香川ぴっぴ通信 第151号 2022(令和4)年4月1日 中国四国農政局香川県拠点
もくじ
- 1【ひとこと】
・農業に関する知識・経理事務等のスキルを統計調査に活かしてみませんか。… 総括統計専門官 樋野 克浩 - 2【お知らせ】
・「ウクライナ情勢に関する農林水産業・食品関連産業事業者向け相談窓口」の設置について
・農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律案について
・「食生活・ライフスタイル調査~令和3年度~」の結果公表について
・令和4年春の農作業安全確認運動の展開について
・サツマイモ基腐病(もとぐされびょう)のまん延防止について
・令和3年度農林水産関係補正予算の概要について
・令和4年度農林水産予算の概要について
・「みどりの食料システム戦略」を策定しました
・YouTubeにおける「水田農業の未来を考える動画コンテンツ(第2弾)」の公開について
・高病原性鳥インフルエンザの発生に伴う監視体制の強化について
・農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう
・「MAFFアプリ」のご利用をおすすめします
・中国四国農政局輸出産地等支援プロジェクトチームの設置及び輸出産地サポーターの配置について - 3【ディスカバー農山漁村(むら)の宝】
- 4【報道発表資料】
・農林水産省及び中国四国農政局 - 5【AFFクイズ】
- 6【コラム】
”超”てまえどり……農政推進官 松家 智幸
~日本の農業、もっと強く。~
「農業競争力強化プログラム」は、農業者が自由に経営展開できる環境を整備するとともに、農業者の努力では解決できない構造的な問題を解決するために策定されたものです。農林水産省ホームページで説明動画を公開しています。ぜひご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/nougyo_kyousou_ryoku/index.html
1【ひとこと】
★農業に関する知識・経理事務等のスキルを統計調査に活かしてみませんか。
総括統計専門官 樋野 克浩
農林水産省が実施する一部の統計調査においては、一般の方を調査員等として任命して調査を実施しています。
調査員等が実施した農林水産統計調査の結果は、国民に対する食料の安定的供給、農林水産業の振興、農山漁村の活性化を図るために、各種施策の企画、立案などに利用されています。募集内容は次のとおりです。
あなたの農業に関する知識・経理事務等のスキルを活かしてみませんか。
「専門調査員」
農林漁家の経営状況などを把握する「経営統計」、農作物の生産状況などを把握する「生産統計」の二種類あり、それぞれの調査対象(経営統計では農林漁家、生産統計では田や畑など)に対して調査を行い、その実態(データ)の収集、整理、取りまとめを行う役割を担います。専門調査員には、調査に必要な専門知識及び能力が求められます。
「統計調査員及び調査補助者」
統計調査員は、調査対象を訪問して(ア)田や畑を対象とした調査であれば、その状況を調査票に取りまとめ、(イ)農家等を対象とした調査であれば、調査票の配布、回収、内容の審査を行います。
調査補助者は、田や畑などの現地で、職員が行う実測調査の記録などの補助的な業務を行います。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/tokei/tyousain_bosyu.html
2【お知らせ】
★「ウクライナ情勢に関する農林水産業・食品関連産業事業者向け相談窓口」の設置について
ロシアやウクライナとの農林水産物や食品の貿易など、我が国の農林水産業や食料供給への影響を不安視する声が高まっています。このため、農林水産省では、農林水産業や食品関連産業等の事業者向けに「ウクライナ情勢に関する相談窓口」を設置し、燃油高騰対策や中小事業者向けの資金繰りの支援などの情報発信を強化していきます。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/sodan.html
★農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律案について
農業者の減少の加速化が見込まれる中、生産の効率化やスマート農業の展開等を通じた農業の成長産業化に向け、分散錯圃の状況を解消し、農地の集約化等を進めるとともに、人の確保・育成を図る措置を講ずることが必要であることから、3月8日に農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律案が閣議決定されました。
法案では、地域の農業者等による話し合いを踏まえ、将来の農業の在り方等を定めた地域計画の策定や、地域計画の達成に向けた農地の集約化等の推進への支援等の措置を講じることとしています。「第208回国会(令和4年 常会)提出法律案」に概要、要綱、案文、理由、新旧対照表、参照条文が掲載されています。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/law/bill/208/index.html
★「食生活・ライフスタイル調査~令和3年度~」の結果公表について
農林水産省では、食と環境を支える農業・農村への国民の理解を醸成するため、令和3年度より、食と農のつながりの深化に着目した新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を展開しています。
この運動の一環として、消費者の日常の消費行動や、食や農に対する意識、普段の食事の実態等を把握することを目的とした「食生活・ライフスタイル調査~令和3年度~」を実施しました。調査の結果を公表しておりますので是非ご覧ください。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/anpo/220310.html
(詳しくはこちら)(ニッポンフードシフトホームページ)
https://nippon-food-shift.maff.go.jp/
★令和4年春の農作業安全確認運動の展開について
近年、農業者数が減少する中、農作業死亡事故者数は年間300人前後で推移しており相対的に増加傾向にあることから、事故件数を減少させることが喫緊の課題となっており、農作業事故防止に向けた対策の強化を図る必要があります。
このため、春作業が行われる3~5月を重点期間として、全国の関係機関の協力の下、春の農作業安全確認運動を実施します。
令和4年春のテーマ「しめよう!シートベルト」
・運動期間:令和4年3月1日~5月31日(3ヵ月間)
・主な取組内容(春の運動の展開方針)
(1)農業者への声かけ運動
農業者が集まる講習会、座談会、イベントだけでなく、日常的な活動等においても、農業者を取り巻く地域の方々から農業者に対して、乗用型トラクター運転時のシートベルト装着を呼びかける。
参画団体:地方公共団体、JA、農業機械メーカー、その他農業関係団体
(2)研修を通じたシートベルト装着効果等の理解増進
農業者を対象とした「農作業安全に関する研修」を開催し、農業者に対して、乗用型トラクター運転時のシートベルト装着の効果等について周知を徹底する。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)令和4年春の農作業安全確認運動について
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/#全国農作業安全確認運動
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)令和2年の農作業死亡事故について
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/sizai/220215.html
★サツマイモ基腐病(もとぐされびょう)のまん延防止について
サツマイモ基腐病は、カビの一種で、サツマイモの茎を枯らし、いもを腐敗させます。近年、中国四国管内でも本病が散見されています。
本病のまん延を防ぐため、植え付け時期に基腐病菌をほ場に持ち込まない対策として、(1)健全な種いも・苗の確保、(2)種いも・苗の適切な消毒、(3)ほ場で使った用具等の洗浄を実施しましょう。
疑わしい株を見つけた場合は、最寄りの病害虫防除所等に相談してください。
(詳しくはこちら)(九州農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/kyusyu/syohianzen/nouchiku/pdf/syokubou-1.pdf(PDF:465KB)
★令和3年度農林水産関係補正予算の概要について
令和3年12月20日に令和3年度補正予算が成立しました。農林水産省関係では総額8,795億円となり、柱となる米需給対策である「米の需給及び価格の安定に向けた対策の実施」に904億円を確保しました。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/budget/r3hosei.html
★令和4年度農林水産予算の概要について
令和4年3月22日に令和4年度の政府予算が成立しました。農林水産関係は総額2兆2,777億円となりました。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/budget/r4kettei.html
★「みどりの食料システム戦略」を策定しました
我が国の食料・農林水産業は、大規模自然災害、地球温暖化、生産者の減少等による生産基盤の脆弱化、地域コミュニティの衰退、新型コロナを契機とした生産・消費の変化などの課題に直面しており、将来にわたって食料の安定供給を図るためには、それらの課題も見据えた農林水産行政を推進していく必要があります。
このため、農林水産省では、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を策定しました。
・現場への普及が期待される技術を取りまとめた「みどりの食料システム戦略」技術カタログについては、こちらをご覧ください。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/catalog.html
・「令和3年度補正予算・令和4年度当初予算案の概要(みどりの食料システム戦略)」については、こちらをご覧ください。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)(全体版)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/attach/pdf/index-78.pdf (PDF:3,318KB)
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)(分割版1)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/attach/pdf/index-79.pdf(PDF:1,899KB)
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)(分割版2)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/attach/pdf/index-80.pdf(PDF:1,706KB)
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)(分割版3)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/attach/pdf/index-81.pdf(PDF:1,823KB)
★YouTubeにおける「水田農業の未来を考える動画コンテンツ(第2弾)」の公開について
農林水産省は、「水田農業の未来を考える動画コンテンツ(第2弾)」として、maffchannel(YouTube)により、新市場開拓に向けた水田リノベーション事業編の「生産者向け」及び「事業者向け」の2つの動画を公開しました。
第1弾の8つの動画と併せ、地域における産地づくりの話し合いの際などに是非ご活用ください。
(詳しくはこちら)(YouTube)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLMvvhD9xvwfk9GLcOvikBmJfpuEIv33RA
(詳しくはこちら)(第1弾の動画YouTube)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLMvvhD9xvwfnmJUFbTtWmICaMSWlO6cjC
★高病原性鳥インフルエンザの発生に伴う監視体制の強化について
今シーズンにおいては、飼養農場において、国内17例の高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されています。
家畜飼養者の皆様におかれましては、引き続き、徹底した消毒と野生動物等の侵入防止に努めるなど、飼養衛生管理基準の遵守をお願いします。
なお、万が一、飼養する家畜に異常を見つけた場合には、直ちに最寄りの家畜保健衛生所に連絡してください。
(詳しくはこちら)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/220325_3.html
★農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう
農業は、自然災害による収入減少や市場価格の低下など、様々なリスクにさらされる産業です。
このようなリスクに対応して農業経営の安定を図る観点から、農林水産省では、農業経営収入保険制度を設け、平成31年1月から実施しています。
新型コロナウイルス感染症のような想定外のリスクも含めて幅広く補償される制度ですので、是非とも加入をご検討ください。ご加入やご質問につきましては、NOSAI香川までお問い合わせください。
(詳しくはこちら)(NOSAI香川ホームページ)
https://nosai-kagawa.jp/