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中国四国農政局

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    香川ぴっぴ通信 第137号 2021(令和3)年9月1日 中国四国農政局香川県拠点

    もくじ

    ~日本の農業、もっと強く。~
    「農業競争力強化プログラム」は、農業者が自由に経営展開できる環境を整備するとともに、農業者の努力では解決できない構造的な問題を解決するために策定されたものです。農林水産省ホームページで説明動画を公開しています。ぜひご覧ください。

    https://www.maff.go.jp/j/kanbo/nougyo_kyousou_ryoku/index.html

    1【ひとこと】

    ★食品ロスの削減について

    総括農政業務管理官 秋永 章光

    本年4月から香川県拠点で勤務しております秋永と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

    出身は同じ四国の高知県です。プライベートでは、うどんや骨付き鶏など、讃岐の食を堪能したいと思っていますが、気になっているのが「食品ロス」の問題です。

    「食品ロス」とは、本来食べられるにもかかわらず捨てられている食品です。食品ロスについては、その削減がSDGsにも位置づけられるなど、今や世界的な課題になっています。

    日本国内でどのくらい食品ロスが発生しているのか皆さんご存じでしょうか。農林水産省と環境省は、食品ロス削減の取組の進展に活かすため、食品ロス量の推計を行い、公表しています。

    第135号のAFFクイズでも出題されていましたが、平成30年度の食品ロス量は600万トンで、このうち食品関連事業者から発生する事業系食品ロス量は324万トン、家庭から発生する家庭系食品ロス量は276万トンでした。

    この数値は、食品ロス量の推計を開始した平成24年以降、最小値になりますが、600万トンを国民一人当たりに換算すると1日で約130グラム(お茶碗1杯程度)、年間にすると約47キログラムなります。年間一人当たりのコメの消費量は約54キログラムですので、これに近い量が捨てられていることになります。

    食品ロスを減らすことを消費者目線で考えてみますと、家で食品ロスが出ないようにするだけでなくて、スーパーマーケット、コンビニエンスストアや外食店でも食品ロスを減らす工夫があります。

    例えば、奥から商品をとらずに、陳列されている手前の商品を買ったり、賞味期限の近い値引き商品を買ったり、食べきれる分量を注文して、食べ残しを出さなかったり、ちょっとした行動で食品ロスを削減することが出来ます。

    「食べ物に、もったいないを、もういちど。」食品ロスの一層の削減にチャレンジしてみませんか。

    2【お知らせ】

    ★令和4年度農林水産予算概算要求の概要について

    農林水産省は、令和3年8月31日、令和4年度農林水産予算概算要求を取りまとめましたので公表しました。

    (詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
     
    https://www.maff.go.jp/j/budget/r4yokyu.html

    ★作物統計調査 令和3年産水稲の8月15日現在における作柄概況について

    農林水産省は、令和3年8月31日、令和3年産水稲の8月15日現在における作柄概況を公表しました。

    (詳しくはこちら)(中国四国農政局ホームページ)(中国地域・四国地域)
     https://www.maff.go.jp/chushi/info/toukei/yotei_keka.html#r03sui0815

    (詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)(全国)
     https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/sakkyou_kome/index.html#y2

    ★「みどりの食料システム戦略」を策定しました

    我が国の食料・農林水産業は、大規模自然災害、地球温暖化、生産者の減少等による生産基盤の脆弱化、地域コミュニティの衰退、新型コロナを契機とした生産・消費の変化などの課題に直面しており、将来にわたって食料の安定供給を図るためには、それらの課題も見据えた農林水産行政を推進していく必要があります。

    このため、農林水産省では、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を策定しました。

    (詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
     
    https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/index.html#sakutei

    (詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)みどりの食料システム戦略説明動画
     
    https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/video.html

    ★農業・農村への理解の醸成を目指す新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」をスタート

    農林水産省は、「食料・農業・農村基本計画」に基づき、食と農のつながりの深化に着目した新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を開始しました。

    我が国では食の外部化・簡便化が進む一方、食と農との距離が遠くなり、農業や農村に対する国民の意識・関心は薄れています。

    食についても新たな生活様式を模索する今、これからの日本の、自分たちの食を確かなものとしていくためには、消費者と生産者が一体となって自分たちの課題と捉え、行動変容に繋げていくことが必要です。

    今回の取組は、時代の変化に対応し日本各地の食を支えてきた農林漁業者・食品事業者の努力や創意工夫について消費者の理解を深め、良いところは伸ばし変えるべきことを変え新しいことにもチャレンジする取組を応援する、新しい国民運動です。

    今後、様々なメディアやシンポジウム等を通じて、全国各地の農林漁業者等の取組、地域の食や農山漁村の魅力などを伝えることにより、国産の農林水産物や有機農産物の積極的な選択に向けた行動変容に繋がることを目指し、生産者団体や食品関連事業者等と連携した官民協働による取組を推進していきます。

    (詳しくはこちら)(ニッポンフードシフトホームページ)
    https://nippon-food-shift.maff.go.jp/

    ★農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう

    農業は、自然災害による収入減少や市場価格の低下など、様々なリスクにさらされる産業です。

    このようなリスクに対応して農業経営の安定を図る観点から、国は、農業経営収入保険制度を設け、平成31年1月から実施しています。

    新型コロナウイルス感染症のような想定外のリスクも含めて幅広く補償される制度ですので、是非とも加入をご検討ください。ご加入やご質問につきましては、NOSAI香川までお問い合わせください。

    (詳しくはこちら)(NOSAI香川ホームページ
    https://nosai-kagawa.jp/

    ★「MAFFアプリ」 のご利用をおすすめします

    MAFFアプリは、皆さまに役立つ情報を農林水産省から直接お届けするスマホ用アプリです。

    農業者や農業関係者だけでなく、どなたでも無料※でご利用いただけますので是非ご登録してみてください。

    プロフィールとして設定いただいたお住まいの地域や作目、関心事項等に応じて、役立つ情報をお届けします。

    また、現場の情報を農林水産省に直接届けることができます。

    ※通信に要する費用(データ通信料等)は、利用者の負担となります。 

    (詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
    https://www.maff.go.jp/j/kanbo/maff-app.html

    3【農業に関心がある、農業を始めたい方へ】

    「興味はあるけど、農業ってどうやって始めたらいいんだろう?」と思っている方へ。

    農家を始めるには、農業法人等に就職する、自分で農業を始めるという、大きく分けて二通りの方法があります。

    また、どこで、何を作るのかによっても、仕事の内容は様々です。まずは、気軽に参加できる農業体験や活躍する事業者等の事例を見て、自分の理想のイメージを描いてみましょう。

    以下の農林水産省ホームページには、農業を実践的に学ぶことができる学校や、就農について何でも相談できる総合窓口など、様々な支援施策を掲載していますので一度ご覧になってください。

     (詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
    https://www.maff.go.jp/j/new_farmer/index.html

    4【報道発表資料】

    ぴっぴ通信第137号の発行日以前の報道発表は以下でご確認いただけます。

    ★農林水産省の報道発表

    (詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
    https://www.maff.go.jp/j/press/index.html

    ★中国四国農政局の報道発表

    (詳しくはこちら)(中国四国農政局ホームページ)
     
    https://www.maff.go.jp/chushi/press/index.html

    5【AFFクイズ】

    ★今回のクイズ

    作物統計調査の令和元年産ブロッコリーの収穫量についてクイズを出題します。

    ブロッコリーの全国の収穫量は、169,500トンであり1位は北海道の26,700トンでした。

    では、47都道府県のうち香川県は何位でしょうか。

    (1) 2位  (2) 3位  (3)4位     (解答は次号)

    ★Q 前回のクイズは「農業分野では担い手の減少・高齢化の進行等により労働力不足が深刻な問題になってきています。また、農業の現場では、依然として人手に頼る作業や 熟練者でなければできない作業が多く 、省力化、人手の確保、負担の軽減が重要な課題であります。そこで、農林水産省では、スマート農業を推進しています。

    スマート農業の一例としてはドローンがありますが、農業用ドローンは、比較的簡単な操作で手早く田畑に播種・肥料・農薬等を空中散布ができることから、生産者の労働負担が軽減できます。では、ドローン(英語表記drone)の語源は、次のうちどれでしょうか。」でした。おわかりになったでしょうか。

    正解は  (1) 雄のミツバチでした。

    6【コラム】

    ★コロナ禍での2020東京オリンピック

    1964年以来57年ぶりに日本で開催された夏の東京オリンピックが先月閉幕しました。新型コロナウイルスの影響で史上初めて延期されたオリンピックは、東京など1都3県ではすべての会場で観客を入れずに開催されることになりました。

    選手にとっても観客の声援は何よりも大きな力になるはずでしたが、その観客が多くの会場で不在となり、パフォーマンスを発揮することがむずかしかったのではないでしょうか。そのような中でも、日本選手は史上最多の金メダル27個を含む58個のメダルを獲得し最高の結果を残し、コロナ禍の暗い世の中に勇気と感動を与えてくれました。

    わが家も、またとない機会でしたので試しに応募して、運良くレスリングのチケットが当選しました。会場で直接見られるということで楽しみにしていたのですが、1都3県の会場では無観客となり結果的にはテレビの前で声援を送ることとなりました。

    新型コロナの感染が拡大している中での開催でしたので、祝祭ムードはあまり感じられませんでした。大会が成功だったかどうかはわかりませんが、何はともあれ、選手の頑張っている姿には感動を覚えたし、スポーツの大きな力を感じました。夢を持ち、夢の実現に向けて惜しみなく最大限の努力をはらう姿勢はどの業界、世界でもすばらしい。これからの生き方に「力」をもらえました。次回のパリでのさらなる活躍を願うばかりです。

    主任広域監視官 片岡俊博

     ◆香川県拠点ホームページURL(ぴっぴ通信バックナンバー掲載)
      https://www.maff.go.jp/chushi/nousei/kagawa/index.html

     ◆Facebookページ農水省・農業経営者net
      https://www.facebook.com/nogyokeiei

     ◆農業競争力強化プログラム
      https://www.maff.go.jp/j/kanbo/nougyo_kyousou_ryoku/index.html

     ◆農業保険(収入保険・農業共済)
      https://www.maff.go.jp/j/keiei/nogyohoken/index.html

     ◆香川県拠点お問い合わせ窓口
      https://www.contactus.maff.go.jp/j/chushi/form/161205_3.html

     ◆配信停止等の手続き
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       中国四国農政局  香川県拠点地方参事官室
       TEL:087-883-6500(地方参事官ホットライン)
       FAX:087-883-6504
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    お問合せ先

    香川県拠点 地方参事官室
    電話:087-883-6500
    FAX:087-883-6504

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