香川ぴっぴ通信 第158号 2022(令和4)年7月19日 中国四国農政局香川県拠点
もくじ
- 1【ひとこと】
・食品ロス量が推計開始以来、最少になりました……総括農政業務管理官 秋永 章光 - 2【お知らせ】
・「ウクライナ情勢に関する農林水産業・食品関連産業事業者向け相談窓口」の設置について
・「令和4年度病害虫発生予報第4号」について
・夏休みに食や農林水産業について学べるオンラインプログラム 「マフ塾」の公開について
・「ペレット堆肥活用促進のための技術開発・実証」及び「スマート農業技術活用支援事業」の公募が開始されました
・農業経営支援策活用カタログ2022を作成しました
・中国四国「スマート農林水産統計」Ver2.2を公開しました
・「自然災害等のリスクに備えるためのチェックリスト」と「農業版BCP(事業継続計画書)」について
・「みどりの食料システム戦略」の解説動画の作成について
・農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう
・農業・農村への理解の醸成を目指す新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を開催中 - 3【ディスカバー農山漁村(むら)の宝】
- 4【報道発表資料】
・農林水産省及び中国四国農政局 - 5【AFFクイズ】
- 6【コラム】
・暑い夏の日々に思うこと……地方参事官 小野寺 慎司
~日本の農業、もっと強く。~
「農業競争力強化プログラム」は、農業者が自由に経営展開できる環境を整備するとともに、農業者の努力では解決できない構造的な問題を解決するために策定されたものです。農林水産省ホームページで説明動画を公開しています。ぜひご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/nougyo_kyousou_ryoku/index.html
1【ひとこと】
★食品ロス量が推計開始以来、最少になりました
総括農政業務管理官 秋永 章光
「食品ロス」とは、本来食べられるにもかかわらず捨てられている食品です。食品ロスについては、その削減がSDGsにも位置付けられるなど、今や世界的な課題になっています。
農林水産省及び環境省は、食品ロス削減の取組を進めるため、国内の食品ロス量の推計を行い、公表しています。
令和2年度の食品ロス量は522万トン(前年度比▲48万トン)となりました。このうち、食品関連事業者から発生する事業系食品ロス量は275万トン(前年度比▲34万トン)、家庭から発生する家庭系食品ロス量は247万トン(前年度比▲14万トン)です。推計を開始した平成24年度以降で最少となりました。減少理由は、食品事業者からの聞き取りによると、新型コロナ感染拡大による需要減が大きく影響しているものの、値引き販売や需要予測の精緻化といった食品ロス削減に向けた企業側の努力も相当程度貢献しているとのことでありました。
農林水産省は、今後とも事業者や消費者、地方公共団体、関係省庁とも連携し、一層の食品ロス削減のための取組を進めてまいります。
「食べ物に、もったいないを、もういちど。」食品ロスの一層の削減に向け、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
2【お知らせ】
★「ウクライナ情勢に関する農林水産業・食品関連産業事業者向け相談窓口」の設置について
ロシアやウクライナとの農林水産物や食品の貿易など、我が国の農林水産業や食料供給への影響を不安視する声が高まっています。このため、農林水産省では、農林水産業や食品関連産業等の事業者向けに「ウクライナ情勢に関する相談窓口」を設置し、燃油高騰対策や中小事業者向けの資金繰りの支援などの情報発信を強化していきます。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/sodan.html
★「令和4年度病害虫発生予報第4号」について
令和4年7月6日、農林水産省は「令和4年度病害虫発生予報第4号」を発表しました。
果樹において、果樹カメムシ類の発生が四国の一部の地域で多くなると予想されています。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/syokubo/220706.html
★夏休みに食や農林水産業について学べるオンラインプログラム 「マフ塾」の公開について
農林水産省では、夏休みに食や農林水産業について学べる特設Webサイト「マフ塾」を公開中です。
小学生から大人まで楽しめる学習ドリルなど、全国どこからでも農・林・水を学べる37のコンテンツをご用意しております。
ぜひ奮ってご参加ください!
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kids/kodomo_kasumi/2022/index.html
★「ペレット堆肥活用促進のための技術開発・実証」及び「スマート農業技術活用支援事業」の公募が開始されました
農林水産省は、「ペレット堆肥活用促進のための技術開発・実証」及び「スマート農業技術活用支援事業」につきまして、事業実施主体である農研機構において、実証地区の公募を開始しました。
(1) 「ペレット堆肥活用促進のための技術開発・実証」について
ペレット堆肥の活用による広域的な耕畜連携を推進するため、原料堆肥を供給する畜産農家、ペレット化施設、耕種農家との間での効率的な製造・物流システムの構築や、ペレット堆肥の帰り荷として用いる敷料探索等、現場での技術開発・実証を公募いたします。
公募期間は7月27日(水曜日)正午までとなっております。
・詳しくはこちら(農研機構ホームページ)
https://www.naro.go.jp/project/research_activities/laboratory/naro/153846.html
<説明動画(YouTube)>
https://youtu.be/oZKhALFPRXA
(2) 「スマート農業技術活用産地支援事業」について
『スマート農業技術の導入を検討しているが、どのような技術の組合せが経営改善につながるのか分からない』、『既にスマート農業技術を導入しているが、面積拡大や収量増加につながっていない』。そんな悩み・課題を抱えている産地等が、スマート農業技術を活用して成果を上げている「スマート農業実証プロジェクト」の参加者たちの指導を受けて、悩み・課題を解決する取組をサポートします!
公募期間は7月27日(水曜日)正午までとなっております。
・詳しくはこちら(農研機構ホームページ)
https://www.naro.go.jp/project/research_activities/laboratory/naro/153812.html
<説明動画(YouTube)>
https://youtu.be/CTAkdPPQo-A
★農業経営支援策活用カタログ2022を作成しました
農林水産省では、農業を営まれる方の経営発展に役立つ様々な支援策をご用意していますが、「どのような支援策があるのかよく分からない」等のお声をいただくこともあることから、様々な支援策をとりまとめたカタログを作成しました。
是非、ご活用ください。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kobetu_ninaite/n_pamph/180529.html
★中国四国「スマート農林水産統計」Ver2.2を公開しました
中国四国農政局は、統計データの携行利用に便利な資料集として、ホームページに掲載中の中国四国「スマート農林水産統計」を更新しました。
この度の更新では、農業、林業、漁業産出額と生産農業所得、耕地利用率(作付(栽培)延べ面積/耕地面積)などを収録しましたので、是非ご活用ください。
・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/info/smart.html
★「自然災害等のリスクに備えるためのチェックリスト」と「農業版BCP(事業継続計画書)」について
台風の影響で、大雨、洪水、暴風、高潮などの災害が発生しやすい季節となりました。
農林水産省では、農業者が自ら自然災害等への備えに取り組みやすくなるよう、「自然災害等のリスクに備えるためのチェックリスト」と「農業版BCP(事業継続計画書)」をホームページに掲載しています。
積極的にご活用いただき、今後の自然災害等への備えを進めていきましょう。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/keiei/maff_bcp.html
★「みどりの食料システム戦略」の解説動画の作成について
農林水産省では、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を策定しました。
今般、「みどりの食料システム戦略」の目的・概念を分かりやすく解説した動画を作成しましたので、ご覧ください。
・(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=aMJmHVyGmyY
・現場への普及が期待される技術を取りまとめた「みどりの食料システム戦略」技術カタログについては、こちらをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/catalog.html
★農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう
農業は、自然災害による収入減少や市場価格の低下など、様々なリスクにさらされる産業です。
このようなリスクに対応して農業経営の安定を図る観点から、農林水産省では、農業経営収入保険制度を設け、平成31年1月から実施しています。
新型コロナウイルス感染症のような想定外のリスクも含めて幅広く補償される制度ですので、是非とも加入をご検討ください。ご加入やご質問につきましては、NOSAI香川までお問い合わせください。
・詳しくはこちら(NOSAI香川ホームページ)
http://nosai-kagawa.jp/
★農業・農村への理解の醸成を目指す新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を開催中
農林水産省は、「食料・農業・農村基本計画」に基づき、食と農のつながりの深化に着目した新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を開催中です。
・詳しくはこちら(ニッポンフードシフトホームページ)
https://nippon-food-shift.maff.go.jp/
3【ディスカバー農山漁村(むら)の宝】
農林水産省は、「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」として、「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現のため、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより地域の活性化や所得向上に取り組んでいる優良な事例を選定し、全国に発信する取組を行っています。
この度、「ディスカバー農山漁村(むら)の宝アワード」(第9回選定)として、地域の活性化や所得向上に取り組んでいる事例の募集を行います。
選定された地区に対しては、選定証が授与されるほか、全国選定に選ばれると、首相官邸での表彰や交流会に参加することになります。また、「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」特設Webサイトでの活動の紹介などを通じて、全国的に情報が発信されますので奮って応募ください。
応募締切:令和4年8月26日(金曜日)
・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/shinko/220616.html
4【報道発表資料】
★農林水産省の報道発表
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/index.html
★中国四国農政局の報道発表
・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/index.html
5【AFFクイズ】
★今回のクイズは、香川県の地名に関することを出題します。
これは香川県のある地名ですが、何と読むでしょう。
「小村」
(1) こむら (2) おむら (3) おもれ
(解答は次号)
★前回のクイズは、「「香川用水は、香川県一円の農地や都市に水を供給しています。この香川用水には、吉野川から取り入れた水を貯留し、渇水時等に香川県の水道用水として利用するため建設された調整池がありますが、三豊市にあるこの調整池は、なんと呼ばれているでしょう」でした。おわかりになったでしょうか。
正解は、(2)宝山湖でした。宝山湖は2008年に完成しました。今年は渇水の影響で2013年以来9年ぶりに香川用水への放流が行われました。
6【コラム】
★暑い夏の日々に思うこと
暑い日が続きますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。屋外か屋内かにかかわらず、熱中症にはくれぐれも御注意ください。喉が渇いていなくとも、30分おきとか、定期的に水分を補給していただくようお願いします。
それにしても、昨年は長い梅雨でしたが、今年は一転して15日間という大変短い梅雨でした。また、梅雨が6月に明けた途端に夏本番のような暑さが続きましたね。香川県では水不足が問題となっており、農業への今後の影響が心配されるところです。
くわえて、肥料や飼料、食品の原材料などにかかる価格高騰が続いています。
また、新型コロナウイルスの新規感染者も増加傾向にあります。
心配の種は尽きませんが、農畜産業、食品産業、地域振興などでお困りの事がございましたら、お気軽に御相談いただければ幸いです。
話は変わって、以前も私の趣味であるジョギングのお話をしましたが、最近は暑くて全然目標を達成できていません。目標は20~30キロメートルの「完走」なのですが、最近は 5キロメートル(約30分)程度毎に、水分を補給しつつ、休憩を十分(過ぎるほど)に取りながら、15キロメートル程度で終了しています。夏の暑さの下では、これぐらいが私の体力と気力の限界のような気がしています。
それに引き換え、令和4年という年は、あっと言う間に折り返し地点を通過してしまいました。残り半分の日々も充実したものとなるよう、これまで以上に1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。
地方参事官 小野寺 慎司
◆香川県拠点ホームページURL(ぴっぴ通信バックナンバー掲載)
https://www.maff.go.jp/chushi/nousei/kagawa/index.html
◆Facebookページ農水省・農業経営者net
https://www.facebook.com/nogyokeiei
◆農業競争力強化プログラム
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/nougyo_kyousou_ryoku/index.html
◆農業保険(収入保険・農業共済)
https://www.maff.go.jp/j/keiei/nogyohoken/index.html
◆香川県拠点お問い合わせ窓口
https://www.contactus.maff.go.jp/j/chushi/form/161205_3.html
◆配信停止等の手続き
登録情報の変更、配信を解除されたい方は、メールにより連絡をお願いします。
(「配信解除」等と入力のうえ、送信してください。)
E-mail:kagawa_merumaga(アットマーク)maff.go.jp
注)迷惑メール対策のため「@」を「(アットマーク)」と表記しています。送信の際には「@」に変更して下さい。
◆発信者
〒760-0019 高松市サンポート3番33号
中国四国農政局 香川県拠点地方参事官室
TEL:087-883-6500(地方参事官ホットライン)
FAX:087-883-6504
E-mail:kagawa_merumaga(アットマーク)maff.go.jp
注)迷惑メール対策のため「@」を「(アットマーク)」と表記しています。送信の際には「@」に変更して下さい。
お問合せ先
香川県拠点 地方参事官室
電話:087-883-6500
FAX:087-883-6504