香川ぴっぴ通信 第143号 2021(令和3)年12月1日 中国四国農政局香川県拠点
もくじ
- 1【ひとこと】
・「農村RMO」って何?…総括農政推進官 谷 淳吉 - 2【お知らせ】
・令和3年度農林水産関係補正予算の概要について
・令和4年度農林水産予算概算要求の概要について
・「みどりの食料システム戦略」を策定しました
・高病原性鳥インフルエンザの発生に伴う監視体制の強化について
・豚熱の発生に伴う監視体制の強化について
・農業・農村への理解の醸成を目指す新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」をスタート
・農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう
・MAFFアプリのご利用をおすすめします
・玄米及び精米表示の見直し(年月旬表示の導入)について
・「サステナアワード2021 伝えたい 日本の“サステナブル”」食と農林水産業に関わる「サステナブル」な取組動画の募集について
・令和3年度「和食文化継承人材育成研修」の募集について - 3【農業に関心がある、農業を始めたい方へ】
- 4【報道発表資料】
・農林水産省及び中国四国農政局 - 5【AFFクイズ】
- 6【コラム】
・やっぱり!さぬきうどん……農政推進官 小川 健治
~日本の農業、もっと強く。~
「農業競争力強化プログラム」は、農業者が自由に経営展開できる環境を整備するとともに、農業者の努力では解決できない構造的な問題を解決するために策定されたものです。農林水産省ホームページで説明動画を公開しています。ぜひご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/nougyo_kyousou_ryoku/index.html
1【ひとこと】
★「農村RMO」って何?
総括農政推進官 谷 淳吉
農村地域では、担い手不足による農業の衰退に加え、商店の撤退、公共交通機関の縮小などにより、人口減少に拍車がかかっています。
そのような中、農家、非農家が一体となり、農林漁業等の産業振興や生活の支援等の様々な活動を行うための組織を立ち上げ、地域活性化を図りつつ、地域コミュニティを維持する取組を行っているところがあります。これが地域運営組織=農村RMOです。
このような農村RMOが、人口減少でお困りの地域で形成・設立される一助になれば幸いと思っております。
なお、農村RMOに対する支援は農林水産省だけではなく、総務省、厚労省、内閣府、国交省も様々な支援策を打ち出しています。
2【お知らせ】
★令和3年度農林水産関係補正予算の概要について
農林水産省は、令和3年度農林水産関係補正予算の概要を取りまとめました。
令和3年度農林水産関係補正予算については、令和3年11月26日閣議決定されました。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/yosan/211126.html
★令和4年度農林水産予算概算要求の概要について
農林水産省は、令和3年8月31日、令和4年度農林水産予算概算要求を取りまとめました。
今回は、「生産基盤の強化と経営所得安定対策の着実な実施」、「5兆円目標の実現に向けた農林水産物・食品の輸出力強化、食品産業の強化」、「環境負荷軽減に資する『みどりの食料システム戦略』の実現に向けた政策の推進」など、9項目を重点事項として要求しています。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/budget/r4yokyu.html
★「みどりの食料システム戦略」を策定しました
我が国の食料・農林水産業は、大規模自然災害、地球温暖化、生産者の減少等による生産基盤の脆弱化、地域コミュニティの衰退、新型コロナを契機とした生産・消費の変化などの課題に直面しており、将来にわたって食料の安定供給を図るためには、それらの課題も見据えた農林水産行政を推進していく必要があります。
このため、農林水産省では、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を策定しました。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/index.html#sakutei
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)みどりの食料システム戦略説明動画
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/video.html
★高病原性鳥インフルエンザの発生に伴う監視体制の強化について
今シーズンの家きんの高病原性鳥インフルエンザの発生につきましては、令和3年11月10日に秋田県の採卵鶏農場で確認されて以降、鹿児島県で11月13日に国内2例目、11月15日に国内3例目が兵庫県で4例目が確認されました。同病は、昨年も11月以降、管内5県を含め全国で多数発生しています。
このため、家畜飼養者の皆様におかれましては、徹底した消毒と野生動物等の侵入防止に努めるなど、飼養衛生管理基準の遵守をお願いします。
なお、万が一、飼養する家畜に異常を見つけた場合には、直ちに最寄りの家畜保健衛生所に連絡してください。
(詳しくはこちら)(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/anzen/inf/index.html
★豚熱の発生に伴う監視体制の強化について
令和3年11月26日現在、15県の飼養農場において74例の豚熱の発生が確認されています。
また、豚熱については、発生原因の一つとされている野生イノシシ(陽性)が管内の近隣である兵庫県で発生したことに伴い、鳥取県、岡山県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県が、豚熱ワクチン接種推奨地域に設定されています。
豚飼養者の皆様におかれましては、徹底した飼養衛生管理と野生イノシシ等の侵入防止に努めるなど、飼養衛生管理基準の遵守をお願いします。
なお、万が一、飼養する豚に異常を発見した場合には、直ちに最寄りの家畜保健衛生所に連絡してください。
(詳しくはこちら)(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/anzen/kobetsu/butanetsu_jouhou.html
★農業・農村への理解の醸成を目指す新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」をスタート
農林水産省は、「食料・農業・農村基本計画」に基づき、食と農のつながりの深化に着目した新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を開始しました。
我が国では食の外部化・簡便化が進む一方、食と農との距離が遠くなり、農業や農村に対する国民の意識・関心は薄れています。
食についても新たな生活様式を模索する今、これからの日本の、自分たちの食を確かなものとしていくためには、消費者と生産者が一体となって自分たちの課題と捉え、行動変容に繋げていくことが必要です。
今回の取組は、時代の変化に対応し日本各地の食を支えてきた農林漁業者・食品事業者の努力や創意工夫について消費者の理解を深め、良いところは伸ばし変えるべきことを変え新しいことにもチャレンジする取組を応援する、新しい国民運動です。
今後、様々なメディアやシンポジウム等を通じて、全国各地の農林漁業者等の取組、地域の食や農山漁村の魅力などを伝えることにより、国産の農林水産物や有機農産物の積極的な選択に向けた行動変容に繋がることを目指し、生産者団体や食品関連事業者等と連携した官民協働による取組を推進していきます。
(詳しくはこちら)(ニッポンフードシフトホームページ)
https://nippon-food-shift.maff.go.jp/
★農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう
農業は、自然災害による収入減少や市場価格の低下など、様々なリスクにさらされる産業です。
このようなリスクに対応して農業経営の安定を図る観点から、農林水産省では、農業経営収入保険制度を設け、平成31年1月から実施しています。
新型コロナウイルス感染症のような想定外のリスクも含めて幅広く補償される制度ですので、是非とも加入をご検討ください。ご加入やご質問につきましては、NOSAI香川までお問い合わせください。
(詳しくはこちら)(NOSAI香川ホームページ)
https://nosai-kagawa.jp/