販売数量・販売価格の動向について(令和3年2月末現在)

    農林水産省は、令和2年産米の「産地別契約・販売状況(令和3年2月末)」、「民間在庫の推移(令和3年2月末)」及び「米穀販売事業者における販売数量・販売価格の動向(令和3年2月末)」について取りまとめました。

    (詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
    https://www.maff.go.jp/j/press/seisaku_tokatu/kikaku/210326.html

    3【農政ミニ知識】

    ★新・農業人(農業に関心がある、農業を始めたい方)の皆様へ

    「興味はあるけど農業ってどう始めたらいいんだろう?」

    「農業に関心がある」「農業を始めたい」という方に、よくある質問と回答をご紹介していきます。

    Q:「農の雇用事業」は、補助金を活用するに当たって、農業法人等の主な要件は何でしょうか?

    A:雇用就農者育成・独立支援タイプは以下のとおりです。

    (1)おおむね年間を通じて農業を営む事業体であること

    (2)研修生を正社員として雇用すること

    (3)労働保険(雇用保険、労災保険)に加入すること

        農業法人は社会保険(厚生年金保険、健康保険)に加入すること

    (4)過去5年間に本事業の対象となった雇用就農者が2名以上の場合、農業への定着率が2分の1以上であること等

    (5)農業の「働き方改革」の実行計画を作成し、従業員と共有すること

     詳しくは全国農業会議所のホームページをご覧ください。

    (外部リンク)
    https://www.be-farmer.jp/nounokoyou/

    4【AFFクイズ】

    ★2020年度農林業センサス結果(概数値)によると、農業経営体は16,459経営体だったのですが、2015年度結果と比べて何%減少したでしょうか?のこたえ

    正解は(2)20.9 でした。

    2015年度は20,814経営体であったことから、5年間で4,355経営体減少しました。

    ★Q 中国四国農政局が公表した令和元年林業産出額によると香川県は435千万円で前年より37千万円減少したのですが、全国順位は前年と同じでした。さて何位だったでしょうか?

    (1)28位  (2)32位  (3)40位

     (解答は次号)

    5【コラム】

    ★桜が満開となり、別れと出会いの季節が訪れました

    今年のソメイヨシノの開花は、例年に比べ大幅に早まりました。広島地方気象台は、3月11日に開花を宣言しましたが、これは過去2番目(1番は平成22年3月10日の高知県)に早い記録です。一方、香川県においては、3月15日に開花宣言があり、平年に比べ13日も早く、香川県での最速記録を更新しました。

    開花宣言は、全国各地の気象台がそれぞれ標本木を定め、5~6輪が開花した日を開花日として、プレスリリースしています。ちなみに、香川県の標本木は、栗林公園内の讃岐民芸館前のソメイヨシノが選定されています。一度、訪れてみてはいかがでしょうか。

    桜の季節は、別れと出会いの季節でもあります。学生、生徒さん達は、3月の卒業式に始まり、4月の入学式、サラリーマンにとっては永年勤めた職場を退職、新たな勤務地への赴任と悲喜交々です。

    当県拠点においても、3月31日付けの退職、4月1日付けの人事異動に伴い、職員の顔ぶれが大幅に入れ替わりました。関係者の皆様には、引き続き、農林水産省が進める施策にご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

    主任農政推進官 宮崎 

     ◆香川県拠点ホームページURL(ぴっぴ通信バックナンバー掲載)
      https://www.maff.go.jp/chushi/nousei/kagawa/index.html

     ◆Facebookページ農水省・農業経営者net
      https://www.facebook.com/nogyokeiei

     ◆農業競争力強化プログラム
      https://www.maff.go.jp/j/kanbo/nougyo_kyousou_ryoku/index.html

     ◆農業保険(収入保険・農業共済)
      https://www.maff.go.jp/j/keiei/nogyohoken/index.html

     ◆香川県拠点お問い合わせ窓口
      https://www.contactus.maff.go.jp/j/chushi/form/161205_3.html

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       中国四国農政局  香川県拠点地方参事官室
       TEL:087-883-6500(地方参事官ホットライン)
       FAX:087-883-6504
       E-mail:kagawa_merumaga(アットマーク)maff.go.jp
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    お問合せ先

    香川県拠点 地方参事官室
    電話:087-883-6500
    FAX:087-883-6504

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