香川ぴっぴ通信 第148号 2022(令和4)年2月16日 中国四国農政局香川県拠点
もくじ
- 1【ひとこと】
・どっちでも良い話?… 総括広域監視官 山形 和隆 - 2【お知らせ】
・消費税インボイス制度の周知のための説明会開催について
・令和3年度農林水産関係補正予算の概要について
・令和4年度農林水産予算概算決定の概要について
・「みどりの食料システム戦略」を策定しました
・YouTubeにおける「水田農業の未来を考える動画コンテンツ(第2弾)」の公開について
・高病原性鳥インフルエンザの発生に伴う監視体制の強化について
・農業・農村への理解の醸成を目指す新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」をスタート
・農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう
・「MAFFアプリ」のご利用をおすすめします
・玄米及び精米表示の見直し(年月旬表示の導入)について
・スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の被害防止対策について
・令和3年度「地産地消コーディネーター育成研修会」のインターネット動画配信について
・中国四国農政局輸出産地等支援プロジェクトチームの設置及び輸出産地サポーターの配置について
・中国四国「スマート農林水産統計」Ver2.1の公開について - 3【農業に関心がある、農業を始めたい方へ】
- 4【報道発表資料】
・農林水産省及び中国四国農政局 - 5【AFFクイズ】
- 6【コラム】
・私の自慢……行政専門員 矢木 光昭
~日本の農業、もっと強く。~
「農業競争力強化プログラム」は、農業者が自由に経営展開できる環境を整備するとともに、農業者の努力では解決できない構造的な問題を解決するために策定されたものです。農林水産省ホームページで説明動画を公開しています。ぜひご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/nougyo_kyousou_ryoku/index.html
1【ひとこと】
★どっちでも良い話?
総括広域監視官 山形 和隆
これまでも、本通信でお知らせしましたが、食品表示基準が改正され、令和4年4月1日から「新しい原料原産地表示制度」が完全施行になり、国内で製造された全ての加工食品(容器包装に入れて販売する食品)を対象に、最も多く使われた原材料の原産地表示が義務付けられます。
ただし、“全ての”といっても一部対象外となる加工食品があります。それは、この改正時点で他法令によりすでに原料原産地の表示が義務付けられていた加工食品です。
例えば、米菓やおにぎりなどの米加工品は、「米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律(米トレサ法)」に基づき、すでに原料米の産地情報の伝達が行われています。
「米菓」の表示例としては、「原材料名:うるち米(国産、アメリカ産)、植物油脂、砂糖・・・」のようになります。
また、「おにぎり」では、「原材料名:米飯(米(国産))、鮭、のり(国産)、食塩」のようになりますが、この表示例で何かお気づきでしょうか?「米」以外に「のり」にも産地が記載されていますよね。これは、今回の食品表示基準の改正で、個別品目の原産地表示対象となる原材料として、おにぎりに使用した「のり」が追加され、重量割合の順位にかかわらず原そうの原産地表示が義務付けられたためです。したがって「米」は米トレサ法、「のり」は食品表示基準に基づき表示されることとなります。
2つの法令が絡み複雑そうですが、消費者の方にとっては、原材料の原産地がどの法令によって表示されていようが、知りたい情報が得られれば良い話ですよね。
2【お知らせ】
★消費税インボイス制度の周知のための説明会開催について
令和5年10月1日から複数税率に対応した消費税の仕入税額控除の方式として、適格請求書等保存方式(インボイス制度)が導入されます。適格請求書等保存方式(インボイス制度)では、仕入税額の控除のための要件等が現行の制度と変わります。
農業関係者・流通事業者等の方々に制度を十分理解していただき、制度導入に向けての準備や対応を円滑に行っていただけるよう、説明会を開催します。
1 開催日時
1回目 令和4年3月4日(金曜日) 13時30分~15時00分
2回目 令和4年3月8日(火曜日) 13時30分~15時00分
3回目 令和4年3月10日(木曜日) 13時30分~15時00分
2 開催方法
オンライン(Webex)及び会場での視聴
※香川県拠点でご視聴できます。会場関係でそれぞれの開催日毎に20名までとさせていただいていますので、ご留意ください。先着順となります。
3 申込方法
以下の参加申込フォームからお申込みください。
(詳しくはこちら)(オンライン(Webex)参加を希望される方)
https://www.contactus.maff.go.jp/j/chushi/form/011_20220202_web.html
(詳しくはこちら)(会場での視聴を希望される方)
https://www.contactus.maff.go.jp/j/chushi/form/011_20220202_kaijo.html
★令和3年度農林水産関係補正予算の概要について
12月20日に令和3年度補正予算が成立しました。農林水産省関係では総額8,795億円となり、柱となる米需給対策である「米の需給及び価格の安定に向けた対策の実施」に904億円を確保しました。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/budget/r3hosei.html
★令和4年度農林水産予算概算決定の概要について
農林水産省は、令和4年度農林水産予算概算決定の概要を取りまとめました。今後、国会での審議が行われることとなります。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/budget/r4kettei.html
★「みどりの食料システム戦略」を策定しました
我が国の食料・農林水産業は、大規模自然災害、地球温暖化、生産者の減少等による生産基盤の脆弱化、地域コミュニティの衰退、新型コロナを契機とした生産・消費の変化などの課題に直面しており、将来にわたって食料の安定供給を図るためには、それらの課題も見据えた農林水産行政を推進していく必要があります。
このため、農林水産省では、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を策定しました。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/index.html#sakutei
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)みどりの食料システム戦略説明動画
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/video.html
★YouTubeにおける「水田農業の未来を考える動画コンテンツ(第2弾)」の公開について
農林水産省は、「水田農業の未来を考える動画コンテンツ(第2弾)」として、maffchannel(YouTube)により、新市場開拓に向けた水田リノベーション事業編の「生産者向け」及び「事業者向け」の2つの動画を公開しました。
第1弾の8つの動画と併せ、地域における産地づくりの話し合いの際などに是非ご活用ください。
(詳しくはこちら)(YouTube)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLMvvhD9xvwfk9GLcOvikBmJfpuEIv33RA
(詳しくはこちら)(第1弾の動画YouTube)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLMvvhD9xvwfnmJUFbTtWmICaMSWlO6cjC
★高病原性鳥インフルエンザの発生に伴う監視体制の強化について
今シーズンにおいては、飼養農場において、国内16例の高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されています。
家畜飼養者の皆様におかれましては、引き続き、徹底した消毒と野生動物等の侵入防止に努めるなど、飼養衛生管理基準の遵守をお願いします。
なお、万が一、飼養する家畜に異常を見つけた場合には、直ちに最寄りの家畜保健衛生所に連絡してください。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/220128.html