香川ぴっぴ通信 第136号 2021(令和3)年8月16日 中国四国農政局香川県拠点
もくじ
- 1【ひとこと】
・加工用米及び新規需要米の適正流通について…総括農政業務管理官 昌子 匡一 - 2【お知らせ】
・病害虫発生予報(第6号)の発表について
・「みどりの食料システム戦略」を策定しました
・「みどりの食料システム戦略」中国四国ブロック説明会の開催について
・農業・農村への理解の醸成を目指す新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」をスタート
・「ディスカバー農山漁村(むら)の宝アワード」(第8回選定)エントリー募集について
・農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう
・MAFFアプリのご利用をおすすめします
・消費者の部屋「子どものための夏休み企画(リモート版)」~考えてみよう!農林水産業と私たちの食生活~の開設について
・「中国四国農政局食育Webセミナー」学ぶ 食べる 育てる「マイ畑」~どこでも だれでも 種からの野菜づくり~の開催について - 3【農業に関心がある、農業を始めたい方へ】
- 4【報道発表資料】
・農林水産省及び中国四国農政局 - 5【AFFクイズ】
- 6【コラム】
・農業用ドローンの未来……行政専門員 大平 美樹
~日本の農業、もっと強く。~
「農業競争力強化プログラム」は、農業者が自由に経営展開できる環境を整備するとともに、農業者の努力では解決できない構造的な問題を解決するために策定されたものです。農林水産省ホームページで説明動画を公開しています。ぜひご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/nougyo_kyousou_ryoku/index.html
1【ひとこと】
★加工用米及び新規需要米の適正流通について
総括農政業務管理官 昌子 匡一
収穫の秋が近づいてきましたので、ここでお米の話を一つ。収穫された加工用米や新規需要米(飼料用米等)は定められた用途以外への使用、又は定められた用途以外に使用する目的での出荷や販売はできません。
主食用米への横流れや交付金の不適正な受給を防止するため、定められた用途で適正に流通させてください。
取組に当たっては、以下の点に留意してください。
(1)以下の行為は不適正な出荷であり、違反となります。不適正な出荷をした場合、交付金は支払われません。
・加工用米や新規需要米として生産した米を主食用米として販売すること
・主食用米から発生した「ふるい下米」を寄せ集めて飼料用米として出荷すること
・他者から購入した米や、主食用米として生産した米を飼料用米に水増しして出荷すること
・「区分管理」で取り組んだほ場から生産された「ふるい下米」を他の用途に販売すること
(2)なお、主食用米を生産するほ場や乾燥・調製を主食用米と区分せずに行う「一括管理方式」で取り組む場合は、当初の出荷契約数量を出荷することが原則ですが、作柄変動により変更することができます。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)(パンフレットのページ番号23~25をご覧ください。)https://www.maff.go.jp/j/seisaku_tokatu/antei/keiei_antei.html
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/beikoku/index.html
2【お知らせ】
★病害虫発生予報(第6号)の発表について
農林水産省は8月4日に「令和3年度病害虫発生予報第6号」を発表しました。水稲でトビイロウンカが、当農政局管内でも一部の地域のほ場で発生が確認されており、今後も気温が高く推移する見込みであることから、本虫の発生に好適な気象条件となることが懸念されますので、ご注意ください。
(詳しくはこちら)(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/anzen/seisan/yohou.html
★「みどりの食料システム戦略」を策定しました
我が国の食料・農林水産業は、大規模自然災害、地球温暖化、生産者の減少等の生産基盤の脆弱化、地域コミュニティの衰退、新型コロナを契機とした生産・消費の変化などの政策課題に直面しており、将来にわたって食料の安定供給を図るためには、それらの課題も見据えた農林水産行政を推進していく必要があります。
このような中、健康な食生活や持続的な生産・消費の活発化、ESG投資市場(「持続可能な事業」を投資先とすることで、長期的に安定したリターンが見込める投資方法)の拡大に加え、諸外国でも環境や健康に関する戦略を策定するなどの動きが見られます。
今後、このようなSDGsや環境を重視する国内外の動きが加速していくと見込まれる中、我が国の食料・農林水産業においてもこれらに的確に対応し、持続可能な食料システムを構築することが急務となっています。
このため、農林水産省では、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を策定しました。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/index.html#sakutei
★「みどりの食料システム戦略」中国四国ブロック説明会の開催について
農林水産省は、本年5月12日に「みどりの食料システム戦略」を策定しました。
「みどりの食料システム戦略」は、2050年までという中長期的な観点から、環境負荷の軽減を図りつつ、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションにより実現する新しい政策方針です。
この度、本戦略に基づく取組の拡大に向け、生産・流通・加工・消費に関わる様々な関係者の皆様に御理解を深めていただくため、「みどりの食料システム戦略」中国四国ブロック説明会を8月25日(水曜日)にオンラインにて開催します。
なお、参加を希望される方は、事前の申込みが必要です。
(詳しくはこちら)(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/kikaku/210806.html
★農業・農村への理解の醸成を目指す新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」をスタート
農林水産省は、「食料・農業・農村基本計画」に基づき、食と農のつながりの深化に着目した新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を開始しました。
我が国では食の外部化・簡便化が進む一方、食と農との距離が遠くなり、農業や農村に対する国民の意識・関心は薄れています。
食についても新たな生活様式を模索する今、これからの日本の、自分たちの食を確かなものとしていくためには、消費者と生産者が一体となって自分たちの課題と捉え、行動変容に繋げていくことが必要です。
今回の取組は、時代の変化に対応し日本各地の食を支えてきた農林漁業者・食品事業者の努力や創意工夫について消費者の理解を深め、良いところは伸ばし変えるべきことを変え新しいことにもチャレンジする取組を応援する、新しい国民運動です。
今後、様々なメディアやシンポジウム等を通じて、全国各地の農林漁業者等の取組、地域の食や農山漁村の魅力などを伝えることにより、国産の農林水産物や有機農産物の積極的な選択に向けた行動変容に繋がることを目指し、生産者団体や食品関連事業者等と連携した官民協働による取組を推進していきます。
(詳しくはこちら)(ニッポンフードシフトホームページ)
https://nippon-food-shift.maff.go.jp/
★「ディスカバー農山漁村(むら)の宝アワード」(第8回選定)エントリー募集について
農林水産省では、「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現のため、「ディスカバー農山漁村(むら)の宝アワード」(第8回選定)と称して、地域の活性化や所得向上に取り組んでいる優良事例を募集します。
選定された地区に対しては、選定証を授与するとともに、「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」特設Webサイトでの活動の紹介などを通じて、全国的に情報を発信します。
応募締切:令和3年8月31日(火曜日)
(詳しくはこちら)(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/shinko/210616.html
★農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう
農業は、自然災害による収入減少や市場価格の低下など、様々なリスクにさらされる産業です。
このようなリスクに対応して農業経営の安定を図る観点から、国は、農業経営収入保険制度を設け、平成31年1月から実施しています。
新型コロナウイルス感染症のような想定外のリスクも含めて幅広く補償される制度ですので、是非とも加入をご検討ください。ご加入やご質問につきましては、NOSAI香川までお問い合わせください。
(詳しくはこちら)(NOSAI香川ホームページ)
https://nosai-kagawa.jp/