香川ぴっぴ通信 第140号 2021(令和3)年10月18日 中国四国農政局香川県拠点
もくじ
- 1【ひとこと】
・秋の農作業安全確認運動について~シートベルト着用徹底~…総括農政推進官 高木 文訓 - 2【お知らせ】
・令和4年度農林水産予算概算要求の概要について
・「みどりの食料システム戦略」を策定しました
・ノウフク・アワード2021の募集について
・農業・農村への理解の醸成を目指す新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」をスタート
・農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう
・MAFFアプリのご利用をおすすめします
・スマート農業を目指す先端技術フェア in 岡山が開催されます
・10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」です
・「令和3年度鳥獣対策優良活動表彰」の募集について - 3【農業に関心がある、農業を始めたい方へ】
- 4【報道発表資料】
・農林水産省及び中国四国農政局 - 5【AFFクイズ】
- 6【コラム】
・家庭菜園……主任広域監視官 増田 一郎
~日本の農業、もっと強く。~
「農業競争力強化プログラム」は、農業者が自由に経営展開できる環境を整備するとともに、農業者の努力では解決できない構造的な問題を解決するために策定されたものです。農林水産省ホームページで説明動画を公開しています。ぜひご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/nougyo_kyousou_ryoku/index.html
1【ひとこと】
★秋の農作業安全確認運動について~シートベルト着用徹底~
総括農政推進官 高木 文訓
農作業中における死亡事故は、乗用トラクター等における農業機械からの転落・転倒が最も多くなっていることから、これらの事故への対策が喫緊の課題となっています。このため、農林水産省は、令和4年度までに農業機械作業に係る死亡者数を平成29年水準(211件)から半減することを目標に掲げており、令和2年からの3年間を集中対策期間として、春(3~5月)と秋(9~10月)に重点期間を設定して、農業機械作業の事故防止に向けた運動を行っています。この秋の農作業安全確認運動では、「シートベルトの着用徹底!」をテーマに様々な情報の発信に取り組んでいます。
今回は第1弾としてトラクターに関する死亡者数についてお伝えします。(公財)交通事故総合分析センターの調査結果によると、過去5年間のトラクター等の交通事故による死亡者数(151人)の内訳は、シートベルトを着用していた場合が3人だったのに対し、シートベルトを着用していなかった場合は148人となっており、シートベルトの着用効果は明らかです。トラクターからの転落・転倒時の死亡事故を防ぐために、トラクターを運転する際には、安全フレームを適切に使用した上で、シートベルトを着用しましょう。
慣れた農作業で忘れがちになる安全対策ですが、ご自身やご家族のため、シートベルトを着用し気持ちも引き締め、事故を起こさないよう今日も安全な農作業をお願いいたします。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/syuuchi.html
2【お知らせ】
★令和4年度農林水産予算概算要求の概要について
農林水産省は、令和3年8月31日、令和4年度農林水産予算概算要求を取りまとめました。
今回は、「生産基盤の強化と経営所得安定対策の着実な実施」、「5兆円目標の実現に向けた農林水産物・食品の輸出力強化、食品産業の強化」、「環境負荷軽減に資する『みどりの食料システム戦略』の実現に向けた政策の推進」など、9項目を重点事項として要求しています。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/budget/r4yokyu.html
★「みどりの食料システム戦略」を策定しました
我が国の食料・農林水産業は、大規模自然災害、地球温暖化、生産者の減少等による生産基盤の脆弱化、地域コミュニティの衰退、新型コロナを契機とした生産・消費の変化などの課題に直面しており、将来にわたって食料の安定供給を図るためには、それらの課題も見据えた農林水産行政を推進していく必要があります。
このため、農林水産省では、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を策定しました。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/index.html#sakutei
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)みどりの食料システム戦略説明動画
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/video.html
★ノウフク・アワード2021の募集について
農林水産省は、農福連携について、優れた取組事例を表彰し、全国への情報発信を通じて他地域への拡大を図っています。現在、「ノウフク・アワード2021」への応募者を募集しておりますので、ご関心をお持ちの方は是非ご検討ください。
・応募締切:令和3年11月12日(金曜日)
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/kouryu/210916.html
★農業・農村への理解の醸成を目指す新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」をスタート
農林水産省は、「食料・農業・農村基本計画」に基づき、食と農のつながりの深化に着目した新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を開始しました。
我が国では食の外部化・簡便化が進む一方、食と農との距離が遠くなり、農業や農村に対する国民の意識・関心は薄れています。
食についても新たな生活様式を模索する今、これからの日本の、自分たちの食を確かなものとしていくためには、消費者と生産者が一体となって自分たちの課題と捉え、行動変容に繋げていくことが必要です。
今回の取組は、時代の変化に対応し日本各地の食を支えてきた農林漁業者・食品事業者の努力や創意工夫について消費者の理解を深め、良いところは伸ばし変えるべきことを変え新しいことにもチャレンジする取組を応援する、新しい国民運動です。
今後、様々なメディアやシンポジウム等を通じて、全国各地の農林漁業者等の取組、地域の食や農山漁村の魅力などを伝えることにより、国産の農林水産物や有機農産物の積極的な選択に向けた行動変容に繋がることを目指し、生産者団体や食品関連事業者等と連携した官民協働による取組を推進していきます。
(詳しくはこちら)(ニッポンフードシフトホームページ)
https://nippon-food-shift.maff.go.jp/
★農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう
農業は、自然災害による収入減少や市場価格の低下など、様々なリスクにさらされる産業です。
このようなリスクに対応して農業経営の安定を図る観点から、農林水産省では、農業経営収入保険制度を設け、平成31年1月から実施しています。
新型コロナウイルス感染症のような想定外のリスクも含めて幅広く補償される制度ですので、是非とも加入をご検討ください。ご加入やご質問につきましては、NOSAI香川までお問い合わせください。
(詳しくはこちら)(NOSAI香川ホームページ)
https://nosai-kagawa.jp/